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寒い日に思い出した、暖かい気持ち。【ライターnote】
今日、福岡は雪が降っていた。
たまたま外出の仕事があって、家から徒歩15分くらいのところまで行くことになっていたので、できるだけ雪がやんでから向かおうと思って待っていたのだけれど、なかなかやまない。
だんだん焦れてきて、待っていても仕方ない!と、フードつきのダウンを着て部屋の外に出た。
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マンションの1階について、エレベーターを降りるとガラス越しに、雪が降っている様子が見える。どうやら風も強くて横なぐりに降っているようだった。風が強そうなのは、部屋の窓から見て知っていたので、かさは置いてきた。「よし!」と気合いを入れて、フードをかぶりながら雪の中を歩き出す。
風が強いから、かぶったフードを手で押さえながら前へ進む。すれ違う小学生たちは傘を差さずにうれしそうに空を見上げて笑っていた。そうか、今日から学校が始まっている。
歩き出してすぐは寒かったけれど、歩いているとだんだん慣れてくる。そのうち雪を観察する余裕も出てきたりして、歩道のアスファルトに落ちた雪のツブが風で転がりながら溶けていく。
それを見ながら歩いていたら、いつのまにか目的地に近づいていた。もういい歳なのだけれど、非日常の世界はいくつになっても楽しい。
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何店舗かを回る取材の仕事だったので、スマホで確認していると、他の仕事のディレクターさんから取材記事公開の連絡がきていた。
先月取材した沖縄の記事だった。店舗を回り終わって、近くのシェアオフィスについてから、公開された記事を読み返してみた。
どんなことを書いていたかな?と思いながら読み進めていたのだけれど、どんどん暖かい気候のことを思い出してきた。12月でもコートがいらないほど暖かくて、ハイビスカスが咲く場所。自分で体験して、文章にしたことで、とても鮮明に思い出すことができた。
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私が感じたことと100%同じこと伝えるのはとても難しいことだけど、少しでも同じ気持ちを味わってもらえていたらうれしい。そんな気持ちが湧いてきた。旅をするライターさんはこんな気持ちを味わえるんだなと、初めての経験にとても感激した。
そしてやっぱり、自分の記事って「もっとこうしたかった!」が出てくる。これはもう織り込み済みの気持ちなのだけれど。
ディレクションしてもらって、修正をしているのだけれど、時間が経ってみるともどかしくなる。もっと自分が感じたことを文章で伝えられるようなライターになりたい。そのために、どんどん書いて表現力を上げたい。そんな決意も湧いてきた。
とても寒い日に、暖かい気持ちになれた日。
自分のことも、アップデートしていきたいと素直に思えた、
いい天気の日だった。
ここまで読んでいだだき、ありがとうございました!もっとすてきな記事をお届けできるように、頑張ります!