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5年の海外ノマド生活を経て、日本の田舎暮らし。

シズオカ(日本)からこんにちは、namiです。

かなり久々の更新となってしまいましたが、タイトルの通り、今年の4月から、日本に帰ってきていました!

今は静岡県東部に住んでいるので、まずはその経緯と、
数年の海外ノマド生活から帰国し、数ヶ月日本の田舎暮らしをして感じたこと、今思うことを、書き留めておこうと思います。




実は、2023年の8月あたりに、タイに長期滞在できるビザを申請していて、(たぶん前のnoteでもかいた)
「来年からはまたしばらくタイだな〜楽しみだな〜」
なんて考えていた矢先、エージェントの人から
「ビザが降りませんでした」
との連絡が。


…😨
…😱
oops!

ヨーロッパで家族と過ごした最高なホリデーから帰ってきて、のんきにアメリカで過ごしていた私たち夫婦はびっくり。

お金さえ払えば、ほぼ通るビザなはずのに…
エージェントは、今までダメだった人誰もいないと言っていたのに…

おそらく、グレーな学校でとった教育ビザのヒストリーが良くなかったのでしょう。


まあ、起きてしまったことは変えられない。
覆水盆に返らず。(?)

てな感じで、大幅な予定変更!PIVOT!

アメリカにいる間に、急いで行政書士さんを探し、連絡し、書類を用意し、両親にも全面的に協力してもらい、旦那の配偶者ビザの手続きを始めました。

(いくら結婚しているとはいえ、日本の配偶者ビザ申請はかなり細かく、付き合っていた当時の写真を添付したり、結婚するまでの経緯を細かく説明しなくちゃいけなかったりで、ま〜大変だった…。というのは余談。)

私は3ヶ月しかアメリカにいられないので、旦那のビザがその期間に間に合わず、先に日本へ帰国。

プロに頼んだから大丈夫とは思っていたけど、旦那と離れ離れになって、ビザがちゃんと降りるかドキドキで、タイの件がトラウマになりつつ、夫婦でしんどい数週間を過ごしました。


そして4月…
行政書士さんから、
「COE(ビザをもらえる一歩前の証明書)が降りました」
との連絡が!あとは大使館にそれを持っていけば、ほぼビザを貰える。

わーい!

ビザの件は一件落着。

そして住むところも、ちょうど2023年の末、祖母がすでに入っていた施設に祖父も入ることになったために、空き家になっていた一軒家が静岡県にあり、そこに住ませてもらえることに。

「この流れは、日本に住めってことなんだろうね〜。」

と旦那と納得。

これが、今日本に住んでいる経緯。


ちなみに、住みたかったタイは、なんと今年新しいデジタルノマドビザが発表されて、なんと約80分の1の価格で同期間(5年)住めるようになったので、結果オーライというか、ビザに大きなお金払わなくてよかった…!


導かれてる?な〜と思ったのでした。




もうひとつ、

「なんで日本に帰ってきたの?」
「ノマドやめたの?」

とよく聞かれるので。ここに記しておこうと思います。

拠点を持とうと思った大きな理由は、
「ゆくゆく子どもを作ることを考えると、拠点があったほうがいいよね」
と、旦那と相談して判断したから。

もちろん出会ったノマドの中には、ベイビーを連れて世界を飛び回ってる人もいたし、今Worldschoolingっていう子育て方法も話題だから、ノマドしながらの子育ても、不可能ではない。

でもやっぱり、私たち夫婦だけでも、リサーチや移動、新しい土地に慣れるのに結構労力がいるのに、それに加えて子どものことも考えて、ビザとか住むところとか学校とかの要件も増えて…ってなると、大変。

そして、旅行者が戻ってきたのとインフレで、どこも物価が高い高い!

飛行機も、アパートも、ホテルも、レストランも、色んなものがどーんどん高くなっていくのを、パンデミックちょっと前からずっと海外にいる私たちは身近に感じていました。

それでたまに日本に帰ってくると、
「日本安すぎ!」「コスパよすぎ!」
ってなってた。

うちは特に旦那が米ドルで収入を得ているので、なおさら安く感じるのもある、けど、にしても私たちの住んできた色んな国と比べて、日本は価格とクオリティのバランスがトップノッチだと思う。本当に。すごいよ日本。


ちなみに、
「なんでアメリカじゃなくて日本なの?」
ともよく聞かれるけど…

・物価の面
・払ったお金に対するクオリティ
・子育てする上での安全面
・健康保険制度

などなど、諸々考えると、円安&インフレ物価高の今は特に、アメリカに住む理由が無いんですよね…

アメリカはお金で安全を買う国。お金が物を言う国だなー、というのが私の個人的な感想。アメリカに帰るたび、「資本主義のにおいがする…」って旦那に言ってるくらい(笑)

めちゃめちゃお金持ちにはいいんだろうし(お金さえあればなんでも手に入って快適に暮らせる)、チャンスが多いからお金を稼ぐ(働く)には良い国だと思うけど、夫婦でリモートワークな私たちには、わざわざアメリカに住む理由がないんだな〜。

