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「秘密、こっちを向いて」 − はじめます

右にある引き出しの、上から3番目。
そんな書き出しで文章をしたためたのは去年の春の終わり、だったと思う。

秘密:半透明のベールをかぶった、心をくすぐるなにか。言ったり言わなかったり、そのタイミングすらわからない。曖昧で甘酸っぱくて惑わされる。ときに理由もなく、あたたかい抱擁をくれるもの

この1年で目まぐるしく環境は変わり、感情も忙しく変化したけれど、わたしの中の「秘密」の定義は1年経ったいまでも変わらない。何年たってもaikoの秘密という曲を聞いて、切なくなることをやめられないわたしのままだし。

大事なものほど、うしろに隠して守りたい。なんてことを「右側、それか3番目」でも書いたけれど、いつまでも隠してはいられない。大事なものほど手離して、それでも自分のものであるということに価値がある、と今のわたしは思うから。

でもやっぱり照れくさい。ありのまますべてを出してしまったらどうなるんだろうなんて、不安という名の甘えを抱えて。

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4月になったらはじめよう、なんて思っていた有料のnoteを今はじめる理由は。「いつもなんだって、早いんだから」と言ってさよならをした過去から卒業するため。だったら全部早く行動しちゃって、「それでも笑って生きてるよ」と、わたしの中で証明するため。だから、

「秘密、こっちを向いて」

そんなタイトルで、有料マガジンをはじめます。買い切りのマガジンです。まだこのnoteしか追加されていませんが、これから1週間に1度ぐらいの頻度で更新していきます。もちろん、このnote単体でも買うことができます。実はすこし寂しがり屋のわたしに、ひっそりとお付き合いいただけると嬉しいです。

そしてこのnoteで、51本目になります。これを逃したら次は100、なんて思ってしまいそうなので、そんな言い訳もあわせて理由にしておきたい。

今日は、なぜこのタイトルにしたか。そして「わたしの中の好きって一体」というはなしをします。

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