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こうして私はバツイチに…②「今の仕事」

はじめに

どうもふくすけ(@namiuchigiwade)です。

今回は「こうして私はバツイチに…」シリーズのパート2になる。

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この話しは妻の『不倫』をきっかけに離婚した私の実体験(ノンフィクション)である。

バツイチになってから気付いたのだが、

私は1度この人が好きと決めたら後は何も見えない、

省みない、

考えない、

ただのロマンチストなイタイ男だった。

人間生きて行く上で、

なんでも「疑問」に思うことが大事だ。

皆様も結婚に踏み込む前に今一度、

「この人と結婚して本当にいいのか?」

「これでいいのか?」

と、考えてみても良いと思う。

私のようなロマンチストなイタイ人間にならないために…。

では続きをどうぞ。

お義母さんから驚きの提案

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シホ(仮名)の家に行くと、

シホ(仮名)とお義母さんがいた。

お義父さんはというと、

2階で寝ているとのこと。

もう1人シホ(仮名)の2歳年上、

私の2歳年下にあたるお兄さんがいるらしいのだが、

お兄さんは近所で1人暮らしをしていた。

「今日は急やけど来てくれてありがとう。

ピザ頼んだから一緒に食べよう」

ピザでもてなされた私は、

シホ(仮名)、お義母さんの3人でピザを食べながらテレビを見ていた。

結婚式の準備の進捗状況や、

2人の馴れ初めなどいろいろ聞かれながら会話を楽しんでいた。

しばらくすると、

「さて…」

とお義母さんがおもむろに神妙な顔つきになった。

「なんや?

なんかおれ失礼なこと言ったっけ?」

私はこれまでの会話を思い出しながら今日の流れを振り返っていた。

特に思い当たる節はない。

シホ(仮名)を見ると、

シホ(仮名)はうつむいたまま顔を上げようとしない。

どうした?なぜだ?

私が戸惑い始めているのを見ながらお義母さんはゆっくり口を開いた。

「ふくすけくんに言っときたいことがあんねんけど、

ふくすけくんは今の仕事に満足してるの?」

「はい?」

何を言い出すのだ?

「あの…、

ほら、給料とか」

…。

…来た。

きっと介護をしている男性職員は恐らく1度は誰かに聞かれたのではないだろうかというこの質問。

要は介護の給与安いだろ?

大丈夫なのか?

それで娘であるシホ(仮名)を養っていけんのか?

という類の質問だ。

たしかに介護業界は他の業界と比べて給与が少ない。

当時の私の年収は400万前後だった。

「今は介護現場でリーダーをしていて、

そのフロアの責任者をしています。

ゆくゆくは施設全体の責任者である施設長や、

他にもケアマネージャーという資格を取って介護のマネジメントをすることもできます。

ひとまず施設長を目指してそれでがんばっていこうと思っています。

そしたら給与も今より上がります」

私は現状を包み隠さず話し、

「今のままでも大丈夫だよ〜」

というアピールを冷静にした。

が、

「でも施設長になったら今より帰り遅くなるんちゃうの?

年収もそこまで上がるわけじゃないのに。

それで大丈夫なん?」

と言い返されてしまった。

さらに、

「あなたは今まで1人やったから何の仕事してもよかったけど、

これからはシホ(仮名)もいるわけやん?

その辺をちゃんと考えて仕事してんの?」

そこまで言われてしまった。

…え?

これは何?

つまり結婚するには介護の仕事だめだよってことか?

この人は結婚するんだったら転職しろと言っているのか?

結婚式だけじゃなく、

私の仕事にも口を出すのか?

っていうかいくら何でも首突っ込みすぎじゃないのか?

「別にあなたが好きでやってる仕事を否定してるわけちゃうけど、

ちょっとこのままだとなぁ」

お義母さんは更にまくしたて苦笑いしながら私の返答を待っている。

「は?

