アーユルヴェーダを身につけるために大切な3つのこと

アーユルヴェーダは「身軽で快適な人生」を、それだけでは実は表しきれないほどの、日々のなだれのような恩恵をもたらします。しかし未だに世の中に浸透するスピードはじわじわ、とくにダイエットの入り口に立つ世代や、美容技術の盛り上がり・情報の氾濫にさまよい、多くのエネルギーを投入しても本当のところは解決されていない・・・そんな人へ伝わる必要があると感じています。

伝わるべく人に伝わるには、実体験している人を増やさねばなりません。実感から湧き上がる声が、もっとも人に伝わります。

そのために、アーユルヴェーダを体感し、日常のあり方に「知恵」をつけて、人生の「永続的な快適さ、真の納得する身体」へ辿り着く人を、一人また一人と、変化が起こることが必須です。

しかし”体質診断”やそのほかの情報を見ても、なかなか「身になる」とまでは辿りつきにくいかもしれません。そしてせっかくの情報も、変容をもたらすことのないものに終わることもしばしばあると思います。

そのため、今回はアーユルヴェーダの情報を得たら同時に「体得」するために行いたい3つのことをお伝えします。


1、自分の目で確かめるまで(半分)疑う

「これ、気になる!」ということを見つけたら、まず自らの五感のいずれかで「感じる」まで半信半疑でいることです。これは、本当に大切です。私自身はキッチャリーや、チャイ、ブラフマフルタの起床などは、本気で騙されにいく気持ちで行なっていました(笑)。とにかくやってみて、この目で確かめる。「経験する」ことの衝撃が、ときに人生の大きな好機となることがあります。洋服も、着てみないと似合わないかどうかは分かりませんし、意外なものがものすごくフィットすることもときにあると思います。朝のルーティンや食事法、舌磨きなど、とくにビビッときたものに出会ったら、ひとまず「試しにやってみるか」と触ることがアーユルヴェーダにおいても重要です。



2、結果を焦らない、最低5日は続ける

アーユルヴェーダの大きな特徴は「自然なプロセスで変容する」ことです。すべてが「適宜」進みます。それはその人にとっての最善のスピードで変化するということです。同じことに取り組んでも、現れる結果の時期や大きさ、状態は、体質や取り組む姿勢、季節などの環境によっても違いが起こります。

しかし確実に、真剣に取り組むならばその変化は自分がわからないくらいのあまりにも自然な段階を踏んで起こっていきます。適切なスピードで、適切な順番で、身体が行くべき方向へ向かって流れ始めます。自分が気がつく頃には、驚くほどの変化となっていることを目撃することとなります。その日を楽しみに、しかし執着することなく淡々と、目の前のことをひとまず五日はやってみる、という意思で行うことがポイントです。


3、感覚を信じ、磨きつづける

体重計とカロリー表が生活からどんどん影が消えていくのが、アーユルヴェーダを取り入れた多くの方が起こる現象です・・・(!)それはつまり自分自身の体を信頼し始め、それは同時に心との反発も自然な状態へ流れ、全体が最適化されていくプロセスの一つのサインです。そのためにはとにかく自分が発するどんなに小さな声をも聞き捨てしないことです。自分にとって必要なもの・そうでないものを見極めるのは自分の「肚」、もしくは心臓(ハート)のあたりです。騒音や雑音をシャットしたとき、自分から聞こえるものこそ、最善の導き手であることを、忘れずに過ごすことが大切です。

「きちんと」という言葉がありますが「抜かりなく」という意味があり、普段なにかや誰かにきちんと、というよりも、自分自身に「抜かりなく」ということを私自身はよく唱えて実践をしていました。こうあるべき、こうでなければならないという頭を消しゴムでまっさらにし、自分の感覚を鋭く過ごす、というのはアーユルヴェーダ実践のとくに集中期、役に立ちます。



今回は以上です。
1、自分の目で確かめるまで(半分)疑う
2、結果を焦らない、最低5日は続ける
3、感覚を信じ、磨きつづける

さまざまなお仕事や技術の習得と同様、「真の快適で幸福な生活の知恵」にも習得の流れ、ところどころのポイントがあり、意識をすることで、本当の意味で「手に馴染む」ものになります。

手に職、と言いますがアーユルヴェーダも一度身につくともう忘れることがない、自然な一部として一生の道具となるものです。

ますます、自分自身の目利きで本当に必要なものを捉え、一時的ではない健康や真の美しさを追求することが、重要な状況が膨張していくと思います。ぜひ、アーユルヴェーダの「自分に合った生活の目利き」を磨いて行きましょう!

それではまた次回に・・・^^


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