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涙腺崩壊!歌唱王『愛のカタチ』/記憶を失くした祖母と、祖父の物語

12月22日木曜日、日本テレビ『歌唱王』で、熊本の前田さんが歌った愛溢れる歌に自然と涙がこぼれ落ちた。司会のナンチャンや審査員も涙、涙。
その歌をまた聴きたくて探していたら、たどり着いた動画(上の写真はイメージです)


テレビでは女性が圧倒的な歌唱力で、一人歌っていた。

認知症で我が子や自分の名前を忘れても、愛する夫の名前は忘れず、半年後に後を追うように亡くなった、愛のカタチ…

優勝した人よりもずっとずっと、私にはこの方の歌の方が心に刺さり、感情が揺さぶられたなあ。

歌詞とメロディー・ハートで伝える夫婦の愛の素晴らしさ。


~幾年老いてあたしの記憶を 病が徒に食らえども

愛子の名を忘れ我が名を忘れ それでもあなたを忘れません~



この曲のオリジナルがある。これも心に沁みる。

⭐中村つよしさんの『愛のカタチ』


アルツハイマーの祖母と過ごした介護体験をもとに書かれた曲。
歌詞を読みながら聴くとまた涙があふれる…

親を持つすべての人に聴いてほしい。

丁度私は有給を取り、母を定期受診に連れて行った日。
近所の施設に入所中の母は、コロナで面会ができない間に認知症が進行し、
私のことも、大好きだった兄、姉のこともわからなくなってしまった。

車の中で話しかけても反応なく、見知らぬ人に連れ出されて、どこへ連れて行かれるんだろうと不安だったかも。

それでも、車の乗り降り時、トイレでの介助時には必ず「ありがとう」と
やさしい声をかけてくれる。施設の中でも、穏やかで礼儀正しく、歌が大好きな母は、私の誇りでもある。

自分が認知症になってもそうありたい。なれるかな?

2時間半の母の遠距離介護⇒父の施設入所⇒母の引き取りと父への毎週の面会を続けながら、正社員として働き続けてきた。
夫はじめ家族も協力してくれたが、母の認知症の進行により徘徊が続き、警察のお世話になること、近隣住民の方へ迷惑をかけることが続き、やむをえず歩いて通える近くの施設に入所してもらった。

週末は自宅に引き取り、買い物や公民館の歌のイベントや作品展めぐり、親族との交流などに出かけ、楽しいひとときもたくさんあった。

けれど、コロナで外出が禁止となり、面会も15分。面会禁止の時期も続いた。いろんなことを諦めなくてはならず、母の記憶は失われていった。

もう一曲聴き比べ、

⭐海蔵亮太さんの『愛のカタチ』 歌も素敵だけれど、

どんぐりさんが、またいい!!

友人とデュオを組んでいる私は、この歌を二人でハモることを決めた!
家族愛がテーマの曲、今までも歌ってきたので、今巡り合った歌を歌わずにはいられない。

~全ての人にMerry Christmas~⭐

暖かい涙を流した後に、素敵な聖夜が訪れますように…

 


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