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海外の大学受験に最強!国際バカロレア(IB)について

Hello again! It's nana 🌈

今日はIGCSEに続き、国際バカロレア(IB)についてブログを書きたいと思います!

現在IB真っ只中の方、IBを取ろうか悩んでいる方、IBに興味がある方がこれを読んで、少しでもIBについて分かっていただけたら嬉しいです!

バリに住み始めた頃は「IBなんてなくても大学は簡単に入れる」と多くの人に言われましたが、今となってはIB様様なので苦しい思いをしても最後まで続けて良かったと思います!

国際バカロレア(IB)とは

国際バカロレア(IB)"International Baccalaureate" の略で海外の大学で認定されている国際資格です。

IB教育には3つのプログラムがあります:
* 小学生向けのPYP
* 中学生のMYP
* 高校生向けのDP

大学入試に使えるのが最後のDP(ディプロマ資格)であり、名門大学をはじめとする海外の大学を目指しているならDPは取っておきたい資格の一つです。

ディプロマは最後の試験を合格して、45点満点中の得点が高ければ高いほど大学受験に有利です。

私の弟が現在8年生でMYP真っ只中なのですが、課題や授業の内容を見ているとDPに入る前の基礎知識を教えてもらっている感じだったので、できるならMYPからDPに進むのがベストだと思います!

私は8年生を飛び級して、MYPが終わる9年生に編入したので何をすればいいのかさっぱり分からないまま、MYPの最終学年を修了しました。


IBディプロマを取得するには

IBディプロマの合格点は45点満点中24点です。

この得点は各科目の課題(IA)と最終試験の成績、あとボーナスのポイントを合わせて出されます。

科目は6科目選ぶことができ、各科目の最高得点が7点です。

6科目のうち、3科目がスタンダード・レベル(SL)、3科目ハイ・レベル(HL)で履修しないとディプロマは取れません。

その他にボーナスポイントとして、Extended Essayという論文ベースの課題、Theory of Knowledgeという哲学のようなプログラムとCASという課外活動が必須であり、これらのプログラムで最高3点が貰えます。

6科目×7点+3点の45点満点になります。


IBディプロマで学べる科目

IBDPには6つの科目グループがあり、そこから6科目選びます。
1. 言語と文学(英語A:文学、英語A:言語と文学など)
2. 外国語(外国語B、外国語B初級)
3. 個人と社会(ビジネス、歴史学、経済学、ITなど)
4. 理科(生物学、化学、物理学など)
5. 数学(数学Studies、数学SL、数学HL)
6. 芸術(美術、音楽など)

科目のリストはIBの公式ウェブサイトに載っているのでぜひチェックしてください↓
IB Diploma Programme

どう科目を選ぶかは下のIBが載せている例を参考にしてみてください↓
Examples of Subject Choices

私は理系に行きたかったので
1. 英語A:文学 HL(HL English A: Literature)
2. インドネシア語B初級 AB(SL Indonesian B: ab initio)
3. IT SL(SL Information Technology in a Global Society)
4. 生物学 HL(HL Biology)
5. 化学 HL(HL Chemistry)
6. 数学 SL(SL Mathematics)

を選択しました。


Extended Essayとは

Extended EssayとはIBディプロマ習得に必要な小論文です。

4000語ぐらいの論文を2年かけて書くのですが、これも合格を左右する大事な課題なので油断は禁物です。

この論文のトピックは個人で好きなテーマを選べるのですが、この時に大学で何を専攻したいかを考えてテーマを決めるのが大事だと思います。

私は環境学もしくは動物学を大学で学びたかったので、Extended Essayのテーマを「バリ島の海水の質と珊瑚の多様性の関係」にしました。

珊瑚の多様性を調査するのが大変で、家族総出で手伝ってもらわないと難しい実験になってしまい、みんなで素潜りして珊瑚の数を記録したり写真を撮ったりしました笑。

学校で海水のテストができるはずだったのに、ある日できないと言われ現地の大学に行かないといけなくなり、すごく大変でした。

なので私みたいに手の込んだテーマは避けて、シンプルで理系なら学校のラボでできるトピックがいいと思います!

Extended Essayに関しては面白いエピソードたくさんあるので、また詳しく載せます!


Theory of Knowledgeとは

Theory of Knowledge(TOK)とは「知の理論」という科目でこれもディプロマ取得に必要です。

「なぜこれはこうなのか」と分析する哲学に似たような科目で、これもディプロマ合格を左右する大事な科目です。

最初の授業から「ホワイトボードはなぜ白なのか」や「私たちは牛や豚を食べるのになぜ犬や猫はペットにするのか」など話し合ったのを覚えています。

正直 \ 知らんわ!/ って叫びたくなる科目です笑。

この科目を合格するにはエッセイとプレゼンをしないといけなく、どちらともテーマは個人で決めます。

エッセイは毎年変わるテーマが数個IBから出され、答えられるものを選びます。

全部難しい質問なので、簡単に見えても実は難しかったりします。

私が選んだエッセイのテーマは「過去の知識と現在の知識の境界線を説明せよ」というものでした。

一見簡単に見えるのですが、よく考えると \ 境界線ってなくない?? / ってなる厄介な問題です。

一度でもそう考えてしまうとアイディアも出てこず、迷宮入りです。

母と日本にいる祖母に助けを求めましたが、どちらとも分かりませんでした。日本人は哲学に弱いのかも。

なんとか先生に相談しながらエッセイは完成しました笑。

プレゼンは10分ぐらいぶっ通しで「実社会の状況」を元に話します。

私のTOKの先生は倫理的な問題をトピックにするのを勧めており、更に本当はグループでやってもいいのに個人でやらないといけないルールを作ったので、全員一人ずつプレゼンすることになりました。他の先生に当たった子たちが本当に羨ましかった泣。

そのため私のクラスメイトは「動物実験」「サーカスでの動物の使用」「死刑制度」などのトピックをプレゼンしていました。

私は「捕鯨」をテーマにしてプレゼンしたのですが、これが足を引っ張って成績の良かったエッセイも平均を取るので台無しになってしまったのでTOKって本当に難しいです…。


CASとは

CASとは "Creativity, Activity, and Service" の略でディプロマ取得に必要な課外活動です。

Creativityでは本を書いたり、曲を作ったり、クリエイティブなことをします。

Activityではボクシングを始めてみたり、学校のスポーツ・トーナメントに参加したり、体を動かすようなことをします。

Serviceはボランティア活動や人の助けになるアクティビティにチャレンジします。

また、CAS Projectといったグループで企画するプロジェクトもやらなくてはなりません。

私はCAS Projectでオリジナルのビーチ・クリーン・イベントを企画したので、いつかそれもブログにしたいなと思ってます!



今回のブログではここまでにしておいて、次回IBでやっておいて良かったことや面白エピソードが色々あるのでそれをシェアしたいと思います。

このブログではかなりざっくりとした紹介しか書いていないので、もっと知りたい方は国際バカロレアの公式ウェブサイトを読むことをおすすめします。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!⚡️


Talk to you soon!

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