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かみのこえ

『そんでも、色んなところつれてって。ななこは、ようやっとるなぁ。』

『○○(むしゅこの名前)も、満足しとう顔しとるわぁ。なかなかできひんことや思うで、おばあちゃんは。』

***

最近のわたしはというと、
怒りの神が降臨したのかというぐらい、
感情が嵐のようで。

コップの容量は常にいっぱいいっぱいで、
ちょっと入れたらすぐ溢れてしまう。

ちょっと空けてまた、
満タンになって、
ダム決壊……を繰り返し。

うぉ~~~!
つらい……!

わたしね。

むしゅこを産んでから、大抵のことは、
わりとワハハと笑うほうで、
『母としてダメかも……』
みたいに悩むことはあまりなかったんだけど。

ここ数日はどうやっても切り替えができず、
なかなかカオスな日々。

そんな状況の中で、

『あぁ、こんな母ちゃん、情けない………。』

なんてひどい母ちゃんなんだ……

なんてわりとクソ大真面目に
落ち込んだりなんかしておりまして。

で、冒頭の神の声。

これは、今日、お魚を送ってくれたお礼の電話をしたときに、79才のおばあちゃんがぼそっと言ってくれた言葉で。

写真を家族と共有できる、
みてね、というアプリがあって。

お散歩、
神社、
電車、
お花、
プール、


子供たちとの様子を残したくて、
気付けば毎日のように写真をとって、
おばあちゃんたちに共有してた。

おばあちゃんは、それを見てくれてて、

『いつも、いろんなとこに連れていってあげてて、ようやっとる。』

と言ってくれた。

なるほど、これを、ようやっとる、というんや。

79才のおばあちゃんに、
自分が無意識でやってることを、
ようやっとる、なかなかできひんでって、
言ってもらえたのが、、、

それはそれは飛び上がりたいほど嬉しくて。

イガイガした心に、
灯りがついたみたいで。

今、やっと、これを書いてる。

きっと、これは、かみのこえ。

まだこの心のもやもやが、
なんなのか、は、はっきりとは、
よくわかってない。

けど、このおばあちゃんの、
『ようやっとる。』が、
今のわたしには大切な気がして。

じゅわ~っと、心の奥に、沁みていく感じがした。

そんな声こそ。

弱ってるときには、
かきあつめて食べたらいい。

ちいちゃなかみのこえを。


都合よくてもいい、
調子がいい解釈でもいいから。

じゅわああっと沁みるものを、
拾い集めてカラカラな心に、
塗りたくるのだ。

ということで。

これを読んでくださった皆様に、
わたしのおばあちゃんの
『ようやっとる。なかなかできひんことやで。』を、お裾分けします。

\(^^)/

ようやっとる。
ようやっとる。

なかなかできひんことを、
ようやっとる、思うで。

今日も、君は、元気いっぱいで、
花丸100点満点でした。

そして、わたしも、今日も、
この愛しい命を繋いで、
花丸120点満点でした。

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