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結末の異なる、かぐや姫の物語

ねこはなYoutubeチャンネルで
布用マーカーと刺繍で作った「富士山」。

今回のモチーフについて
学んだことをシェアしたいと思います。

富士山に関するお話は
かぐや姫の物語です。

皆さんも
かぐや姫の物語はご存じですよね。

竹から生まれた女の子が
老夫婦に育てられ
やがて月へ帰って行くという
あの有名な物語です。

ところが
静岡県の富士市では
それとは異なる結末を迎えるお話が
語り継がれているようなのです。

はたして、その物語とは
いったいどんなものなのでしょうか。

富士市に伝わる竹取物語を
ざっくりとではありますが
ご紹介したいと思います。

駿河の国でおじいさんが
竹の中から女の子の赤ちゃんを見つけ
おばあさんと二人で大切に育て
それはそれは美しい娘になったそうな。

その体は夜でも輝いていたため
かぐや姫(赫夜姫)と呼ばれていたのだそう。

かぐや姫が16才になった頃
お役人さんがかぐや姫の美しい姿に驚き
帝の后にふさわしいと伝えたのだとか。

だが、かぐや姫は
富士山へ帰らなければならないから
私に会いたければ
富士山の洞穴へ来てくださいと
言ったそうな。

その噂が広がって
かぐや姫が帰る日には
皆が別れを惜しんで悲しみ
流した涙は川になり

その川が
現在、富士市を流れる
潤井川となったのだとか。

そして、かぐや姫は
富士山へ帰って行きました。

一方、帝は
かぐや姫を忘れることができず
富士山を登り
頂上で会えた二人は
一緒に洞穴へ入って行きましたとさ。

・・・と
こんな結末のお話が
伝わっています。

探してみると
竹取物語の結末は
いくつかあるようなのですが

私は、この富士市に伝わるお話が
なんだかほっこりして気に入っています。

きっと二人は
幸せに暮らしているのだろうな、と
勝手ではありますが
そのような想像のできる結末が
良いな、と思います。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。


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