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「違国日記」ヤマシタトモコ

長い間新刊がでるのを楽しみにしていたけどとうとう最終巻。 これは、わざわざ買いにいく本。 何軒かあった近所の書店が全て閉店してしまったけれども、わざわざ電車に乗…

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7か月前
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「手ぶくろを買いに」/新見南吉

先日、青空文庫で読んだのが忘れられなくて絵本購入。 狐の親子が愛おしい。 子供の狐が元気で、可愛らしくて、とっても子供らしさに溢れていて。 雪景色を初めて見たと…

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9か月前
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「小公女」/フランシス・ホジソン・バーネット

子供時代の私の成分の20%ぐらいはバーネットでできてたんじゃないかというぐらい、世界名作劇場のようなシリーズもので「小公女」と「秘密の花園」をしつこく読んでいた。 …

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9か月前
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読書と私

ずっと買い続けている本の面白さ、とはまた別に、新しく見つけた本の面白さ、を噛み締めている時、大変幸せを感じる。 前者は安定の面白さなので、待ち望んでいた新刊をウ…

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9か月前
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「違国日記」ヤマシタトモコ

「違国日記」ヤマシタトモコ

長い間新刊がでるのを楽しみにしていたけどとうとう最終巻。

これは、わざわざ買いにいく本。

何軒かあった近所の書店が全て閉店してしまったけれども、わざわざ電車に乗って別の町の書店へわざわざ買いにいく本。

槙生と朝の、いきなり始まった共同生活は当然山あり谷ありで。

その谷は決して埋まることはないし、山は崩れることはない。

お互いの特性に驚きつつも自分の生き方、在り方を考えながら、生きていく様

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「手ぶくろを買いに」/新見南吉

「手ぶくろを買いに」/新見南吉

先日、青空文庫で読んだのが忘れられなくて絵本購入。

狐の親子が愛おしい。

子供の狐が元気で、可愛らしくて、とっても子供らしさに溢れていて。

雪景色を初めて見たとき、街の灯りを見たとき、帽子屋で面食らったとき、やっと母さん狐のところに戻ってきたとき、もう可愛くて可愛くて。

そしてお母さん狐が母親らしい心配と優しさと暖かさでうっとり。

帽子屋さんもいい。

文章がとにかく美しくて素敵。

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「小公女」/フランシス・ホジソン・バーネット

「小公女」/フランシス・ホジソン・バーネット

子供時代の私の成分の20%ぐらいはバーネットでできてたんじゃないかというぐらい、世界名作劇場のようなシリーズもので「小公女」と「秘密の花園」をしつこく読んでいた。

外国の少女のお話、という私にとっては非日常の世界なのだけれど、まだ幼い女の子がけなげに生きていくお話で。

どちらもところどころにときめき要素がちりばめられている。

屋根裏部屋に贈り物を届けてくれる名前も知らない友。

変わるところ

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読書と私

読書と私

ずっと買い続けている本の面白さ、とはまた別に、新しく見つけた本の面白さ、を噛み締めている時、大変幸せを感じる。

前者は安定の面白さなので、待ち望んでいた新刊をウキウキ買ってきて読み、何度もおさらいする。

予想していた通り、楽しかったなあ、面白かったなあ、と満足する幸せ。

後者は本屋で偶然買ってみた本が予想外にというか、予想以上に面白くて、こちらも何度もおさらいする。

続巻があればあわてて買

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