ふざけんなよ」

と言いたいのを必死に我慢しつつ、

シホ(仮名)からお義母さんに反論してもらえないか

すがるようにシホ(仮名)を見る。

シホ(仮名)は下を見ながら一向に私を見ようとしない。

…なるほど。

そこで私は悟ってしまった。

きっと私が来る前にこの話しがすでに2人の中でなされていたのだろう。

お義母さんは母親としてシホ(仮名)には幸せになって欲しい。

だがきっと私の今の給与では難しいのでは。

もっと違う仕事をした方が良いんじゃないのか。

と考えたのだろう。

そして、

シホ(仮名)はお義母さんがそう言うのならと、

私の転職についてをお義母さんの言うことに従い、

任せようと決めたのだろう。

なんてことだ。

だがそこまでわかっても、

「シホ(仮名)はおれの仕事のこと、

どう思ってんの?」

緊張とピザで口の中の水分を根こそぎ持っていかれた私はかすれた声でシホ(仮名)に思いを伺った。

あの時の私はお義母さんのガヤなんかよりもシホ(仮名)の本音を聞きたかった。

「私は正直お金はそこまで心配してないけど、

結婚して将来子供が生まれても、

夜勤とか遅晩で帰ってくる時間が遅いのはちょっといやかなぁ…」

「ほら。

シホ(仮名)もそう思ってたんや。

これは考えなあかんな」

「うん。

お母さんが言うことも一理あるな」

「せやろ」

2人はここで初めて意見が一致したかのような会話を始め出した。

この時、私はシホ(仮名)の言葉に驚いた。

これは私の思い込みや先入観かもしれないが、

まさか同業、

しかも最近まで同じ職場で働いていたシホ(仮名)からその介護職に否定的な言葉が出るとは頭の片隅にも考えていなかった。

「つまり、

結婚するならお2人は私に転職して欲しい。

ということでよろしいでしょうか?」

私がこみ上げる怒りを抑えながら努めて冷静に言うと、

「そこまで言えないよー。

でも、

ほらぁ、

ね?」

お義母さんは笑いながら言葉を濁していった。

「ちょっと考えさせてください。

あ、時間が遅いので今日は失礼します。

ご馳走様でした」

ここにこれ以上いると理性を保てないと考えた私は22時に無理矢理切り上げてシホ(仮名)の家を後にした。

お義父さんはまだ2階で寝ていた。

こういう話しが1対3だとさすがに圧が強過ぎると思ってわざと1階に降りてこなかったのかな。

それとも実は私のことが嫌い?

とまで考えてしまうようになった。

この時2008年5月。

離婚まであと8年と1ヶ月…。

転職か結婚破棄か?

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家に着いた私はお風呂もそこそこにすぐにベッドに潜り込んだ。

そして今日の一連の会話を思い出す。

「今の仕事なら満足してるの?」

「年収そこまで上がるわけじゃないのに。

それで大丈夫なん?」

「あなたは今まで1人やったから何の仕事してもよかったけど、

これからはシホ(仮名)もいるわけやん?

その辺をちゃんと考えて仕事してんの?」

思い出せば思い出すほど怒りと涙がこみ上げてくる。

「どうしよ。

結婚やめよっかなぁ。

でもやめるとせっかく親父が紹介してくれたホテルの人に申し訳ないしなぁ。

でもあんなこと言われてそれに従ってもなぁ。

でも介護職って今後も給与上がる保証ないしなぁ」

恐らく今でもあの日は人生で1番悩んでいたと断言できる。

それほど悩むに悩んだ。

これは男性介護職あるあるなのか?

結婚と退職。

プライベートと仕事ががっぷり四つに組み、

自分の将来をどうすべきかせめぎあっていた。

悩んでも悩んでも答えが出ない。

次の日仕事をしているとふと、

将来生まれてくるであろう子供のことが頭をよぎったー。

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私は昔から子供が好きだった。

結婚もしたかったが、

やはり子供が欲しかった。

男の子でも女の子でもどちらでもよかった。

子育てが大変だと思うが、

もし将来子供が生まれてくれるのであれば、

子供に不自由な生活をさせてはいけない。

そう考えるようになっていった。

「子供のためには転職せなあかんのかなぁ」

段々頭の中で転職に傾き始めた。

今の職場を思い返す。

職場では月1回は必ず飲み会があり、

そこでよく仲間達と他愛もない話しで盛り上がっていた。

すごく仲良くやらせてもらっていた。

けど、

子供のためならそれを捨ててでも転職しないといけないのかな…。

私は自分に問いかけていた。

私はシホ(仮名)が好きだ。

大好きだ。

シホ(仮名)と幸せな家庭を築きたい。

そのためにはいろいろと乗り越えないといけない。

捨てないといけない。

それが例え好きな仕事でもだ。

「よし。

転職するか…」

そう心に決めた私は転職を決断し、

就職活動を始めるのだった。

お義母さんから転職を勧められてから3日経っていた。

だがこの決断が後々人生を大きく変えることになる…。

この時2008年5月。

離婚まであと8年と1ヶ月…。

苦労の末にようやく、

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転職活動を始めた私はハローワークや転職サイト、

転職雑誌とあらゆる媒体の求人募集に目を向けた。

しかし困った。

自分がやりたい仕事が介護意外でない。

結論給与が今より良ければどんな仕事でも構わない。

というかなり芯がなく、

ハードルも低い活動をしていたが、

いかんせんなかなか次の就職先が見つからない。

それもそのはず、

介護職から大幅な業界チェンジだ。

しかも中途採用で未経験。

介護以外の知識、技術、ノウハウがゼロである。

これじゃあ良い会社はまずひっかからない。

そんな中、

ある大手航空会社の子会社の求人に目が止まる。

「この度事業拡大に伴い、大幅な雇用拡大を目指す。

給与は諸々込みで25万円〜」

「これや!」

と思った私はすぐにこの求人に応募した。

「これは受かりたい!

絶対受かったろう!」

そう意気込んで面接に臨み見事合格!

「やったーーー!!!

これでシホ(仮名)と結婚ができる!!!

しかも大手航空会社の子会社や!

これは嬉しい!!」

早速、

シホ(仮名)とお義母さんに報告すると、

「よかったやん!

絶対介護よりその方がええわ!」

と褒められ、

これで結婚できる!!!

と有頂天になっていた。

だがここからしばらくして新しい会社から言われた一言で人生が大いに変わっていく。

幸せへの歯車が大きく狂いだしていった。

ー次回ー

ふくすけ「えっ?

何の話しですか?」

この時2008年6月。

離婚まであと8年…。

続く

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