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わたしが要石になるよ! 自分が死んじゃうことは怖くなくても、あなたのいない世界を生きることのほうが、何十倍もつらいの!

だから、お願い、傍にいて? 映画「すずめの戸締り」の主人公岩戸すずめが自称閉じ師と名乗る草太にこの言葉を言った。すずめ達の見ている世界は常世(とこよ:死後の世界)と現実の狭間で、すずめは小さい頃に亡き母を追いかけてたまたまあった扉をー
後ろ扉を開いてしまったことからその世界と繋がってしまった。

だから、地震によって何度も何度も現れる、空を舞うミミズの存在にも気づけるようになったし、走る椅子こと草太と一緒に閉じ師の仕事を手伝うようにもなった。

そんな中で、すずめが最初のほうに猫の石を「なんだろう? えい!」 って引っこ抜くあのシーン。そこから全ては始まっていたんだね。後々わかったことだけど…

あの猫の形をした石が、実はミミズを封じ込める要石となっていて、すずめがそれを自由にしてしまったがために起きた今回の事件。ダイジンと呼ばれる猫と走る椅子:草太とが要石の役割をバトンタッチしてしまう。

草太が自分の死を覚悟したとき、どんな気持ちだったんだろう?

もっと生きたかった
仲間と大学生ライフを送りたかったし、教員としての自分の人生も見てみたかった。

すずめとまた、人間としてなんでもない話もしたかった。

なんかが、頭に浮かぶことだったかもしれない。
でも、要石を自由にしておけば、たくさんの人が犠牲になる。草太を要石にしたくない、でも刺さなきゃ人々が犠牲に… あぁ、もう、どうすればいいの? 全てはダイジンのせいだと思いたい。でも要石の存在を知らなかった自分のせいでもある。

でも今はそんなことを言ってる場合じゃない。
決めなければ… どっちかに!
頭では「要石を元に戻さなきゃ」ってわかってても
実際はそうしたくないすずめの優しさ。
泣きながら刺した「草太」を「必ず助けに行くからね」。
言い残して一旦消えたすずめ。

宣言通りに常世にやってきたすずめと、再会を果たすことができた椅子姿の草太。

「やっと、……ここまで来れたんだよ」
呟くすずめ。

草太に代わってダイジンが要石になった。
それで目を覚ますことができた草太はすずめと駅のホームに向かう。
ラストは、ハッピーエンドだった。
わたしはニ回目の「すずめの戸締り」を見て、前回よりも少し理解が深まったし、これだけこの映画が絶賛されている理由も、わかった気がした。

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