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「手ぶくろを買いに」/新見南吉

先日、青空文庫で読んだのが忘れられなくて絵本購入。

狐の親子が愛おしい。

子供の狐が元気で、可愛らしくて、とっても子供らしさに溢れていて。

雪景色を初めて見たとき、街の灯りを見たとき、帽子屋で面食らったとき、やっと母さん狐のところに戻ってきたとき、もう可愛くて可愛くて。

そしてお母さん狐が母親らしい心配と優しさと暖かさでうっとり。

帽子屋さんもいい。

文章がとにかく美しくて素敵。

こんな美しい日本語久しぶりに読んだ。

絵本の方は黒井健のさし絵がまた繊細で優しくて可愛らしくてうっとり。
文章にはでてこない子狐の可愛らしさ、お腹がぷっくりしたところとか、母狐の繊細なところが目で見て分かる。
文と挿し絵の一体感が素晴らしい。

「このお手々にちょうどいい手袋下さい。」

可愛らしすぎて悶絶。

絵本好きだけど冬が描かれている絵本って可愛らしいものが多い気がする。

ふかふかとかフワフワとか毛糸や毛皮や雪。

読んでいて感触を思い出すような、それと一緒に子供の頃とか、何かノスタルジックな気持ちにさせられるのよのう。

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