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IGCSEという国際資格を知っていますか?

Hello again! It's nana ☺
 
今回は初投稿でチラッとお話ししたケンブリッジカリキュラムのIGCSEについてピックアップしたいと思います。
 
私はオーストラリアン・インターナショナルスクールから8年生を飛び級して、IGCSE・IB校に編入したため、すぐにIGCSEが始まってしまい、もっと早くからこのカリキュラムについて知りたかったと思いました。
 
この記事が少しでも助けになると嬉しいです!

IGCSEとは

IGCSEとは "International General Certificate of Secondary Education" の略で9年生と10年生(学校に寄ります)の14歳〜16歳向けの2年制のカリキュラムです。
 
このカリキュラムはイギリスのGCSE(英式高等教育修了試験)と同等なので、多くの海外の大学に認定されています。
 
高校の成績証明書にもなるため、取っておくと大学受験に有利なのと、IGCSEの後の2年制のA-Levelというケンブリッジが提供している大学統一試験の準備過程にもなります。
 
バリ島のナショナルプラス(インターナショナルスクールとは違う)という学校で、IGCSEを入れているところはほとんどA-Levelも入っていて、IGCSEが終わったらA-Levelにステップアップするという感じです。
 
私が卒業したインターナショナルスクールは特殊で IB MYP(我が家ではちびっ子IBと呼んでいます。私の弟は8年生でMYP真っ只中です。)が9年生で終わり、10年生だけ空くので10年生で学力を落とさないためにIGCSEが入っています。


IGCSEの必須科目

必須科目は英語数学ですが私のインターナショナルスクールは理科を1科目取らないといけませんでした。
 
英語は第一言語 (English as a First Language) と第二言語 (English as a Second Language) がありますが、断然 English as a First Language を取っておいた方が大学受験に有利です!!
 
私は母国語が日本語なので、最初はてっきり English as a Second Language のクラスに入らないといけないと思い込んでいたのですが、English as a First Language の先生に強制的に第一言語を取るようにされました笑。

何かの間違えだったかも笑。
 
でも前回お話ししたチャラい校風のオーストラリアン・インターナショナルスクールに行っていたおかげで、なんとかついていけました。
 
オーストラリアン・インターナショナルスクールありがとう!
 
なので最初から English as a Second Language を選ばず、English as a First Language をチャレンジすることをお勧めします!

勢いで行くしかないです!

だって母国語が英語のネイティブ用なので笑。
 
また、大学によってはIGCSEの英語の成績によってIELTSやTOEFLが免除になるところもあるので大学を受験するときに聞いてみてください!

数学も普通レベルの数学 (Mathematics) とハイレベルの数学 (Extended Mathematics) があります。これまた Extended Mathematics を取ったほうが大学受験に使えます!!


IGCSEで学べる科目

IGCSEの科目は全部でその数なんと70科目以上!!↓
 
Cambridge IGCSE Subjects 
 
もちろん取れる科目は学校によって変わってくるので、IGCSEを始める前にあらかじめどの科目が取れるのかを確認するのがベストです!
 
私は理系に進みたかったので、この8科目をIGCSEの試験で受けました↓
1. English as a First Language (第一言語英語)
2. English Literature (英文学 → シェイクスピアとか普通にやります)
3. Bahasa Indonesia (インドネシア語 → あまりにもできないため私だけ英語で問題をもらっていました笑)
4. Biology (生物学)
5. Chemistry (化学)
6. Physics (物理学)
7. Extended Mathematics (数学ハイレベル)
8. Art & Design (美術 → 要注意!まじキツイ!家族が巻き込まれるので勧めない)

 
※IGCSEを取るには5科目以上、14科目以下取る必要があります。


IGCSEと一緒に取れるICEという国際資格

また、日本のインターナショナルスクールにあるかは分からないのですが、ICE "International Certificate in English" という資格も一緒に取ることができます。
 
簡単に説明するとIGCSEは科目ごとの試験ですが、ICEは7科目以上の平均点ベースの資格です。
 
ケンブリッジの5グループ全部から最低1科目選び、少なくても7科目は取らないといけないので詳しくは下のウェブサイトを読んでみてください↓
 
Cambridge ICE
 
ICEには3ランキングがあり、
* Distinction → 5科目でA以上、2科目でC以上
* Merit → 5科目でC以上、2科目でF以上
* Pass → 7科目でG以上

取るともらえる資格です。
 
私はICEも取りたかったので、1科目落としても良いように8科目取りました。


今だから言えるIGCSE体験談① 英語の選択

まずIGCSEでやっておいてよかったことは English as a First Language と English Literature を取ったこと!

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IGCSE English Literature で勉強したシェイクスピアの Henry V のメモです↑

どちらも文章構成能力を高めてくれて、IB英文学のエッセイや大学受験のエッセイ、更にIELTSもそんなにキツくありませんでした。
 
この2科目は宿題が多くて諦めそうになった時もあったけれど、自分の自信に繋がるし、英語力を高めてくれると思ってぜひチャレンジしてみてください。
 
もしA-Level、IB、IELTS、TOEFLを取る予定があれば尚更 English as a First Language を勧めます!


今だから言えるIGCSE体験談② 家庭教師に頼るタイミング

もう一つのやっておいてよかったことは家庭教師に見てもらうことです!
 
IGCSEの2ヶ月前に10年生卒業テストがあって、初日の数学のテストで半分以上分からなくて、パニックで頭が真っ白になってしまったのを覚えています。
 
\ これはあかん。このままではIGCSE全落ちとかあり得るし、10年生卒業できない。/
 
と思い、ラッキーなことに家の近所にある塾の先生が、見た目はバリの目が剥き出している全科目教えれる神様、中身はジョークばかりのフランス人ハーフでそこに通っていました笑。
 
「毎日自主勉強+1週間に1回塾の先生に会って教えてもらう」を繰り返していくうちにどんどん分かってきました。
 
私みたいにギリギリまで待たずに「先生に聞いても分からない!」と思ったらすぐ家庭教師を見つけることを勧めます。


今だから言えるIGCSE体験談③ Art & Design は本当にキツい!

IGCSEの美術が難しいことはIGCSEを始める前に知りたかったです。
 
何が一番苦しかったかと聞かれるとダントツIGCSEの美術です。
 
試験という名の試験ではなく、まずA3の紙2枚にぎっしり色々な画法のスケッチとその説明で埋め尽くして、更にA3の紙2枚に本番の絵を描きます。
 
この色々な画法をチャレンジして埋め尽くすのに時間がかかって、他の科目の勉強に支障が出るぐらいでした。
 
美術に興味があっただけで取った私にはすごく苦しかったです。
 
やってもやっても全然終わらない感じが本当に辛くて、プロ級に絵が上手くないと良い点は取れないので無理して取らない方がいいと思います。


最後に!IGCSEを取ろうか迷ったら絶対に取っておいた方がいいです!
 
確実に海外の大学受験に使える国際的な資格で、A-LevelとIBの準備過程にもなる万能な資格です。
 
最初は私も「えーこんなの使えるのー?」と半信半疑でしたが、IGCSEを取って後悔したことはありません。
 
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました ☺


Talk to you soon!

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