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処女膜切開手術の体験談

処女膜切開を検討されている方など、同じ悩みを持っている方やその周囲の方へ。少しでもお役に立ちますことを祈って、処女膜切開手術の体験を書きます。

処女膜切開手術とは

その名の通り処女膜を切開する手術です。処女膜は人によって厚みや固さが異なっていて、中には私のように、通常の性行為ではどうしても広がらず、挿入の際痛みの原因になる場合があるそうです。

手術は20分程度の短いもので、費用は病院によって異なります(私の場合は麻酔を含めて20万円くらいかかりましたが、これは多分高い方だと思います)。

私が手術を決意するまで

手術を決意するまでに考えたことは、別の記事にまとめています。宜しければご覧ください。

上記の記事では、性行為できないことについて私が悩んでいた内容にはさらっとしか触れていませんが、正直なところ「かなり」というか死ぬほど悩みました。

苦もなくできる人がいるのに、自分はそうではないという所が特に苦しかったです。ネットで検索しても精神的な問題とか濡れてないからとか「いや、多分そういうことじゃないんだよなぁ!」という情報が多くて。

色々考えた結果、やはり専門家の方に相談するのが良いだろうということで、都内の病院で診察してもらうことにしました。すると(色々試したにも関わらず)私の処女膜が全く伸びていないことや、このまま切開せず広げていくにはかなりの時間がかかる固さであることがわかりました。

諸事情により、その日を逃すと次の来院がいつになるかわからなかったため、その日に手術を決めました。ちょっと怖かったですが、自力でやれることは既にやりつくした感もあったので、もうやっちゃえ!と思って決意した次第です。

手術の準備

私は事情があって初診当日に手術したので準備というほどのことはしていませんが、通常は概ね次の準備が必要とのこと。病院によって異なると思うので、実際のところはお医者さんに確認してみてください。

① 生理用ナプキン持参…手術後3週間程度は出血があるとのこと
② 陰部の剃毛…衛生のためとのこと

また、生理中の手術はできないそうです。

その他注意点としては、手術後、3週間は運動を控える必要があるとのこと。婦人科検診や性行為は4週後から可能だそうです。

切開手術中

手術は麻酔をして行います。静脈麻酔をすると眠っていられるようなのですが、アレルギーを持つ場合はこれが使えないとのこと…(私はいくつかの食材に食物アレルギーがあります)

というわけで、局部麻酔と笑気麻酔で手術しました。笑気麻酔でだいぶぼーっとしますが、手術中はずっと起きている状態なので、記憶は結構鮮明に残っています。

痛みは全く無いです。触られている感じがあったり、色々な音が聞こえたりはします。が、笑気麻酔で体の力が入らない状態ですし、隣でスタッフの方が腕をさすってくださっていたので、特に問題なく乗り切ることができました。

全ての方に当てはまるわけではないかと思いますが、私のようにアレルギーを持っていて静脈麻酔が使用できなくても、それを理由に手術を諦めなければならないということはないように思います。

手術は20分くらいだったと思いますが、結構長く感じました。恐怖感が出ないように、大好きな文鳥やインコのことをずっと考えていました。

手術終了後

当日は痛み・違和感ありましたが、30分程度病院で休んだ後、そのまま1人で歩いて電車に乗って帰ることができました。ただ、歩くペースはかなりゆっくりになりました。偶然、駅も電車も空いていたので問題ありませんでしたが、もしラッシュだったら相当人に迷惑かけてたと思います。。

この日は午後に美容院の予約を入れており、そちらは予定通り行きました。そこで数時間座りっぱなしだったのですが、それで圧迫されたお陰か、出血量は少なく済みました(切開したところを圧迫するように座ると、止血になるそうです)。

術後の一ヶ月間

術後二週間は、かなりゆっくり歩くように気をつけていました。特にお医者さんから歩行スピードを指示されたわけではないんですが、私かなり怖がりでして笑、「血の量増えたらどうしよう」とか「痛みが酷くなったらどうしよう」とか不安がって超安静に過ごしてました。

三週目からは特に気にせず日常の動作を行なっていました。お酒を飲むようになったのは四週目の半ばくらいからです。出血は事前に受けた説明通り、三週間程度でおさまりました。

五週間が過ぎたあたりで挿入のトライもしてみましたが、今のところあまり上手くいっていません。お医者さん曰く、切開しても上手くいかない場合は、ダイレーターという器具で挿入のトレーニングをするとのこと。こちらについては絶賛挑戦中です。

最後に:手術自体は全くつらくなかった

最後に、感想を。

手術自体は、痛みを感じなかったこともあり、全くつらくありませんでした。どちらかというと、その前後が苦しかったです。

ネットで病院や体験談を探すにしても、自分としては深刻な悩みですから、かなり気力のいる作業でした。支払う金額も安くないですし。

生まれつきの個性ですから、自分には全く非がないはず。それなのに、こんなに頑張らなきゃいけない。頑張って手術もしたけど、それでもまだできない。手術後に挿入できなかったときは、そういう思いで苦しかったですし、今でも同じように感じています。

人に相談しにくい内容だ、ということが、つらさの一因なのだと思います(個人的には、相手がリアクションに困るのではないかと思い、相談しにくいと感じています)。もし、この記事をお読みいただいた方の近くに私のような方がいたら、ぜひ、できる範囲でサポートしてあげると、その方にとっては大きな支えになると思います。

お読みいただき、ありがとうございました^^

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