![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54757477/rectangle_large_type_2_754762259f8b93ffc8cacf9a1c61e2f4.png?width=800)
IBを終えた今だからこそ言えること
Hello again! It's nana 🌈
前回載せた国際バカロレア(IB)についてのpart 2です!
IBの今だから言えることをシェアするので笑いながら読んで、IB真っ只中の方はIBのストレスを吹っ飛ばしてください!
Extended Essay体験談
前回の投稿でお話ししたように、私はかなり難しいトピックを選んでしまい、一時期はすごく後悔しました。
私は環境学もしくは動物学を大学で学びたかったので、Extended Essayのテーマを「バリ島の海水の質と珊瑚の多様性の関係」にしました。
今振り返っても \ 何で私はこのトピックを選んでしまったのか。/ とたまに思います笑。
一人では実験器具を全部持てないので家族に手伝ってもらい、みんなで素潜りして珊瑚の多様性の調査をしました笑。
もちろんその器具は学校になく、手作りしました笑。
学校で水質テストをするために海水のサンプルを取ったのですが、生物学の先生にいきなり学校で出来ないと言われ、バリにある国立大学のラボまで頼みに行くことになってしまいました。
学校 → ビーチ → 大学の行き来をしないといけなくなり、大学のラボもいつできるのか教えてくれないので、毎日のように通っていました。
(あの時毎日心配して運転してくれた母に本当に感謝しています泣。)
もうすでに大変なのにGoProが水没してしまい、買い直すことになりビーチで母にめっちゃ怒られました。
(普通このタイミングで水没する??!!)
見てもらっていた生物学の先生もかなり曖昧な先生で、放課後会いに行っても大抵いなくて、自分で勝手に期限決めてやっていたぐらいでした笑。
(今はこの先生とすごく距離が近くなり、最近大学が決まったことを報告したら喜んでいました!)
これじゃダメだと思い、別の先生に見てもらったら「正直このままだとIBディプロマ取れないけど、時間が無いからせいぜいDぐらいにまでしか上げれないよ。」とも言われ、一時期すごく病んでました。
(あ、一番聞きたくないこと聞いちゃった…。ってすごく落ち込みました。)
でもここでギブアップしたら終わりだと自分に言い聞かせ、先輩に送っていただいたエッセイのサンプルを読んだり、オンラインに上がっているスコアの良いエッセイからパターンを見つたり、色々工夫しました。
そうこう試行錯誤していくうちにエッセイがだんだん良くなって、最終結果はDよりもはるかに良い得点でした!!
(泣きたいぐらい嬉しかった!!笑。)
Extended Essayに関しては、必ずしも「難しいテーマ=高得点」というわけではありません。
なのでテーマはシンプルに、理系だったら学校のラボでできるトピックにすることを強くおすすめします。
ちなみに大学受験のコンサルをしていただいた方に「これは大学受験でアピールするのに使えるからエッセイに書きなさい」と言われ、最終的には辛い思いをしても最後まで頑張って良かったと思っています。
Internal Assessment (IA)体験談
IBディプロマで何が辛かったかというと、笑っちゃうぐらい多い課題の数です。
各科目IA "Internal Assessment"と呼ばれる最終得点に反映される課題があり、言語Aや外国語Bは "Internal Oral Assessment" と呼ばれるスピーキングの課題も追加であります。
それだけでなく、Extended Essayの小論文、TOKのエッセイとプレゼン、更には課外活動もしっかりとやらなければディプロマは取得できません。
特に私が取った科目の中でキツかったのはITGS(IT)の課題でした。
ウェブサイトを作る課題で、HTMLやCSSというウェブ制作に必要なコードを使って一から作らないといけませんでした。
ITGSはSL(スタンダード・レベル)を取っていたのですが、結構パソコンが苦手な私には辛い課題でした。
厄介な事に、一つでもコードを間違えると折角作ったウェブサイトが動かなくなったり、重複しても動かなくなるので、すごく時間がかかりました。
挙げ句の果てに最初からやり直したこともあります笑。
更にちゃんと自分が作ったということを証明するために、HTMLとCCSの画面をスクリーンショットして「このコードは何をするのか」細かく説明しなくてはいけません。
自分でもなるべく後回しをせず、しっかり進めていたつもりだったのですが、思ってもいなかったITGSでつまづいてしまい、他の課題にも支障が出たのでITGSの課題はなるべく早く、事前にやらないといけないことをチェックすることを勧めます!
