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文章だけで人を判断されるという現実

最近、気づいたこと。
わたし、昔は人をよく褒めていた。いまも、褒める人は褒めますが、素敵だと思っても全員は褒めていない。

デパートの店員で褒める仕事をしていたので、心で何を思っていても褒めることは出来てしまう。

そして、褒めても全員が喜ぶわけではない。

褒めることで人間関係が円滑になるとは限らない。
褒めて欲しい人は褒めてくれる場所へお金を払って行くし、褒められたくない人はそこへ行かない。

いまは、店員でも声をかけて欲しくないお客様が多いので、褒めるスキルはあまり必要なくなっている。むしろ黙ってないといけない。

一方、ネットでは、褒めた方がいい。相手がどんな人かわからないので、褒める文章の方が入りやすい。実際のコミュニケーションより過剰に褒める方がいいように感じている。

わたしの文章は、実際のわたしと違ってかなり辛口です。
以前はそれでも普通に会話が出来ていましたが、SNS時代になってから、褒めないと人が寄り付かなくなった。

SNSのビュー数など特に気にしていなかったが、ネットショップを開いた頃から、周囲にもっと媚びろ褒めろと言われるようになってしまった。

わたしの頭の中は混乱した。
なにせ、元プロなのだ。口でなら、すぐに言える。しかし、文章でしか表現できない場所では、お前は人が呼べないとか、まるで現実でも人を褒めないかのように言われてしまうのだ。

以前も書きましたが、わたしは自分の感情を書くということが、生まれつきまったくできませんでした。学校で教えてもらい、やっと書けるようにはなりましたが、人並み以下なのは間違いないです。つまり、文章界ではわたしは「不自由な人」。

以前はこれで人と繋がっていたので、いきなり「お前の文はダメ」と言われても頭がついていかない。

というか、いきなり人をゼロ扱いするひと、最近多くないか?

ゼロか百かしかない、っていう考えをしている人は、メンタルの世界では病気です。

だから最近、病院がめちゃくちゃ混んでるのか。いつも2時間待ちなんだけど。

実際の人間へのネットの影響は大きいと聞いている。ネット酷評されて自死を選ぶ人がいるのだから、丁寧な言葉を使って褒める必要があるのだろう。

文章を丁寧に書かないと、ふさわしい人に刺さらないとは思いますが、どんな文を書いても非難する人はいますし、バズったり刺さる文を書ける人は、パクられるという悩みがあるという。

それに、自分のペースを超える程書いたり褒めたりしながら、ショップに大量に商品を並べる程作品を作るは、同時には出来ません。

わたしの仕事はハンドメイド人形。書くのも作るのも、わたし一人。大量に商品を作っている方は外注してたり、チームで作っていると聞きます。

つまり、それはわたしの仕事ではない。

わたしの仕事は、わたしにしか作れない子を作ること。それが出来ないのに、文章が完璧では身も蓋もない。

インスタやTwitterに自分の新作がないのに毎日シェアしてたら、フォロワーさんは離れていきます。こちらの世界は、新作ありきなので、作品も作らず過去作ばかり載せるという、他の世界で使う手は使えません。

SNSを見ているのは、ほとんど同業者なのです。だから、バズっても売れないという現象が起きる。

お客様は検索で来る方がほとんど。SNSが動線にはなっていなくて、ファンになってくれてはじめて、ブログやSNSを見ると聞いています。

なので、丁寧な言葉は必要かとは思いますが、そもそも未来のお客様が読んでいない。よく「SNSで集客して」って言葉を聞くのですが、読む方が同業者が大半の現状では、確実に喜ばれる「新作についての投稿」以外を投稿するのは、危険だ。(例えば、作品がこんなに売れました、と投稿して同業者はいいとは思わないでしょう)

ビジネス的に考えるなら、作品を作るペースを上げる以外にわたしの成功への道はない。

自分の道筋も立場もわかっているが、理解してくれる人はとても少ない。
SNSのルールを守れ的な、指摘ばかり言われてますが、わたしの道を歩くことを邪魔しているように感じているのです。

多大なプレッシャーのかかるネット社会だけど、ネット社会が出来たからこそ、ショップ委託が出来ないわたしでも、自分の作品をお客様に届けるという、夢がかなった。
だから、この世界から離れるという選択肢はない。

それと、わたしの文章に対して不快といっている人の大半は、わたしのお客様ではなく、活動にも興味がない。

noteで文章を書くことをはじめたのは、最初は自分の活動を広めるためでしたが、あまりにも誰も読んでくれないため、途中で方針を変えました。
ただ、文章が稚拙だったのと、本当のことは書いてはいけないというネット界の暗黙のルールを破ってしまった。
さらに、作家のイメージダウンだと指摘する人が現れる。

わたしはnoteを書くべきではないのだろうか。
いまは、SNSとnoteのリンクはしていませんが、簡単にたどり着けているようだ。記事自体はかなり読まれているため、検索上位に上がってしまっているのかもしれない。
ブランドイメージに傷がつくのなら、一番簡単なのは記事を書くのをやめることだ。でも、note記事を書くのは楽しい。

どうすればいいんだ。。

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