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英語はツール マインドを整えよ

 息子が、コンビニで働いていたネパールの方と話したと言っていた。日本語で気さくに話しかけてきた、と。息子の友達が英語で話しかけたら、英語も普通に話していたらしい。

 母語と日本語と英語と。語学力もさることながら、外国で母語以外の言葉で働きながら人と会話をしようとする姿勢がとても素敵だと思った。

 英語さえ話せたらなんとかなる、と思っている人に伝えたいことだった。

 よく言われることだけど、言葉が話せるなんて自慢にならない。むしろ、それを使って良い感じの人間関係を作ること、またその努力をすることに焦点を当てて英語指導をしている。そこは絶対にブレてはいけないと思っている。

 今後子どもたちが一緒に働いていくのは、間違いなくこうした高い意識を持って学んだ海外の若者たち。
 英語なんて所詮ツール。日本語だってどんなに上手に話せても、人に引け目を感じて人を攻撃ばかりしたくなる時や、劣等感いっぱいで人がみんな自分より素晴らしく見える時、人と上手にコミュニケーションを取るのは難しい。

 私が感じているのは、そこ。

 人と比べたり比べられたり、「あなたはダメね」って言われ続けたりしたら、卑屈になる。自分のことを愛せなくなる。
 どんな性質もどんな困りごとも自分の愛すべき部分だって教えてくれるのは、身近な大人だったり友達だったりするんじゃないかな。
最近読んだ本に、「赤ちゃんの時から自己嫌悪の人なんていない」って書いてあったけど、その赤ちゃんが成長する過程で「自己嫌悪」に落としちゃうのは周りなんだよね。

 今子どもにプレッシャーを与える大人は、自分自身がどこかで自己嫌悪に陥って、そのまま大きくなっていたりする。
だから、ここで止めなくちゃ。本当にそう思う。
 
 英語教育を考えた時、何を大事にするかを私たちは今一度立ち止まって考える必要があると思う。


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