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選択肢を残し続けようとしてしまう病気

昨日こんな記事を書きました。


私の下書きにあるタイトルで、読みたいものを投票してもらうという超個人的企画。

さっそく3名からコメントをいただき、とても感謝しております、、!(何も来なかったらどうしようかと🥲笑)

今日は、こつぽんさんやうえぱんさんがリクエストしてくださった
「選択肢を残し続けようとしてしまう病気」
というタイトルで書こうと思います。

タイトル文言の推敲をせず公開してしまったので、こんな表現のタイトルで大丈夫なのか、少しパンチの強すぎる表現になっていないかと不安もありつつ、、
でもせっかく投票してくださったので、あえてタイトルの文言に修正を入れずに書いていきたいと思います🌼

こつぽんさんとうえぱんさんのnoteもご紹介👇


素敵なnoteばかりなので、ぜひ覗いてみてください👀

では、賞味期限食材第一弾、生き返らせてみたいと思います、、!✍️

選択肢を残し続けようとしてしまう病気

転職活動で、連日面接を受けていた私は、ある日ふと思った。

「ひょっとして私は、『選択肢を残し続けようとしてしまう病気』なんじゃないか」と。

病気という表現が適切かはわからない。
もし不快に感じる方がいたら申し訳なく思います。
これは、私が私自身に感じた、とても個人的な考えが、ふと言葉として出てきたときに、たまたまそんな表現になったということだけです。

ただ、本来「あったほうが良い」ように思える選択肢が、気付かぬうちに、呪いのような、しがらみのようなものとなって私に絡まっている感じがした。


なぜ、そんなことを急に思ったのか。

それは面接で、大学選びについて聞かれることが多かったことがきっかけである。これは新卒の時も聞かれたけれど、転職でも聞かれるのは意外だった。第二新卒だからかな?

私は大学選びの理由を、
選択肢が一番多いと思ったからその学部を選んだ
と答えている。

私は社会科の教員免許も欲しかったし、でも教育学部じゃなくて普通に就職活動している仲間も欲しくて、しかも公務員も視野に入れていたため、進路がかなりバラけている学部学科を選んだ。
(そのほかにも、指定校をずっと狙っていたからなどの理由はあるけれど)

新卒で一社目に入った会社も、ビジョンの共感などはあれど、部署が完全に分かれてないからいろいろできるっていうところに惹かれて入った。

私は就活でいくら自己分析しても、自分がやりたい職種をはっきりと決めることができなかったのだ。

実際に働いてみて、たしかにインターン時代は職種問わずいろんなことをやらせてもらえた。常にいろんなことをやっていてとても楽しかった。

入社後も、大手の会社に比べたら多岐に渡る業務に携わらせてもらった自覚と感謝はある。

だけど、やっぱり企業って大きくても小さくても、ある程度分業したほうが効率的だし成果が上がりやすい。

だんだんと社内の自分のポジションが固まってきて、常にいろんなことを掛け持ちするわけにもいかなかった。

一人がいろんなことをできる
よりも、
いろんなことをやっている人がいる
のほうが近かったかもしれない。

入社直前に、やりたいことがなにか聞かれた時も、
何でもやります!
としか答えなかった私。

そしたら予想外のチームに配属されて、実際やってみるとそれがどうも自分にしっくり来なかった。
楽しかった部分もたくさんあるが、自分の職種がそれであるということに、ずっと馴染めないでいた。

何でもやりたくても、人間の身体と時間はリソースがあって、限界があるのだ。
当たり前のことだが、やりたいこと全てを同時に叶えることはできない。

「これがやりたい!」って断言していた同期は、自分のやりたい職種につけていた。

そんな同期と自分を比べて思う。
何でもやります!って私は言ってたけど、別に何でも同じくらいの熱量でやりたいわけじゃなかったんだな。大事なことに後から気づいた。

何かを選ぶということは、同時に何かを選ばないということであって。
子どもの時からそれが怖くて、もったいない気がして、、
選ぶことから逃げていたら、人が決めたものをやるしかなくなっていた。

「選択肢」って、すごく響きがいい言葉だ。私自身、この言葉がすごく好きだったし、今も素敵だと思っている。

でも、「選択肢」は「肢」である。
枝分かれだ。

常に枝をたくさん、なるべくたくさん残そうとしていたら、枝の先に行けない。
枝の先に行かなければ、木の実が作れない。実にならない。


社会人にもなって、いつまでも決断できない自分、決めて断つことのできない自分を恥ずかしく思った。
選択肢をなるべく残そうとするのは、大学選びまでで十分だった、とも思った。

大人になったら、目の前に与えられた選択肢を選ぶだけが人生じゃない。

理系と文系のどちらに進もうか迷う時期はもう終わっている。

就活だって、エージェントに紹介された企業の中から選ばなきゃいけないわけじゃなくて、自分で気になる会社のHPに直接メッセージを送って応募してもいいし、フリーランスになったって、起業したっていい。

もはや、「選択する」ということば自体、少し受動的な部分があるのかもしれない。

私たちは、「選ぶ」だけじゃなくて、新しいものをつくったり、自分だけの道を切り拓いたりしていける時代を生きている。

「選ぶ」だけが人生じゃないこと。
そのことを忘れずに自分の人生を生きていくことで、私はこの病を克服したいと思っている。




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