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サバイバル・ウェディングから学ぶ、吉沢亮という王子様理論

白馬、王冠、素敵なお城、最高のエスコートに理想の演出……王子様という概念は人それぞれありますが、容易に想像できるのはディズニープリンセスと結ばれる王子様のような存在。

本の中のハピネス・ワンダフル・妄想ワールドに引きこもった経験のあるわたしとしては「王子様なんていない」と言いながらも少し期待している部分はあるという現実。

芸能人や今までの好きな人に対して「かっこいい」と思うことはあっても、「王子様だ」と思ったことはなかったわたしが、大好きなドラマでやっと王子様という概念を発見した。そこで、どういう点でそう感じたのかを考えてみた結果について書きました。

(以下、細かい描写について書いているところがあるのでネタバレにはご了承ください)

吉沢亮が柏木王子たる所以

1. 選ぶお店がちょうどいい
男性とデートに行くとして、高級レストランに連れて行ってほしい女性の割合とそうでない女性、どちらの方が多いのか……ほとんどの女性が最初のデートから高級レストランには行きたがらない。

もちろんいつかはそういう店にも行きたいし、高級店が嫌いなわけではない。ただ、基本的に女性は好きな男性に対して “頑張る” “合わせる” 傾向が高いので、最初のハードルが高すぎる場合早々に疲れてしまう。

柏木王子を見てみよう。「行きたいお店がある」と言い出して連れて行くのはレストランではなく普通の居酒屋。そして好きだと言うのもそういう居酒屋。パワーが出るからと連れて行くのもちょっと変わった居酒屋。

(▼ちなみにお店はこちらです、多分)

ちょうどいいってなに?と思ったのですが、おしゃれをしてもそんなに浮かないし、おしゃれをしなくても浮かない場所、というのが一番近い表現かもしれない。

デートにはそもそも「約束して行くとき」と「突然行くとき」があるので、特に女性は服装のテンションが違う場合がある。

どちらでも対応できるお店のお気に入りを持っておくことをオススメしたい。


2.エスコートがちょうどいい
すべてにおいてレディ・ファーストをするわけでもなければ気を遣えないわけでもない。鈍感だが、女性が何をしたら喜ぶのか、というのを本能的に察しているような行動をする。

エスコートはされたいけど、されすぎると引いちゃうわ…という女性も多い中、この“ちょうどよさ”は本当に難しい。

などと言うと、「じゃあエスコートしなくていいじゃん」とか言い出す友人がいるので一応断言するが、それは違うぞ。


3.理由がスマート
女性からなにかに誘ったときに、カップルではない場合「このひと本当に行きたかったかしら…」と不安になることは多いはず。

◯◯くんも行きたかった?と聞いて、
「◯◯の行きたいところならどこでも」
とか
「もちろん」
という答えはほとんどの場合本心だろうし、別に悪くはない。

家具が見たいからって、車出してもらってごめんね、という波瑠に対して王子様。
「俺も遠くにいきたかったから」

なんだその理由は…肯定だが同じ理由の肯定ではない、自分の意志を確実に伝えつつも「同じ気持ちだよ」と寄り添うセリフは…キュンではない、「ギュン」である。

個人的見解による理論展開となってしまいましたが、最終章を迎える。王子様はヒロインだけの王子様になりうるか。

ドラマの結末はわからないが、きっと吉沢亮はこれからも、多くの視聴者の王子様であることに変わりはないだろう。


Cover : Mayu Kugutsu

読んでくださってありがとうございます。今日もあたらしい物語を探しに行きます。