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入選入賞のお知らせ

映画「エンターテイナー」の英語字幕制作に取りかかったのは撮影を終えて一年が経った頃だった。因みにこの時はすでに新作映画となるドキュメンタリー映画「想像と循環」の取材や撮影が進んでいた。また、並行して「木部の杜ワルツ座」という新事業設立の為DIY漬けの日々でもあった。そんな折、字幕制作は友人Hazkiの多大なる手助けを得る事ができた。何度もミーティングを重ね完成しその後は海外映画祭に応募し始めた。

さて、昨年はしまね映画祭に選出頂き上映を終えたばかりだが、その他の選考結果もいくつか発表される事となった。嬉しい事に入選入賞の吉報が舞い込んだので僭越ながら紹介させて頂こう。(2023年3月時点まで、続報あり)

カンヌ国際映画祭オンラインエディション 入選
カンヌ国際映画祭オンラインエディション ノミネートファイナリスト入選
ストックホルム映画祭 マンスリーコンペティション 入選
東京映画賞  最優秀長編部門  ゴールデン賞 受賞
カミナリ日本映画祭  短編映画賞  撮影賞  受賞
ブルーリッジ映画祭 入選
ゴールデンハーベスト映画祭 入選


カンヌ国際映画祭、ストックホルム映画祭、ブルーリッジ映画祭、ゴールデンハーベスト映画祭、東京映画祭、カミナリ日本映画祭、しまね映画祭等、入選入賞。関わって頂いた皆様、誠にありがとうございました。またの続報をお伝えさせて頂きたい。

そもそもこの映画は、かつて我が家の敷地に実存した昭和中期の閉館まで隆盛を誇った劇場跡地から着想し制作した物語。多くの町民にも参加して頂きこの地域を舞台にした映画が完成したというわけです。田舎過疎地での芸術衰退を憂い、刺激の促進となるよう願った作品だ。

こうして少しばかりの温かいニュースがこの田舎町へのささやかな刺激となり心はずんでくれたらば嬉しいなと思います。また、こうした取り組みや評価が皆様への活力のお返しともなれば嬉しいかぎりです。

1960年代まで運営されていた劇場「長野劇場」。二階観劇席や花道が在ったという。元々はここより数キロ先の笹ヶ谷鉱山の町中に在ったが閉山後我が家の敷地へ移築された。映画上映、芝居、神楽。興行日は人であふれ返り当時は庶民にとってまさに最高の娯楽であったと聞いている。閉館後履き物工場となり1975年頃には解体された。


2022年夏、この跡地に「木部の杜ワルツ座」というカフェ、ミニシアターを一年のDIY工事を施し作り上げた。工事の合間には農村の取り組みや劇場再建までの軌跡を記録。新作ドキュメンタリー映画「想像と循環」はこうして完成したわけだがこの新作映画については今後またプロダクションノートとしてお伝えできたらと思っている。

映画「エンターテイナー」
プロダクションノートも書き始めて2年半が経った。いったんのありがとうを皆様に伝えたい。

現在の建物、カフェ&シアター「木部の杜ワルツ座」
敷地内のDIYは今も続いている。


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