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想いごと

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#想いごと

銀河を旅する生命

銀河を旅する生命

先日、我が家で、子供も一緒にNHKの以前放送された、宇宙の成り立ちの

ドキュメンタリーをみたときのこと。

銀河系が、一つの宇宙となり、別の宇宙が多数存在するという多次元宇宙を研究をしている番組だった。

昔に、ホーキング博士が、同じようなことを言っていた。

この地球や銀河系が丸く一つの星になっていて、それが何個もあり、それをまとめてまた大きな一つの宇宙が存在するというようなものだった。

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愛を知るために

愛を知るために、恋する者があるとして

命の火またくりかえすたびに、

愛することを知るのだとしたら

そのものと繰り返すことの

宇宙の大きな大河のうねりの中で

何を表している命なのだろう

わたしたちは。

また出会って、愛を知り

幾度繰り返して

またあなたの香りを

探している

憂えた心の指先は

何を求める生命体なのだろう。

生命の花

美しさは、花となる

言葉にできない想いは

あなたから湧き出る光となる

美しさはあなたを生かす力となって

慈しむ思いの道しるべとなる

心の声に耳かたむけて

声にしたがうとき

あなたをとりまく美しさの正体を

つかむでしょう

心の根にやどした思いの園に咲く

「あなた」という生命の花の光を。

悲しみの種

あのとき、もっと泣いていたら

こんなに苦しまなくてもよかったのかもしれないね

悲しみが降る夜に、

一人で抱えるには大きすぎて、ただそれから逃げたくて、

代用品の愛を求めて、

それが、彼に代わることはないとわかっていながら

すがりつく胸がほしかったの

ただ、大きすぎる悲しみから逃げたかった。

寂しさを遠ざけたかった

そこから過ぎていったことのすべてを

誰が責めることなどできはしな

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愛の修羅

愛を知りたくて生まれてきたのに

愛情とはなんだろうかと思う時がある

そのひとのためと思ってやっていることが

実は自分の何か満たされないものをうめるための行為であったり

言わないやらないことや見守ることも愛のうちであったりする

じゃ良かれと思ってやることは実は自分のためなのではないか?

とわからなくなると何もできなくなるときがある

言うならば逃げ出してしまいたい

愛していないわけでは

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今日の想い

言葉にできない想いに

自分の心をたしかめる

繰り返し沸き起こる感情に

こらえきれなくなるときもあるけれど

その向こうにある温かさに触れたいから

そして

今日を生きている想いが

正しいことだって知りたいから

命のふしぎ

生きることに追われていると

ただ生きていることそのものの存在が

わからなくなることがある

自分はどういう羽根をもち

その彩りはいかなるものだったのかと

どうやって飛んでいたものだったのだろうと

省みずに過ぎ去ってしまった多くの時間に

こぼれてしまった何かのパーツを

寄せ集めるように

自分という命の核へ意識が吸い寄せられてゆく

そして心の温かいヒダに触れてよりそっていたくなる

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想い蓋

想い蓋。

人は誰かのために生きようとするとき

自分の本当の気持ちに蓋をするときがある。

本当にほしいのは、みんな笑顔でいることなの

苦しいよ、悲しいよ

けれど、そんなこと想っちゃいけない

人の中で暮らそうと想うとき

どうしても必要で、言葉を飲み込むというときがある

誰かのせいでもない、

けれど、いつのまにかしてしまった

感情の蓋。

相手のせいではないのにね。

わたしが、ただ

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愛の糧

愛の糧

いま一瞬一秒たるを、自分のもとめる最上の望みへと

意識していく。

わたしたちは、日々の中で何かに迷いながら生きていることがある。

より多くの成功を得たいため、人の役にたつ自分を見たいため、愛するものを求めるため、多くの葛藤の中で息をひそめているけれど、

この地上に生まれ出でて行うことの中で大切だと感じることは

「楽しむ」ということだ。

自分が体験する感情、経験、境遇に、落ち込んでしまう

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夜空に咲く種

夜空に咲く種

人のこころは、手にとどくほど近くに思うとも

触れ合うことできない、遠き星の瞬きと同じようなもの。

寂しさを纏いて、求め合うものたちほど

温かさ遠く、温めあうことできない。

ぬくもりとは、

自分自身を温める行為かもしれない。

ぬくもり纏いて、はじめて

人を愛し、包めるものなのかもしれない。

遠くに瞬く星でも、

差し伸べる手にぬくもりこめられていれば、

自分を愛することで得られる

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少女の旅

人は、どれほど多くの心の旅を続けていくのだろう。

学生の頃、自分の描いてる世界を表現したいと

想うことがあった。

湧き出てくる構想や、そのとき感じるすべてが、

とてもステキに見えたのだった。

しかし、その世界観を表現するための技術が、

そのときの自分にはないと、はっきりしていた。

いつか、この構想を実現できるような大人になりたいと

想っていた。

そして、年月が過ぎ、多くのものを得

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好きな方として

誰でも好きな作家さんというのはいるだろうけれど、

わたしにも、お二方いらっしゃる。

どちらも、自分とは分野が違うというか、

わたしの思春期を赤く染めた方々だ。

いまのわたしから、その方々の何が影響され残っているだろうかと

名を聞いてもピンと来る友人は少ないだろう。

ただ、その作品に圧倒され、

寝てもさめてもその世界のことを考えて、

共感し、同調し、感受性のありったけを使って感じた日

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海までの時間

海まで歩く時間。

絶え間なく起こる感情をマスクの中でぎゅっと感じながら

今日の自分とは何者かを感じる時間。

問いかけは、風にながされてゆく。

ただ、風が線のように景色を流れてゆく。

何かが沈黙している時間だ。

魂からの愛

長い時間あたためつづけたものは、

時が過ぎても変わらず、そこにあり続ける。

人は、長い時間の中で、多くのものを体験し、育み

そして、そこから旅立っていくように想う。

けれど、変わらず残り続けているものがある。

色あせずに、あり続けるものとは、

自分を支えてきた魂の願い。

起こるすべてのことに、魂からの愛があふれていると想う。