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大川なつみ
2021年2月3日 18:41
私が15歳になるまで、家族3人が時に仲良く時に切なく暮らしていたのは、六畳四畳半・木造平屋の借家だった。風が強い日は、割れそうな薄いガラス窓がガタガタと鳴り、台風が来た時は本気モードで机の下に避難して過ごした。玄関の引き戸も、薄いガラスに木製の枠。人差し指でも割ることが出来そうだった。鍵は穴に入れたまま、ぎゅっと閉まるまでクルクルと何周も回すタイプ。(このタイプ、知らない人も多いのでは