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処女膜切開の後日談①

※有料記事ですが、無料で全文お読みいただけます

性交痛の解決を目指して処女膜切開手術を受けた後、2.5ヶ月後くらいに挿入可能になりました。まだ痛みはあり、本当に「入れただけ」の状態ではありますが、手術後からここまでを一区切りとして一旦記録しておこうと思います。(関連記事:処女膜切開をD・カーネギーで考える処女膜切開の体験談)。

セカンドオピニオンで別の病院を受診するまで

私は処女膜切開手術をして二ヶ月経っても、目的が達成できませんでした。じゃぁ他の先生にも診てもらおうかなぁと思い、手術を受けた病院とは別の病院を予約。受診日まで10日程あったので、何か自分でも出来ることはないかと考え、気休め程度の位置づけで以下の取り組みをしていました。頻度は、「自分が辛くない程度に適当」です。

① ダイレーターno5を30分入れっぱなし
② 股関節あたりの筋肉をストレッチ
③ スクワット
④ 恥骨周辺をマッサージ
⑤ 自分の指を膣に入れてみて、固いところをマッサージ
⑥ 腹式呼吸で膣を締めたり緩めたりする

①は、手術した病院から教わったトレーニング。②〜⑤は、痛みの原因を筋肉の固さと仮定して、関係するかもしれない(?)筋肉を柔らかくしようと思ってやったこと。⑥は、膣痙攣の可能性があると考え「不随意の筋肉の収縮(膣痙攣)が起きているなら、随意で動かせるようにすればいいんじゃない?」と思ってやったことです(この辺の考えはド素人のものなので、その点ご容赦いただけますと幸いです)。

痛みの原因が神経にある場合はあんまり効果無いかなと思いましたが、そっちは自分ではどうにもならない気がしたので、一旦考えないことにしました。②〜④・⑥はネット検索で適当なものを採用しました(⑤は書いてある通り。衛生面だけ気をつけて、あとは感覚で適当にやりました)。

取り組みの結果、思いがけず7日後に挿入できたのでビックリしました。体位は騎乗位で、本番トライする前にダイレーターを30分入れっぱなしにしてました。怖くて動かせませんでしたが、彼氏と「おお〜、これは…現実!!」と喜んでいるだけで幸せでした。

取り組みの効果があったのか…?そちらの真偽は不明です( ̄▽ ̄)

セカンドオピニオンの結果

挿入はできたものの、痛みはあるうえ行為自体は完遂できていないため、病院は予定通り受診しました。受診の結果、診断は「軽度の膣痙攣」。球海綿体筋という筋肉が、行為の時緊張で収縮してしまっていると推測されるようです。診てくださった先生は初め、処女膜切開の跡が痛んでいるのかと思ったようですが、内診の結果、そうではないことがわかりました。非常にしっかり診ていただくことができたので、受診して本当に良かったと思っています。

膣痙攣の対策としては、リラックスなど、脱力する感覚を学ぶことが大切とのこと。私は受診時点でダイレーターの5番が無理無く入る状態だったのですが、その場合、もはやダイレーターというよりは本番練習を重ねた方が良いとアドバイスされました。

ネットで「性交痛」と調べると「リラックスが大事」といった記事が沢山出てきて、「いや、そういうレベルの問題じゃないんだ…」とやや辟易していたのですが、切開が無事終わった次に取り組むべき課題としては非常に納得感がありました。

セカンドオピニオン受診後の経過

本番練習と言っても、相手の都合もありますし、私も仕事が滅茶苦茶忙しいので、そう簡単にタイミングが取れるわけではありません。今は焦らず、できる時に挑戦しています。

最近は、頻度を太さでカバーできないかなぁと思い、ダイレーター自主練の時に、もう少し太めの挿入グッズ(市販。太さは4センチくらいあるが非常に柔らかい)も使っています。こちらは、もともと練習のために購入してあったのですが、切開手術の一ヶ月後に数回トライして「ぜんっぜん入らん!」と匙を投げておったグッズです。ちょっとずつ使っていたら、最近は半分くらい入るようになりました。ちょっと痛みますが。こちらが入るようになってからは、5番のダイレーターは更に抵抗無く入るようになりました(完全な無痛)。なんとなく、私の場合は、角度がポイントなのかなぁと思っています。

もっと自由な考え方があってもいいのにな、と思う

これまでの体験を振り替えると、どうして世の中は挿入が「当たり前」という風潮なんだろう?という、純粋な疑問が浮かんできます(それとも、これは私の思い込みで、そんな風潮なんて存在しないのでしょうか)。挿入したい、という意見は、挿入したい側の単なる一意見であって「休みの日は、どちらかというと、出かけるよりも家でゲームをしたい」と同じような“個人の好み”に感じます。

休日の過ごし方を決めるみたいに、「じゃぁ今週はこういう感じで、来週はこれやってみましょうね!」ってニコニコ話し合えたら素敵ですね。互いの考えをすり合わせることは、人間関係構築の原則の一つかなと思います。この件に関わらず、どちらか片方の主張を全てありのまま受け入れるって難しいんじゃないでしょうか、たぶん。

私は「やったことないことを、やってみたい」という好奇心から、手術を受けたりしてきましたが、普通に行為ができるようになったあとも、この疑問は持ち続けるような気がします。

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