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相談機関の紹介 普通学校に通っていても、特別支援学校に相談できますよ。

息子は、普通学校の普通学級に通っていましたが、発達障害と診断されてから、いろいろな機関に相談しました。

本当に、たくさんの方に会いましたし、お世話になりました。
相談に行って、実際、がっかりしたり、余計に、傷ついたりしたこともたくさんありました。それでも、何か情報がないか、行動しました。

その中で、よかったところをご紹介します。参考になればうれしいです。

地域の特別支援学校


県立の特別支援学校にコーディネーターというお仕事をされている先生がおられ、その方に、電話で相談し、面談しました。

息子、中学2年生の時です。私の話を聞いて、本人は、今まで、しんどかったのを頑張ってきたなーとおっしゃいました。

一見、普通に見える子は、怠けているとか、さぼっている、出来るのに、ふざけていると誤解を招いて、しんどいらしいのです。

そして、本当に、分かりづらいらしいのです。実際、私も、小学校の頃は、気づきませんでした。小学1年生の通知簿を見せたら、この時から、明らかに傾向は出てる、しかし、経験のある先生じゃないと見抜けないだろうね。と、おっしゃいました。

診断が出たのに、中学校が、配慮してくれないことに、私は、諦めていました。

しかし、その先生は、私が、中学校に話に行ってあげようとおっしゃってくださいました。

「今は、友達も仲良くしてくれる。でも、中学3年生になったら、周りは、受験モードになって、友達も今まで通りでは、いかなくなる。そういう時に、不良の方向に走ってしまう事もある。中学3年生は、とても大切な時期だから。」と息子の事を考えてくれました。

そして、2年生の3月に来年度について、話し合いをしましたが、全く変わりませんでした。

コーディーネーターの先生が、感覚過敏のため、体操服を許してほしいと言っても、校長は、「感覚過敏という言葉は初めて聞きました。当学校には、ほかにそんな子はいません」と言い、教頭は、「学校経営というものがあるから、一人だけ認めるわけにはいかない」と言いました。

なかなか、手ごわい中学校でした。



教育大学大学院 心理センターのカウンセリング


ここの先生にも約1年、お世話になりました。

教育大学大学院生がカウンセリングを行ってくれます。初回は、教授と、院生とカウンセリングをしました。

院生は、小学校の先生で、2年間、勉強のため、大学院に来られている男性の方でした。私が何を言っても、やさしく聞いていただいて、ホワイトボードにそれを整理して、見返すと、気持ちも整理できました。

研究材料にと、毎回録音されていました。

また、約半年、毎週、息子は、その先生に、ギターを習いに行きました。ギターを教えてもらいながら、いろいろ話をしてもらいました。

きっかけは、息子が、中学3年の時、「ギターやりたい」と言っていると私が伝えたら、先生は、「私、初心者にでしたら、教えられますよ。」という事で教わることになりました。息子は、その先生のギターは、すごくかっこよくて、すごいねん!といつも褒めておられました。

その先生も2年の任期が終わられて、小学校に戻っていかれました。連絡先も知らないのですが、元気でいる事を伝えたいです。

そのカウンセリングは、1回50分 2060円でした。

隣の市のいじめ防止センター


私の市に相談しましたが、私が継続して相談したいところはありませんでした。

知り合いの人の、元同僚の人が、定年後、いじめ防止センターで、相談員をしているという事で、紹介していただきました。合計10回以上、面談に行きました。

その方は、小学校の教師をされていたので、教育現場の事はとてもよくご存じでしたし、息子の事を、親身になって心配していただきました。

本人がよかったら、ここにきて、勉強を教えてあげる、とまで、言ってもらえました。

その方に、合理的配慮の努力を学校はしなくてもいけないとも教えていたきましたし、その方の勧めで、療育手帳を中学2年生の時に取得しました。そのおかげで、特別支援学校に入りやすくなったのは、事実です。

振り返ると、たくさんの方にお世話になったと改めて、感謝します。

特別支援学校のコーディネーターの先生は、1年以上、息子を見たこともなく、私だけが面談に行っていたのですが、まるで、知ってるかのように、こういう事で困ってるだろうとか、気遣っていただきました。

隣の相談センターの方は、一度も、息子に会わず、私の相談だけでした。

先日、個人的に、話す機会があり、息子が、専門学校に進学することを伝えたら、「よかった、よかった」と言ってくださり、涙が出そうになりました。



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