教育面は、日本もアメリカも両方Pros and Consがあると思うので、子どもがうまれたら、大きくなるにつれて、考えたいな〜と思ってます。

どこかの段階で海外に行かせたいとは思っているけど、どの地域のどの国が適しているかとか、いつからかとかは、その子次第だと思うので、今考えてもしゃーないかな。

コスパのいい日本で暮らして、ストレスフリーにお金を貯めて、アメリカにはちょこちょこvisitするぐらいがちょうどいいんじゃないかなって。


と、いう感じで、一旦日本を拠点にして生活しよう!ということになりました。

拠点を持ったからといって、海外に出られなくなるわけじゃないし。

定期的に海外にいって、長めに滞在しつつ、ワーケーションを楽しみたいと思います。ちなみに来月11月はベトナムに2週間くらい行く予定。

子どもができてからも、いっぱい海外に連れていきたいな〜と思います!(まだ妊娠もしてないけどね)




さて、しばらくの海外生活を経て、日本に帰ってきて、数ヶ月住んで。

正直最初は、刺激が少なく、日々がありきたりで、何の困難もないぬるま湯に浸かってる感じがなんか嫌だな〜と思ってた。

「海外戻りたい!」
と、旦那に毎晩訴えてた時期もあった(笑)

し、今もたまに、
「タイで過ごした1年最高だったな〜戻りたいな〜」
「ノマド生活恋しい〜」
「海外生活のドキドキワクワクどこいった〜」
と思うこともある。

あとは海外から日本に帰ってきた変化に加えて、何も持たないノマド生活から一軒家に長期的に住む、色んな所有、そしてコミットメント、車必須の暮らしになった、というのも、ある意味最初はつらく、

「うわーああ!なんでこんな持たなあかんねん!買わなきゃいけないねん!いつまでも身軽に自由でいたいのに!」
ってなってた(笑)

ミニマリストなので、今でも最低限のものしかないとはいえ。ノマド時代に比べれば、モノは増えるわけで。

家を心地よくするために、4月に引っ越してきてから時間もお金もけっこう使って、その度にどんどん根が張っていく感じがして、正直怖かった?というか、これで本当にいいのかな?とずっと思ってた。車も必要なので、車も買ったし。


・海外→日本
・ノマド→定住

のダブル逆カルチャーショック?は、けっこう大変だった、自分で決めたこととは言え。


けど!
最近、日本に拠点を持つことの良さもあるなって、感じ始めた。

クライアントと実際に会えたり、
家に人を招いて庭でバーベキューできたり、
寝慣れた心地いいベッドで毎晩寝られたり、
習い事ができたり、
自分の車でいつでもどこでも行けたり、
心地よいルーティンをずっと続けられたり、

ノマドしてて家が頻繁に変わるときにはなかった、長期で住む"自分の家"としての感覚が出てきて、家に愛着が湧いて、どんどん家が自分に馴染んでくるというか、自分好みになっていって、住みやすくなる感覚はとてもいい。

「そんなん当たり前やろ!」ってツッコまれるかもしれないけど、しばらくノマドしてた私たちにとっては、結構衝撃だったというか、新たな感覚で。

やっぱり短期の借り住まいは、
「こうしたいけど、どうせあと数週間で引っ越しだしな〜」
みたいなことが、大小とても多かったので、
暮らしの空間により情熱を注げるようになった?のは嬉しい。

あとは、私も旦那も自然が好きなので、車があると、行きたいと思った自然スポットにいつでも行けるのもいい。レンタカーとか、GrabとかUberせずとも。タクシーだと近場とか都会はいいけど、遠いところは行ってくれないことが多いからね。そして海外で車を買ったり、所有するのは大変!

ノマド生活してる時は、車がないので、必然的に公共交通機関がある都会、都会のど真ん中じゃなくてもUberとかGrabが機能しているエリアにしか住めなかったけど、今の家は自然豊かな場所にあるので、日常的に自然に囲まれているのもいい。


日本の田舎暮らし、いいね!

私もどんどん今の暮らしが好きになってきたし、旦那はより一層日本の田舎暮らしを気に入ってるみたい。笑

海外ノマドのような刺激やワクワクは少ないけれど、日々を大切に丁寧に生きる、穏やかな暮らしもいいなあと、感じます。


まーでも、極限まで所有しない暮らしをしばらくして、その自由さ、何にも縛られない感覚を知っている私にとっては、本当に大きな変化の1年だった!

まだ終わってないし、家のDIYでやりたいこともたくさんあるけど、よく頑張った、自分と旦那。


そして、
この家に住むことを快諾してくれた家族に感謝。
日本に住もうと言ってくれた旦那に感謝。
どんな決断も応援してくれる旦那家族に感謝。
いつもお世話になっているクライアントに感謝。




最後に、自分のこれまでの人生を俯瞰して感じること。


今年は海外ノマド生活から、日本の田舎に拠点を持つという選択をしたけど、これからも、ライフスタイルや、人生の選択、生き方は、ずっと常にフレキシブルでありたい!と思う。

また何かあれば、海外に舞い戻るかもしれないし。

人生のありとあらゆるオプションをオープンに?選択肢を広く!頭を柔らかく、「こうしなきゃいけない」じゃなくて「こうしたい!」で生きたい。これからもずっと。

あんまり固く考えず、自分の心に素直になって。

キャリアとか留学とか仕事とか勉強とか子育てとか結婚とか、人生いろんなことがあるけど、何歳から何をしてもいいし、もっと自由でいいし、自分含めみんなが自分らしく生きられたら最高だなあと、日々思う。

自分の意思で人生をつくっている感覚が一番大事だし、それが人を幸せにするんだな〜と。常々感じます。


皆さんが今日も、自由で、あなたらしく在れていますように。


話が大きくなってしまったけど、今日はこの辺で!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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