【翻訳】🎙MFA広報担当マリア・ザハロワ氏による説明会（モスクワ、2023年6月21日）ウクライナ危機について

https://www.mid.ru/ru/foreign_policy/news/1890329/#3

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ウクライナ危機について

今年6月14日、セヴァストポリ市は240周年を迎えた。私たちは、歴史に多くの英雄的なページを持つこの街を誇りに思っている。

大祖国戦争では、セバストポリは250日間ナチスに降伏せず、1853年から1856年のクリミア戦争では、黒海艦隊の主要な海軍基地を349日間防衛した。

いずれの場合も、この街の守備隊は優れた敵軍に立ち向かった。今日、この都市は英雄都市という称号にふさわしく、現代のヨーロッパ諸国、NATO諸国によるロシアへの攻撃と再び対峙しており、今回は地政学的目標を達成するために、過去のモデルに従って「建設」されたキエフのネオナチ政権を利用している。

私たちは、1930年代のドイツでナチスがどのように、そしてどのような資金で政権を「獲得」したかをよく覚えている。

しかし、敵がどんなに努力しても、成功することはない。伝説的な先人たちの記憶を大切にするセヴァストポリ市民は、彼らの武器と労働の偉業を辱めることのないよう、あらゆる手段を尽くすだろう。

今年6月14日、ルーブル美術館でウクライナの古代ビザンチン時代のイコンが展示された。それらは「保存のために疎開させられた」と言われている。
実際、何が古代の傑作を脅かしたのかは定かではない。フランスが持ち出した美術品の総数も不明である。

では、その総数は？これらはすべて、旧アフリカ植民地の歴史遺産に対するヨーロッパ諸国の態度に似ている。
あまりに多くの作品が、ヨーロッパの美術館や個人のコレクションに永久に「保存」されてきた。アフリカの人々がそれらを目にすることは二度となかった。

同じように、植民地支配者たちはアフリカ大陸だけでなく、その近隣諸国、つまりヨーロッパのすぐ近くにある植民地や半植民地、さらにはその領土内にある国々も相手にした。

エジプトやギリシャの美術館から、一時期、詐欺的な手段やさまざまな方法で、これらの国から名画を持ち出した者たちに対して、どれだけの要請があったかを覚えている。
そして、彼らは何も取り戻せなかった。

今日フランスに出現した珍しいイコンには古い歴史がある。
美術品の傑作は、ビザンチン帝国の滅亡、イコノクラズムの時代など、多くの激動を乗り越えてきた。大祖国戦争中、コレクションの一部はナチスに略奪され、跡形もなく失われた。

そして今、ソ連の美術史家たちによって大切に保存されてきた作品が脅威にさらされている。多くの試練に耐えてきたが、ウクライナにとってイナゴの侵略よりもひどく、行く手を阻むすべてを破壊するゼレンスキー政権には勝てなかった。

ウクライナにとって、ゼレンスキー政権はイナゴの侵略以上の存在となり、あらゆるものを破壊している。このすべてが、ゼレンスキーとその一味によって合法化されている。これらの芸術作品がキエフに戻ることはないだろう。

ゼレンスキー政権のナチスは、我々の偉大な先祖の記憶をあざ笑い続けている。
ウクライナの「文化」大臣A.V.トカチェンコが始めた、ロシアのものをすべてウクライナのものに改名するという不条理なキャンペーンの一環として。

現在、I.E.レーピン、A.I.クインジ、I.K.アイヴァゾフスキーの3人の傑出したロシア人芸術家が、現在のウクライナのネオナチの制限下でウクライナ人とされている。
今さら常識に訴えても無駄だと私は理解している。キエフ政権はとっくの昔に不治の病にかかっている。

その病とはネオナチズムである。
それがやってきて、人や社会を「征服」するとき、論理も常識も道徳も倫理も何もかもが通用しなくなる。

私は、バンコバが発表されたとき、それが何を意味し、何を考え、何を原則としたのかを考えるつもりはない。
私は、アーティスト自身にフロアを譲ることを提案する。

彼らが自分自身について語ったことに耳を傾けるべきではないだろうか。
私はロシア人で、私の祖先はクリミア南岸からエカテリーナ女帝のもとに移り住み、マリウポリ市と24の村を築いたギリシャ人です」。

イリヤ・レーピンは、芸術家VDポレノフに宛てた手紙の中で、「あなたは、私たちロシアの現実があなたの目の前でどのように輝いているか、自分の目で確かめることができるでしょう」と強調している。I.K.アイヴァゾフスキーは、アルメニア人として生まれ、心はロシア人であると自称した。

