『自律』 〜私の大切な価値観①〜
キャリアコンサルタントのななまる😊です!
休日にnoteを書く習慣が身に付いてきました。継続は力なりですね。
noteの記事を書くようになってから3ヶ月が経過しますが、こちらで19記事目になります。そして、このタイミングで皆さまから「スキされた数」が300回を達成しました。ご覧いただいた皆さま、ありがとうございます🙏
今回から、複数回に分けて「私の大切な価値観」について書いていこうと思います。X(旧Twitter)での投稿でも良かったのですが、140文字では収まらないのでこちらでツラツラと書いていこうと思います。
大切にしている価値観や言葉の捉え方は1人1人違います。そこに良し悪しはなく個性だと思っています。ですので、私の価値観は、1つの考え方として捉えていただけたら幸いです。ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです😄
『自律』:言葉の定義
私が思う自律の定義はこちら↓
もう少し砕けた言葉に直すと
「自分で考え、自分で意思決定をしながら生きていくこと」です。
他人に自分の人生の判断を委ねず、自分と向き合い・相手と向き合い、覚悟を決めて決断し、後悔ないように生きていきたいという考えを持って生きています。
"じりつ"は2種類あると考えており、もう1つの『自立』は「経済的自立:お金や生活面など」と定義しています。そちらも私の大切な価値観になりますので、今後ご紹介したいと思っています。
大切になったきっかけ
『自律』が私の中で大切になったきっかけは明確に存在しています。
それは、大学3年生の3月。就職活動をしていた時のことです。
私は、自己分析・エントリーシート・面接対策などを行う就職塾のようなものに参加していました。その中で、自分と向き合う・相手に100%でフィードバックをするワークがありましたが、「自分が傷つくのが怖い・必要とされなくなるのが嫌だ・孤独になるのが怖い」という思いから、相手と真正面から向き合うことが出来ず逃げ出しました。
その時に
講師の方から言われた言葉が『自律』です。
「ななまるさんの課題は自律だよね」と。
要は、自分の人生を他人軸で生きていたんですよ。私は。
中学校では、部活の同級生や後輩・講師から「ななまるは必要ない」と言われたこと。高校では、クラスメイトからはバッシングや陰口を言われ、担任から小馬鹿にされていたこと。その反動で、大学では、高校時代の同級生に会ったときは全員無視・学部の人たちには嫌われないように表面上の付き合いが多く、終わった時にほとんど何も残りませんでした(仲良くしていただいている方々もいるので有難いと思っています)。
気がつくと、中学3年生の時から、人の悪口以外で笑うことが出来なくなり、相手の目を見て話すことが出来なくなっていました。裏切られるのが怖く、誰1人として『信頼』していませんでした。(相手の条件を信じる『信用』はしていました)
それから、
自分と向き合うために「絶対内定の本」のワークシートをやり直すこと・自分を支えてくれる人たちをノートに書き出すこと・机の上から背面で飛び降りて、同じワークに参加していた受講生に物理的に手で支えられる(支えがなかったら頭から倒れて危ない)体験をしました。
→この体験はゲシュタルト療法だったのではないかと認識しています。
これらを通して、自分の意思で決断すること、「自分の人生を自分軸で生きること」が出来るようになりました。
そうすると見える世界が劇的に変わり、それまでは下を向いて歩いていましたが、目線が1つ上を向いて青空が広がるようになりました。心から笑うことも出来るようになりました。
他人のためではない、自分の人生は"こんなにも素晴らしいのか"と感じた出来事でした。
キャリアコンサルタント養成講座にて
時は経ち、キャリアコンサルタントの養成講座を受講している時に、能力体系に記載があるこちらの文章について習いました。
150時間の養成講座が始まってから、最初の時間に教えていただきました。講師の先生が『自立:経済的』『自律:セルフコントロール』と仰っていて、まさしく『自律:セルフコントロール』の方が自分が言われていた課題であると確信しました。
そして、キャリアコンサルタントを目指した動機として、
『私のような人を救いたい』と思う気持ちがありました。実際に養成講座でキャリアコンサルタントの在り方を習うまでは「相談者を救う・変える」のような私が主体となるような関わり方を考えていましたが、今は『私のような人を救いたい』という気持ちはありつつも、実際に意思決定をするのは相手側になるので、「相談者が、自分の意思で決定できるような"サポート"」をしていきたいと思っています。
