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エキサイティングでタフな海外出張の記録
今回の海外出張、前半は新規事業開発リーダー、後半は既存事業を支えるR&Dのグループマネージャーとしての現地訪問でした。
二つのストーリーがリンクするイベント。
前半は、この1年半手がけてきた新規技術/事業開発の、技術海外展開を視野に入れたグループ会社の現地視察。
・どのような施設を持っているか?
・メイン事業の状態がどうなっていて、新規事業に携わる各リソースは足りているか?
・技術展開は、顧客へのアクセスポイントの多さも考慮したものであるが、顧客へのプレゼン感触はどのようなものか
・日本での技術開発の進捗はこうだが、ここで再現しようとすると、どんな問題が生じるうるか?その解決策は何か?
・最終的に顧客が要望するボリュームに対応するために、どのような手順で投資をしていくか?
などをCTOとディスカッションするのがメインでした。
提案するスタンスなのでちょっと気楽。
未来の可能性を考えるワクワク感もある。
一方、後半の方はやっぱりシビア。
顧客から要望を受ける方になるので期限を意識しながら約束させられるのがけっこう重い(苦笑
事業部として、顧客の要望を短期・中長距に分けて対応する姿勢を見せるのは賢い。そのためのカードとして、事業部営業部長と担当者による顧客訪問に、技術開発責任者として私が同席する布陣でした。
欧米の企業相手ではあっても、まずは名刺交換からスタート。相手のポジションを把握した上で会議に望むことは重要なので、よほどの力関係の差がない関係ならば、どの国の企業相手であってもこんな始まり方になるんだろうなという認識。
はじめはにこやかに世間話をまぜながらお互いの腹を探るようなスタートしたが、争点となる議題になると雰囲気はガラッと変わる。先制パンチ、牽制ガードの応酬。こちらの想定していたベストケースには事が運ばれず、予想通りに非常にタフな展開になった。
「Oh it's a really good question, that's why I've been here…」
無理難題をとりあえず私がクッションとして受け取る役目になってしまったけど、顧客の要望とその背景はわかったのは収穫であった。僕もすぐに対応するとは安易には約束せず、手の内もその場では明かさないようにしたので、少し時間は稼げることができたと思う。
彼らが 本当に困っていることを解決するための、最善策を打っていく。
一連のやりとりでサプライチェーン上にプレイヤーの状態がよくわかり、業界の理解は一層深まった。繋がった。
英語力は正直落ちている。
前半の会議で、単語が出てこなくて言葉に詰まった。
後半の会議では、あらかじめ相手の反応を予想して、切り返すフレーズを用意していたりした。できなくはないが、準備コストが高い。
それでも、この数年のキャリアを見返しながら、このような形で海外出張に行けたことはなかなか感慨深いものがある。
事前調整は大変だったし、責任も重かったけど、全体としては人と天気とスポーツ運に恵まれて、大変充実した出張であった。
もっともっと先を目指していこう
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