クレヨンしんちゃんの新作映画は学校に警鐘を鳴らしている
今日は子ども達を連れて『クレヨンしんちゃん』の新作映画を見に行きました。
長女がしんちゃん好きで、私もしんちゃんの映画で泣いてしまうタチだったので楽しみでした。
今回の舞台は「天下統一カスカベ学園」略して「天カス学園」です。
楽しく見れると思っていましたが、たくさん考えさせられる内容だったので投稿します。
※ネタバレを含みますので、ご注意ください。
得点に支配される子ども達
天カス学園では、子ども達全員にバッジが付けられます。
そのバッジには得点が与えられます。
良いこと(挨拶などの日頃の行い、勉強・スポーツで良い成績をとるなど)をすると得点が加算されます。
悪いこと(ケンカ、廊下を走る、授業中にふざけるなど)をすると得点が減点されます。
「天下統一」と言っているだけに、入学する子はみんな「エリート」になって社会でトップに立つことを目指しています。
そのため、みんな得点を狙って行動しています。
全ての行動が「得点をもらうこと」に力を注いでいるのです。
もちろん、そのシステムに馴染めない子もいます。
そして、その子達は「カス組」と呼ばれ、期待されることもなく、さげすんだ視線を浴びせられています。
得点だけが全てじゃない
しんちゃん達も天カス学園に体験入学をします。
そこで風間くんはエリートを目指して得点を稼ぎます。仲間達にも「得点を稼ごう!」と必死に呼びかけます。(その深い理由は映画をご覧ください😄)
しんちゃんはと言うと、得点などまるでお構いなしのいつも通りの「しんちゃん」的行動です。
最初は理解されないしんちゃんでした。しんちゃんの軸にあるのは「友達を守る」だけです。
しかし、クライマックスになるとしんちゃんの行動が周囲の人間も感動させ、みんながしんちゃんを応援してくれます。
学園の理事長も、しんちゃんの行動に心を打たれ、大きな変化をすることを心に決めました。
今の学校も同じ
今の学校も、模範的な行動をすると褒められ、反対の行動を取ると叱られます。
模範的な行動を取れる人間を育てようとしているように感じています。
きっと今回の映画の監督は、そんな学校に警鐘を鳴らしているのだと思いました。
しんちゃんが取った行動を見て、自分の中の信念に従って行動できる子に育てていきたいと胸を打たれました。
子ども達が自分のやりたいことを見つけ、なりたい自分になれるよう支えていきます。
しんちゃんの映画を見て、たくさんのことを学べました!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊
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