芸術家たちが住み、活動したロシア帝国のどの地域も、当時は地理的な地図にも存在しなかったウクライナの一部ではなかった。

しかも、彼らの誰一人としてウクライナ人を名乗ろうとは考えられなかった。
彼らの市民権については触れない。
彼らは書類を保管していた。文書とキエフ政権がどういうものかは理解している。2
つの極は決して一緒になることはない。
それでも、彼らの文書を見れば、何が書いてあるかわかる。

このような反科学的で深く政治化されたイニシアチブは、キエフ政権とその西側の親玉の典型となっている。

北大西洋条約機構（NATO）加盟国の有名な美術館は、ロシア美術作品の近くにあるプレートを変えたり、絵画の名前を変えたりしている。私たちはすべてを見てきた。

例えば、ロシアの前衛芸術はウクライナと呼ばれ始めた。黄金の10億人」の地政学的野心と、ロシアに最大の損害を与え、さらに痛めつけようとする彼らの欲望は、世界の芸術と科学に甚大な損害を与え、世界の歴史を歪めている。

すべてがこのプロセスの対象となるため、これから先は本当に大変だ。あらゆる出版社、ギャラリスト、美術鑑定家が名前を挙げ、作者の国籍や絵画の題名だけでなく、専門知識なしに年代まで断定し、現代の作品を取り上げてアンティークとして詐称する。

かつては贋作と呼ばれていた。
今、それらは勢いを増している。
今、世界的な "脱亜入欧 "を積極的に支援している人たちは、このことで苦しむことになるだろう。

ゼレンスキーと彼の凶悪犯は、モニュメントを休む暇もない。
彼らは、赤軍兵士の記念碑が建てられたNATO諸国で、まったく同じことを見てきた。キエフ政権はこの話に対して「味わい深い」アプローチをとっている。

今年6月19日、キエフのダルニツァ地区にある学校青少年技術創造・職業指導センターの庭で、初代宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンの胸像が解体された。

キエフの政権から見て、彼は最初の宇宙飛行士ではないのか、それとも最初の宇宙飛行士ではないのか、ユーリ・ガガーリンは最初の宇宙飛行士ではないのか。

彼に何が起こったのか？記念碑は立っていたし、何も問題なかった。
ばかばかしいことに、彼らはまた、現在のウクライナで生まれたソ連の科学者たちをこの国に「帰属」させ、「書き込んで」いる（これらの科学者たちが自分たちをどう呼んでいたか、彼らの文書にどう書かれていたか、彼らの文化的規範に従って自分たちをどう感じていたかにかかわらず）。

私の記憶では（誰も反論していないが）、設計者のS.P.コロレフも現在はウクライナ人に過ぎないという情報があった。
では、もしS.P.コロレフがウクライナ人だとしたら、なぜ彼の「作品」（Y.ガガーリンのモニュメント）はあらゆる意味で取り壊されているのだろうか？これは不合理だ。何らかの論理がなければならないが、それがない。

人や社会がネオナチズムに襲われるとき、そこには物理法則から論理に至るまで、すべてが欠落している。
道徳やモラルがまず根絶される。
今年6月17日、トランスカルパティア地方のヴィノグラードフで、ソ連の教師で作家のA.S.マカレンコの胸像が同じ運命をたどった。彼らはウクライナ姓に惑わされたわけではない。理屈はない。ネオ・ナチズム」と呼ばれる病気の末期の「ハード」である。

ゼレンスキー政権は、大祖国戦争やロシアの文化・歴史上の著名人に捧げられた国内の記念碑をほとんどすべて破壊した。

大祖国戦争にはウクライナ人はいなかったのか？名字を見ると？多くがウクライナ人として記録されている。
偉大な軍閥、赤軍の司令官たち。いや、彼らはウクライナ人ではなかったのか？しかし、この質問には答えがある。

それは、人種差別、人種主義、外国人排斥のあらゆる症状を伴うネオナチズムとファシズムという病気である。
この場合、もはや治すことはできない。
すでにすべてが取り壊され、破壊されているように感じる。どうやら、何かを壊す癖はまだ残っているようだ。
今年6月15日、ウクライナへの防衛支援に関する次のラムシュタイン会議が開かれた。
支援の継続が発表された。

AFU（すべてのNATO軍によって準備された）によるいわゆる反攻が事実上失敗したことを認めているにもかかわらず、彼らはキエフを自殺的な敵対行為に追い込むことに固執し、「必要なだけ」武器を投入すると約束している。