自律に向けての取り組み
私は『自律』に向けた取り組みを意識的に行っています。
①後ろ盾をつくること
自分で考えて自分の意思で決定をした場合、無謀な挑戦となること・相手と衝突対立することなど、決断したことによって状況が一時的に悪化することが避けられない時があります。それが集団での出来事だった時には、1人になる・孤独になるという結果になるかもしれません。
そうなった時にでも立ち直れるように、極端に言えば1人でも生きていけるように後ろ盾を作るようにしています。
具体的にお伝えすると、
私は、何がどれだけあれば自分が生きていけるのか・楽しめるのかを把握しています。洋服や食材や家具家電、筆記用具についても自分が持っているものの全てをパソコンへメモしています。お金については、家計簿で管理して日々の収支を把握しています。キャリアコンサルタント的な考え方でいくと、「キャリアコンサルティングの6分野」のそれぞれの項目について、"自分の場合はどうか?"という観点でを考えてまとめています。
そして、大事になるのが人間関係の部分です。
自分が所属しているコミュニティについて・出会った方々のことを大切な決断の時に思い出せるようにしています。"支えてくれる人がいるから"と意思決定を後押しいただいています。
こうした、後ろ盾があることで『自律』することが出来ます。
②行動すること
来るべきときに覚悟を持って決断するために、事前に情報を持っておく・試しておくことを大切にしています。これは私の好きなキャリア理論家のハリィ・ジェラットの「連続的意思決定プロセス」から来ています。
行動をすることで、1〜5のサイクルをぐるぐる回すことが出来ます。1つの行動で「意思決定」とならなくても、「探索的決定」をして回していく。「探索的決定」は決して無駄ではなく、自分自身の知識や経験として蓄積されていきます。そしてそれがある時の「意思決定」に活かされるタイミングが来ると私は考えています。「あの時はああだったもんな…」と振り返ることが出来て、より精度の高い意思決定に繋がると思います。
そして、ジェラットがその後に提唱したのが「積極的不確実性」です。
「右脳も使う意思決定」ということで、「直感」という表現をジェラットはしています。以前、2年前に参加したセミナーで「直感は行動の連続で作られる。そして、最終的な決断の時は『直感を信じる』」という言葉を聞きました。私はゴリゴリの論理推しの左脳人間ですが、その時に『キャリアの心理学』という本に出会い、ジェラットの理論を知り、右脳も大事だと思うようになりました。
基本は行動することで、左脳を鍛えながら、重要な局面が来たときは『右脳を使って、直感を信じる』ようにすることを心がけています。
③孤独になること
孤独になること、1人になる時間を確保することを大切にしています。
自分と向き合う時間を確保することで心を落ち着かせるようにしています。
自己受容をする時間です。
この『孤独』という言葉については、新R25公式Youtubeで知りました。
山崎怜奈さんのことはこちらで初めて知りました。確固たる自分を・ブレない自分をお持ちで素晴らしい方だと思いました。人として尊敬しています。今では1ファンとして毎週ラジオを聴いています。
自分と向き合うことをせずに、常に周りを気にしながら生きていくのは窮屈だなと思っています。他人の承認がないと生きていけない、「◯◯が言ったから」と決断・行動の責任を他人へ押し付ける。そんな人生を生きていると、どんどん相手に求めるレベルが上がっていき、相手が要求に応えられなくなった時に一気に辛くなります。
まずは、「利己:自分の安定」
その後に、「利他:他者貢献」をしていく人間でありたいと思っています。
最後に
今回は、『自律』というテーマで記事を書きました。
大切な価値観なので、溢れ出るぐらい色々な思い出やエピソードが出てきました。そして、この言葉は数ある大切な価値観の中で、一番大事にしている、私の根底となる価値観になります。
キャリアコンサルタントとして『自律的なキャリア意思決定を支援する』ことを志していますが、まずは私自身が『自律』的なキャリア意思決定をしていく必要があります。
これからも、自分と向き合い・相手と向き合い、覚悟を決めて後悔ないような意思決定をしていきたいと思います😊
最後までご覧いただき、ありがとうございました!