超短編📕不安な人が涙に変えても欲しいモノ
生きてきた時代が親とは違うから、心の病を分かろうと思ってはもらえなくて。
父はとにかく元気にさせようと、スーパーへ買い物に行くよう頼んでくる。
レジに並ぶのは逃げたくなるんだけど…。
僕を外に出そうとする時期が続いて。
それがとっても辛かった。何年続いたかな。
母は分かろうと不安障害の病名が書かれてある本を読んだりネットで調べていたりしていた。
でも僕はね?
本ではなく僕自身を見ていてほしかった。
本には基本的な事は書いてあるけど、
僕に全て当てはまる訳ではない…。
必ずプラスアルファで症状が出て来る。
同じ病気でも人それぞれ違うんだよ。
寂しかった。
それよりも一緒にいてほしい。
寄り添う優しさがほしいんだ。
無理なのかな?
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不安を抱えている方の代弁に、
ほんの少しでもなれていたら…と。
心の底から願います。