買い物_note

ガガ様の付け爪は130万。モノの価値を決めるのは愛と思い出

私が愛するのは、思い出なのよ。

おみやげって、思い出が詰まっているから楽しめるの。
「ものに罪はない」って言う人もいるけど、私は残るものに意味を見出す思い出が好き。

他の人にはガムを捨てるためにしか見えない紙切れは、慕っていた恩師からの手紙。
他にとっては使い道がわからないマリリン・モンローの缶ケースは、大好きな人が私を想って買ってくれた、私の存在意義を可視できるもの。

どんなにくだらないものでも構わないの。それに価値を見出すのが、私が与えられた使命だとも感じている。

人が育った環境は違う。同じように、ものにもひとつひとつ作られた背景やストーリーがある。見る角度を変えるだけで、何倍にも何十倍にもものの価値が変わって見える。

私の付け爪なんてただのゴミだけど、レディー・ガガがライブで落としたものは、130万もの値段がつけられる。いろんな気持ちが込められ、彼女に陶酔するファンにとってはこんな価値がつくものになる。130万円なんて、バレンシアガの最新のミニバッグが6個も買えちゃう値段。(しかもイタリア製のカーフスキン!ガガの爪はきっと合成樹脂でしょ?)すごく面白いことだと思わない?

なんとなく手に取ってしまったものは、きっとあなたとどこかバイブスがあったものなのよ。友達に何か共通点があるように。恋い焦がれるあの子に不思議な魅力を感じているように。

反対に、必要ないものに執着することはない。ものを粗末にするな、と固いことは言わない。あなたにとって必要がなくなっただけ。それは成長かもしれないし、衰えたのかもしれない。どちらにしても、先には進めない。

大切なのは、「あなたにとって」必要がなくなっただけ。先ほども言ったように、ものにはストーリーがある。他の誰かには、シンパシーを感じるかもしれない。

ものの価値を決めるのは、思い出なのではないかと感じたわ。
ずっと欲しかったと言っていたモノがあるけど、そのモノ自体が欲しかったわけではない。あなたと思い出が欲しかっただけなのかも。
それでもあなたが私を想って買ってくれたモノ。ちょっと足りないけれど、その愛だけを受け取っておくわ。

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