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MomoDa(4歳0ヶ月)2度目の陶芸に "挑戦してみた"

初めての陶芸に挑戦したのは、コスモスが満開の昨年11月 MomoDa 3歳5ヶ月のとき。

それから7ヶ月。2021年6月の終わりに2度目の陶芸に挑戦してきました。

だいすきな人にあげる「ねこちゃんの器」

ねこちゃんを描いた器を作るんだ、とそれはもう張り切ってお教室へ出向きました。

前回同様、土練りをした土をまん丸のお団子状にしたものを、準備してくださっていました。手びねりでの陶芸に挑戦します。

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何やら...掛け声のようなものをかけながら手ろくろをくるくる回しています。手ろくろの感触を確かめるかのように、何度も、くるくるーくるくるー。

気持ちが整ったようなので(笑)、手ろくろのど真ん中にまん丸のお団子をセットし、グーにした右手で、ドンッドン!ドンッドン!平らになるまで、ドンッドン!ドンッドン!力勝負です。

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いい感じ。いい感じに平らになってきました。ボコボコになっている表面をパーにした両手で綺麗に均していきます。

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思い通りの大きさに、そして表面もつるんとなってきたら、手ろくろを回しながら少しずつ少しずつ縁を立ち上げていきます。ムニっとつまみ上げたり〜ムギュッと上から押さえてみたり〜。自分の思いの高さがあるようです。

2度目なので、先生のお手伝いはなし。MihoDa も一切手出しはせず、口もちょっとしか出さず。「いいよ〜」「いい感じだね〜」とか声をかけながら見守ります。

縁を思い通りの高さに上げられたら、お水を含ませたスポンジと滑らかで気持ちのいいなめし皮を使い分け、つるつるするんな表面に仕上げていきます。

出来上がりを乾燥させる時や焼くときに割れちゃわないように、ちょっとしたヒビやボコっとしたところを丁寧に指でならす。この最終チェックだけは MihoDa が。

さぁ絵付けだ♪

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はやいっ。

だいすきなピンク色(焼き上げると赤色になります)をふんだんに使い、左手で手ろくろを少しづつ回しながら、ものすごいスピードで描きあげました。

さすが、ずいぶんと前からこの日の器のテーマを決め、描く練習までしていただけのことはあります。頭の中でイメージが出来上がっていたのでしょう。

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ねこちゃん...。

描く練習をしていたねこちゃん...。笑

そして器に描きあげたのがこちら

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MomoDa 「ニコニコの虹だよ❤︎」

ニコニコの虹?
ねこちゃんは?

ねこちゃんちゃうやん!と口から出かけたコトバを静かに飲み込み「かわいいニコニコの虹が描けたね。きっと喜んでくれると思うよ」と言うと...

MomoDa 「え?これわたしのだよ❤︎」

はれま、聞き覚えのある返答が返ってきました。

手放せない

いつも。いつもだいすきな人たちにお礼のお手紙や絵を描くのですが、想いを込めて時間をかけて一生懸命に描くもんだから、ものすごく素晴らしい作品が出来上がり(親パカ)、あまりにも上手に可愛く描けたもんだから(本人的に)、手放せなくなってしまうのです。

手放せなかった作品例↓

タイトル 「ぶどう」

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タイトル 「ぶどうのしゃぼんだま」

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結果、原画は手元に残し、複製版(カラーコピー)を作り送る。というのが常になってきています。笑

さて、器はどうしましょ。(笑)

複製版を作ることはできないので、いつの日か、喜んでくれる顔を想像し作品を作り上げ、手放せる日が来るまで、気長に、何度もTRYしましょうかね? 

そうしてる間に陶芸がどんどん上達するかもね♪ (笑)

待ちに待った焼き上がりの時

時は、夏を越え少し涼しい秋の風が吹き始めた9月の20日。3ヶ月間待ちに待ったこの時がついにやってきました。

焼きあがりましたよ。のお手紙が届き受け取りに行ってきました。

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秋晴れ晴れ晴れ(あきばれはればれ)

「密」という今流行りの言葉とは無縁の、太陽がほんの少し優しくなりそよそよと涼しい風が吹く草むらを抜け、お教室へ。

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ご対面❤︎

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良き。(奥は一作目)

側面を見てみると...

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本来なら高台を作るため削り取る部分ですが、側面まで一生懸命色つけをした MomoDa の気持ちを汲んでくださり、残してくれていました。そのため厚みが残り重みのある器になりましたが MomoDa 大喜びです。

赤、水色、藍色、をぐるぐると何度も塗ったことで、その色たちが混ざり合いピンクがかった薄紫と紫色になり、透き通るような淡い素敵色のニコニコの虹に仕上がっています。

福岡県で自然に寄り添い知恵と工夫で豊かに暮らしている友人からの贈り物、タデ藍染の手ぬぐいと合わせてみました。

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はふぅ❤︎良き❤︎

帰りはマスクを外してお散歩だよ

帰りはお決まりのお散歩です。

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趣のある古民家の周りを走り回っていると、不思議な木の実を発見。

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少し口が開いていたのでぱかっと開けてみると...大きな大きな栗のような、MihoDa も初対面の木の実です。開けた瞬間、宝物でも入っていたかのように目をキラキラと輝かせ歓声をあげる MomoDa ❤︎

多分、大人だけでお散歩していたら、落ちていることに気づかなかったと思う。気づくのは空が秋だね。風が気持ちいいね。くらいのもんで、草むらの中に隠れるように落ちている、この不思議な木の実にも気づかなかっただろう。

MomoDa の目線は、私たちよりも低く広く、そして好奇心でいっぱいなんだと思う。その好奇心のおかげで毎日が新しい発見でいっぱいだ。

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接木をした葡萄もすくすくと育っていたね。

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収穫最盛期のこちらはカベルネ・ソーヴィニヨン。優しくそっと手を添えます。少し前に降り続いた雨で水分が多く皮は厚め。今にも弾けそう。収穫間際で糖度がぐっと上がることを祈りましょう。

最後は...お約束していた...アレを

毎日の家庭内お手紙交換で、何日も前に「いっしょにそふとくりーむたべようね」と MomoDa にお手紙を書いていたのですが...。それをもう楽しみに楽しみにしていた MomoDa 。

器が焼きあがることよりも、楽しみにしていたと思われます。

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季節のソフトクリーム。今はいちじく❤︎ わくわくが止まらない感じが、このつま先立ちから伝わってきます。(笑)



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❤︎



帰ったら、大きな木の実の正体を調べてみよう。

そして、我が家の仲間入りをしたこの器に秋を盛り付けてみよう。


初めての陶芸の様子をこちらに書いています
https://note.com/nalpsv/n/ne60ce4f5ea22

シリーズやってみた vol.33

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