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家族ってなに?! VOL.23 〜HSP中学生2〜

【中学2年】

クラス替えはしたが先生のメンツは大して変わらず。私の担任は前の担任よりもさらに怖いとされる女子テニス部の顧問である女性教師になった。


その教師は私が今まで出会った先生の中で一番「えこひいき」がひどい教師だった。

クラスの目立つ生徒(先生を慕ってるふりをする)と自分の部活の生徒しか興味を持たなかったし、それが成績にも影響した。

だから、クラスはいつも先生のご機嫌を伺いながら過ごしていた。
先生の機嫌の悪い日は機嫌を良くしようと必死に発言を増やしたり、他の授業でも積極性を見せて褒めてもらうようにした。
そのクラスの結束力には拍手喝采だ。
行事にも頑張っている”ふり”をした。

私はやりたくなくても空気を読んでひたすら足を引っ張らないようにした。

ここで自分でも矛盾を感じていた。

なぜ、ご機嫌取りに自分も加わっているのだろうと。
学校という小さな社会に自分は逆らえるだけの勇気がなかったのだ。
ただひたすら人に嫌われることを気にして何にもできなかった。

こんなふりを続けていて何がしたかったのだろう。

そしてこの教師は私が出会った教師の中で一番人として尊敬できない教師だった。

授業の際に発言が少なければ。


「はい、今日発表してない人立って」

と言われ、発言するまで座れないという私にとっては公開処刑のようなものも起こった。
先生としては積極性を求めるためのアクションだったのかもしれない、でも私たちにとっては恐怖支配の一環でしかなかった。

そして、他にも続く毎日チェックの嵐。。。。

宿題を始め、日記の提出、朝の遅刻者のチェック、休み時間の遅刻者のチェックなど自分でも軍隊か?!とツッコミたくなるような学校生活が続いた。


先生としては社会の規律を教えているつもりだったのだろう。

でも、私にとっては恐怖支配でしかなかった。

顔色を伺い、ご機嫌を伺い、生きていた。

自分の個性なんて全部殺して。






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