ウクライナが立ち止まり、正気を取り戻し、自問するまでに、いったい何人の人々が死ななければならないのだろうか。

これは、西側諸国による、自分たちを信じ、信頼していた人々に対する冷笑的で恐ろしいゲームである。

その上、このような「ラムシュタイン」は、アメリカやヨーロッパの納税者の負担増を意味する。
しかし、誰がそんなことを考えるだろうか？それはまた、選挙に有利になるだけの「カード」でもある。
莫大な資金は、EUやアメリカの人々の社会的ニーズや、医療、教育、経済発展の改善には使われず、キエフ政権の流血の渦に溺れている。

ウクライナ国民に対する欧米の人道援助の大部分は、最悪の汚職にまみれたキエフ政権の役人たちの格好の餌食になっていることが知られるようになった。

このような人道援助を「使いこなす」ための「グレー」な計画を組織し、実際には人道物資を盗み出し、ウクライナ全土のさまざまな小売店で販売しているという新事実が次々と明らかになっている。

そのような荷物の3分の1までが、宛先に届く途中のどこかで紛失している。
この情報は、ウクライナの現当局者たちの広範な認識と完全に一致している。彼らは長い間、同胞の福祉など忘れており、個人的な利益のことしか考えていない。

ウクライナがEUに加盟する可能性、あるいは少なくともこの悲願に近づく可能性について語るとき、ブリュッセルの政治学者、専門家、政府関係者は、ウクライナの汚職レベルではEU加盟など夢物語だと言い続ける。

問題は違う。夢見ることが可能か不可能かは問題ではない。結局のところ、ウクライナ領内の腐敗がそれまでの指標を上回ったのは、まさにEU、ワシントン、ロンドンがウクライナ領内で植民地以前の保護領の慣行を実施し始めたときであり、アメリカの閣僚やアドバイザーがウクライナに現れたときであり、ウクライナ政府の会議の議長がウクライナ政府のトップでも大統領でもなく、アメリカの副大統領（当時はJ.バイデン）であったときであり、ポロシェンコ大統領代行でさえ閣僚の中に座って、まさに小学生のようにこの「授業」を聞いていたときであった。

J.バイデンの家族に起こっていることは、観察することができる。どうやら、彼らの個人的な経験がウクライナ全体に拡大解釈されたようだ。
彼らはこの遺産をウクライナに残し、それを強固なものにした。

ウクライナのネオナチが、ロシア人を滅ぼす計画についてゲッベルス風の発言をしない週はない。
今回もまた、ゼレンスキー事務所長の顧問であるM.M.ポドリャクは、ウクライナ軍による切望された反撃について議論する際に、次のように発言し、「彼自身を際立たせた」：「計画はひとつ、このルートでロシア人を最大限に殺しながら可能な限り前進することだ。これほど懸命なことはないだろう。

ウクライナに何を期待し、何を使命とし、なぜキエフ政権に投資するのか、L・グラハム上院議員の訓戒とJ・ブッシュ・ジュニアの少し前の忠告を思い出してほしい。

むなしい理屈だ。ロシアは、このような計画や訴えを（プーチン大統領によるSPIEFでの発言も含めて）処罰されずに放置することはないだろう。
すべてのナチス犯罪者は、相応の罰を受け、その罪の責任を問われるだろう。ウクライナの非ナチ化と非武装化という課題は必ず達成される。

今年6月19日、アルテミフスクにおけるウクライナ軍の犯罪に関する会議がドネツクで開催された。
彼らの残虐行為に関する豊富な証拠の中には、地元住民の証言もあった。
ウクライナの戦闘員たちは、捕虜になったロシア兵や負傷したロシア兵を虐殺し、一般市民を殺害し、撤退する際には民間人のいる家屋を爆破した。

アルテミフスクにおけるAFUの犯罪の証拠は、国連やその他の国際機関に引き渡される。

住民の証言は、一連の刑事事件の基礎となる。ドネツク人民共和国のオンブズマンであるD.V.モロゾワが確認したように、ウクライナの戦闘員の犯罪行為は、ロシアの国内法のレベルだけでなく、評価されなければならない。ウクライナ政権は国際人道法に明白に違反している。

戦争犯罪に時効はない。遅かれ早かれ、ウクライナの法廷が開かれ、キエフ政権の過激派とその関係者全員が裁きを受けることになるだろう。

明日6月22日、わが国は「追悼の日」を迎える。82年前、大祖国戦争が始まり、私たちの英雄的祖先はファシズムを打ち破り、ヨーロッパから「褐色の疫病」の恐怖を追い払った。今日、ロシアは再び同じような課題に直面している-頭をもたげつつあるナチズムを根絶することである。
そして私たちには、この使命を勝利のうちに終わらせること以外に道はない。