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私が怒らない理由。

私は、基本的に感情にまかせて怒らない。というよりも怒らないようにしている。

「自分の怒りを信用していない」というのが、私の中では正しいのかもしれない。以前アドラー心理学の本で、怒りはコントロールできるという話を読んで、ストンと納得がいった気がした。

よくある例え話で、お母さんが子どもを怒っていて「なんでそんなことしたの!」怒鳴っている。そこに電話がかかってくると、機嫌良く「もしもし〜」と出られる、というものがある。この話を思い出す度に、怒りの正体は感情の爆発ではないと感じてしまう。

確かに「怒り」には強さがあって、怒りをあらわにした人には逆らいにくい。従った方がいいのかなと思ってしまう。特に会社の上司や、学校の先輩など、関係性が近い人だったらなおさら面倒なことは避けたくなる。

ただ、この部分に怒りの「裏」のような部分を感じてしまって、私自身は怒りを感じたときも、グッと押さえて多角的に考えるようになった。

怒らない店長

以前、私はアパレル販売の仕事をしていて、新卒2年目で店長になった。店舗数が増えて続けていた時期で、他のスタッフとは半年しか経験がかわらない状態でのスタート。

上手くいかないことも多くて、どうしたらいいのかもわからなくて、泣きそうになりながらも絶対に怒らないと決めて、ほとんど感情的にはならなかった。きっと見守ってくれたスタッフたちからは(いっぱいいっぱいだな)と思われていた気もするけど、(この状況をどうにかしていかいないと!私が怒っても解決しない!)という思いを持って、ほぼ怒っていなかったと思う。

怒ってしまうと、何も見えなくなってしまうから、感情がすれ違いやすくなるし、しなくてもいいこじれ方をしてしまうように感じる。(それも人間らしいのかもしれないけど)

何かスタッフに改善してほしいことがあったら、伝えることを意識して話し方とトーンを落ち着かせて、向き合って話せば大抵のことは解決できた。

もちろん「店長は怒ってなんぼ!」という考えもあるし、他の店長の話を聞いていてもあまりいないタイプだし、これはスタッフに恵まれていたということもあるかもしれない。それでも店長を8年間続けられたのだから、ひとつの正解となったと思っている。

怒りのアウトラインを思い浮かべる

もちろん私は感情豊かな人間なので、今でも仕事やプライベートで、(なんでそんな言い方するのかなぁ?)(わざわざ書かなくてもいいじゃん…)と思うこともある。

でも、まずは怒らないことを優先する。怒りがどの程度のものなのか客観的に見られるように、心の中で怒りのアウトラインを思い浮かべて、なぞってみる感覚だ。(ああ、このくらいの感じね)と大体の大きさをつかんで、一呼吸置いたら、できるだけ自分の考えたこと、感じたことを冷静に相手に伝える。

この辺はテクニカルな部分で、表情、声のトーン、強さなどでより相手に受け取ってもらいやすいカタチを目指す。まだまだ私は修行が足りないけど、常に平常心でいた方が視野が広いままだし、視野が広ければ他の場所を見て落ち着くことができると思う。

ただ、話しても伝わらないというケースもあるので、関係性を続けていきたい人を優先するという方法かなとは思っていたりする。

エスパー能力を活かす

実は私はエスパー的な部分があるので、だれかと話していると(あ、今相手はこういう感情で、こう言ってほしいんだろうな…)(次の話題になったけど、前の部分がひっかかってるみたい)という感じでわかるようになってきた。きっと、読んでくださっている方の中にも「わかるよ!」と共感してくれる人がいるかもしれない。

さっそくタネあかしになってしまうけど、エスパー能力の正体は想像力なのだと思う。相手のことを想像して、背景をくみ取る力。

今自分がムカついて(怒ってやろう!)と思った相手にも家族がいて、毎日を頑張って生きている。もし自分の家族が、同じような感情を向けられたらどうだろう。私は絶対に嫌だと思う。

ストレスが溜まってしまいそう…と思ったら、違うことに消化させる。怒りは他のパワーとしてカタチを変えるものなので、やる気に変化させることもできる。(私調べ)

だから、怒りそうになったら、思いっきり自分のためにそのパワーを使って、やりたいことをやろう!

怒りは忘れても大丈夫。前へ進む力として利用しちゃいませんか?

なんだか熱くなって長くなってしまいましたが、書きたいことは書けたので満足です!

それでは、また明日。

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