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ライターを続けるために、次のフェーズを考える。【ライターnote】

自分への憤り。なりたい自分に1つもなれていないような感覚。

ライター1年目があと数日で終わる今、なんだかとてもやりきれない気持ちになっている。

「1年目だし、仕方ない」、と思ったことはなかったし、初心者だからできないと決めつけないで歩いてきた。

実際にやってみることで、できたこともあったし、できないこともあった。その2つを知れたこともとても大きかったと思う。

でも、今なんだかやりきれていない。実際に仕事量が増えていることもあるけれど、仕事の分だけ、いろんな部分に意識が薄れている感じがする。

プライベートに近いものは削って、仕事を進めていて、それが幸せだと感じるときもあれば、それでも取りこぼしてしまったときは自分への憤りを感じる。すべてうまくいくわけなどないのに、ひどく自分に落胆してしまう。

今、なんだかネガティブなタームに入っている。

でも、そんな場合じゃなくて、私にはもっと発信していきたいことがある。

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その案件を続けるべきか。

最近、私の仕事のフェーズが変わったと感じている。ひとつずつにじっくり向き合う仕事が増えて、時間をかけて作り上げることで、やりがいを感じられている。

私のライター1年目のほとんどは、SEOを意識したリサーチ記事を書いてきて、時間との闘いだった。

同じWebライターでも1つの記事にかけるリサーチの時間は違うし、時間をかけるべき記事もあるのだけど、生活を成り立たせると考えるとどうしても駆け足での記事制作になっていた。

報酬の話をするのはナンセンスかもしれないけれど、例えば、1文字1円の単価で、1日5000文字しか書けなかったら、日給は5000円で、書くのに10時間かかったら時給は500円。30日毎日10時間ずつ書き続けても15万円にしかならない。年収にしたら180万円。

私は最初0.5円の継続案件をもらっていたのだけれど、時給で考えて気合いを入れて書いていた。今でも1日10000字くらい書ける自信はあるけど、それでも文字単価0.5円なら、日給は5000円。副業だとしても続ける気力がなくなるかもしれない。

今日、参加しているコミュニティのアーカイブ動画でライターを辞める人が多いという話を聞いた。先輩ライターさんが知り合ったライター仲間が、1年後には半分、辞めていたそう。

確かに、最初のフェーズのままで続けていたら仕事として成り立たせるのは至難の業。ただでさえ余裕がない毎日が続くし、そこにディレクターから厳しい赤字が入る。余裕があったら、まっすぐ受けとめられるものも、余裕がなければつらくなる一方だと思う。

本当にその案件を続けるべきなのか、立ち止まって考えてみてもいいかもしれない。

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仕事のフェーズを考える。

1年間、まわりのライターさんを見てきて思うことは、その人と案件との相性がいい場合は、初心者でも高単価案件で活躍できるということ。誤解を恐れずに言うと、文章がものすごく上手だからいい案件と巡り逢っているわけではないと思う。

もちろん上手だと確率は上がると思うけれど、初心者が高単価の案件を受注できないとは限らないと感じている。

今私は添削のお仕事で初心者ライターさん、編集のお仕事でベテランライターさんの文章を読んでいるのだけれど、ひとそれぞれカラーがあるし、それぞれに学びがある。

初心者しか書けない記事、ベテランしか書けない記事は絶対にある。

そのニーズをうまく受け取れたなら、初心者ライターにも相性のいい案件というものがあると思っている。

ひとそれぞれ、働きやすい働き方があるから、リサーチ記事だけを積み重ねるのが合っている人、取材中心が合っている人などそれぞれだと思う。

でもその中で、自分がやってみたいことにチャレンジしていくことで、何かが変わるかもしれない。

今の仕事をしながらでも、次の仕事のフェーズに目を向けて動き出したらもっと楽しく働けるはず。

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ライターを続けていくために。

まだ初心者だからなんて言っていたら、いつの間にか1年、2年と過ぎていくし、ライターで生計を立てるのをあきらめざるをえなくなるかもしれない。

もし一度あきらめても、形勢を立て直して戻ってくればいいと思うけれど、できれば今やれるだけやってみてほしいと思う。

初心者であることをマイナスにしたくない。常にファイティングポーズを取っていかないと、と思う。

1年目に吸収したことをかたちにして、2年目ライターとして発信していく。

私と同期くらいのライターさんやこれから増えていく後輩ライターさんが活躍できるヒントになることを、発信できるように。

どんなことにもくじけず、ライターを歩いて行きたい。なりたい自分になれるように。

それが、私の次のフェーズなのかもしれない。

そうだ、落ち込んでる場合じゃない。明日も一歩だけ、前へ進もう。

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