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アンコール王朝2(10-11世紀) スールヤヴァルマン2世

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2023年5月の記事一覧

【遺跡探訪36】アンコールワットとトムの間の小さな遺跡たち(Prasat Bei etc.)

【遺跡探訪36】アンコールワットとトムの間の小さな遺跡たち(Prasat Bei etc.)

こんにちは。一週間前くらいから雨季に入ったシェムリアップ、昨夜も夜中に雨が降っていたようです。今回は、道順としては行きやすいにもかかわらず素通りしていた、アンコールワットとアンコールトムの間にいくつかある目立たない遺跡を周ってみました。

雨季の晴れ間は空気が澄んでいます雨季の空気は綺麗です。遠くまではっきりと見えます。アンコールワット外濠はここ数日の雨で水嵩が増しているよう。

別の角度から外濠

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【遺跡探訪32】建立400年後にひっそり彫られたアユタヤ風レリーフ(アンコールワット 12世紀/16世紀)

【遺跡探訪32】建立400年後にひっそり彫られたアユタヤ風レリーフ(アンコールワット 12世紀/16世紀)

先日、上智大学アジア人材養成研究センターにて修復に関わった方のセミナーに参加して以来、修復の第一人者であった石澤良昭先生の本を読んでいます。

そこで、アンコールワットの章のこちらを読んで衝撃を受けました。

アンコールワットで、第一回廊の東面の北寄りと北面は、一般的な順路には入っていません。私もアンコールワットは10回くらい訪れていますが、西から入り南面から時計回りに半周して第二回廊へ行くのがお

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【遺跡探訪31】森のサンクチュアリ、西プラサットトップ&東プラサットトップ(West/East Top)

【遺跡探訪31】森のサンクチュアリ、西プラサットトップ&東プラサットトップ(West/East Top)

5月4日、カンボジアはVisak Bocheaという仏誕節で祝日でした。この日早く起きることができたので、6:00出発でアンコールトムに向かいました。

早朝のアンコールワットこの前の日曜日に比べたら人が少ないです。しかし、ここでコロナ後初めて日本人団体観光客を見かけました。おそらく日の出を見に行ったのだと思います。そういえば、今はゴールデンウィークなのでした。

バクセイチャムクロンを通ります。

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【遺跡探訪29】ベトナムからの友人と連休のアンコールワット

【遺跡探訪29】ベトナムからの友人と連休のアンコールワット

4月の終わりから5月の初めにかけて、ベトナムは南部解放記念日(サイゴン陥落の日)とメーデーで今年は5連休、カンボジアもメーデーと土日がうまく繋がり3連休でした。この連休を使って、ホーチミンの友人一家がバスで丸1日かけてシェムリアップまで来てくれました。

ベトナムからの激安ツアーも友人は個人旅行でしたが、ホーチミンからローカル向けアンコールワット激安ツアーがあるらしく、500万ドン(200ドルくら

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