あとは生物学の課題で友達と危機一髪のところを逃れたこともあります笑。
生物学の先生は私のExtended Essayのこともあり、正直あまり頼っていませんでした。
学校がIB機関に課題をまとめて送る数日前に、友達とエラー計算を課題に含めていないことに気づき、インターネットで調べるとエラー計算は含めるべきだと書いてありました。
その前に先生に聞いた時は「そんなの要らないよ。」と言われたのでやっていなかったのですが、万が一のためにエラー計算を課題に入れて提出しました。
これがかなり最終得点に響いたので、理系の科目はエラー計算を入れておいた方が安全かと思います。
言語A(Language A)は英語にした方が絶対に良い!
私がやっておいて本当に良かったと思っているのは、言語Aを英語(英文学)にしたことです。
言語Aを日本語で取るよりも、「強い」大学受験で役立つディプロマになります。
日本のIB校で日本語Aでディプロマを取得したけれど、海外の大学に進学するのがすごく難しかったという話をよく聞きます。
海外の大学は生徒が英語Aを取っている前提で入試条件を載せているので、英語Aを取ったほうが絶対に有利です!
私が受験した大学ほとんどはIBだけでなく、英語試験(IELTSやTOEFL)も必要で、どんなにIBが良くても英語試験の結果が悪いと合格しなかったり、ビザが出なかったりするので英語Aを取ったほうが英語試験も楽になると思います!
私はIGCSEの時から英文学を選択していて、9年生からどっぷり英文学漬けだったのでリーディングやライティングも他の方が言うほど辛くなかったです!IELTSのスピーキングが自分でもびっくりするぐらいスムーズにいき、IBすごいなと思いました笑。
英語Aを選ぶと文章構成力も上がるので、大学の自己推薦エッセイを書くにも役立つスキルを磨くことができます。
言語Aを英語にすることを強くお勧めします!
前代未聞の最終試験が中止になったM2020
先輩ほとんど全員に「IBはかなり苦しいよ。」と散々言われてきたけれど、こんなに苦しいとは思ってもいませんでした。
課題が嫌でパソコンを見るだけで涙が出てきたり、パソコンを開けて気がついたらいつの間にかNetflixに飛んで現実回避してて \ おいおい / と自分で突っ込んだり、美味しいものを食べて感動したり…。
終盤はそれぐらいメンタルやられていました笑。
課題の出来があまりにも悪かったので、最終試験で全てカバーするつもりでした。
パンデミックで最終試験が中止になってしまい、しかも前代未聞の中止。
中止が発表された日には緊急Zoomミーティングが開かれるぐらいみんなパニックでした笑。
最終試験がない代わり、先生が出す予想得点 "Predicted Grades" と課題の得点で、IBが作った計算式で最終得点を出すということが決まったのです。
私の学年は自分含めたみんなマイペースな生徒ばっかりだったので、色々な先生に「今まで教えてきた中で最悪なクラス」と普通に授業中言われていました笑。
ある先生には「落第危機」笑。と名付けられていた学年でしたが、なんと全員IB合格しました!!
だから大丈夫です!こんなに色々あった私でも頑張れば何とかなりましたし、大学受験ではびっくりするほど使えるので私を信じて最後まで貫いてください!
最近クラスメイトほとんどの大学が決まって、友達と連絡取るたび、「あの時は辛かったねー!」と笑い飛ばしています。
でもみんな必ず言うのが「IB取っておいて本当に良かった」ということ。
長くなってしまいましたが、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!⚡️
CASのことは今日シェアできなかったのですが、近いうちにCAS Projectで企画したビーチクリーン・イベントについて載せるので楽しみにしていてください!
各国の大学受験の体験もブログのトピックにしようと考えています!
Talk to you soon!
✦ nana ✦
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?