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和菓子屋紹介#2紅屋(福井県敦賀市)

前回投稿した三重県四日市市にある紅屋に訪れたのと同日に、今回は福井までJR線を乗り継いで敦賀市内にある紅屋に向かいました。

到着したのは昼前で、敦賀名物ソースカツ丼で有名なヨーロッパ軒本店の近くに紅屋は立地しています。ヨーロッパ軒で食事をしようと思ってのぞいたら満員で列も並んでいたので断念しました。

無人だった店内の様子

訪れてみると、自動ドアが開くもののお店の方がいない様子で、いくら呼んでみても現れないので、あきらめて氣比神宮に向かいながら道中にある酒饅頭のお店に寄って紅白の大きな酒饅頭を購入し氣比神宮を参拝し駅に戻りました。

天清の酒万寿

敦賀駅に戻り改札外にある売店を覗いてみると、なんと!
お目当ての紅屋の和菓子が売られていました。
敦賀まで来た甲斐があったと思えましたね。
紹介したい和菓子は三つあります。

銘菓三種

一つ目は福井県の名物である羽二重餅で、優しい甘さと餅の旨さを味わえる自分好みの羽二重餅です。

羽二重餅

二つ目は求肥昆布で、以前に訪れたときにお店の方に伺ったときに「この商品はうちでしかできない製法なんだよ」とおっしゃっていました。
蒸しあげた昆布を餅に丹念に練りこませた代物で詳細な製法はわかりませんが昆布と餅のやさしい風味を味わえる他にないお菓子であります。

求肥昆布

三つめは豆らくがんで、敦賀銘菓らしいです。
きな粉好きにはたまらないお菓子で、粗めのきな粉をお多福の形に成形されたらくがん菓子で、口の中がきな粉の風味でいっぱいになります。
粒が粗いので、普通のきな粉を口に入れたときのような水分がたくさん取られることはありません。

豆らくがん

番外のお話ですが、天清(てんせ)酒万寿店で紅白の酒饅頭を購入しました。この地域ではお祝い事の際に紅白の酒饅頭を用いるそうで、江戸時代から現代まで需要があり続けているようです。
しかしながらこのお店の向かい側にあった和菓子屋はコロナの影響により2020年の間に閉店したと聞き、大変残念に思いました。このお店の水ようかんをもう一度食べようと思っていただけに悔しい気持ちになりました。
私のインスタグラムの過去の記事のリンクを貼っておきますので、参考までにご覧いただき、御菓子司森本の福井名物水ようかんを知っていただけたら幸いです。
https://www.instagram.com/p/B9eR4bdpSTA/?utm_medium=copy_link

このときに私は和菓子屋の存続と発展を願いつつ、多くの和菓子屋と和菓子にスポットライトを当てていくと決意したのでした。
弱輩者ながらもこのnoteやインスタグラムでの活動を通して和菓子の魅力を伝えていきます。
よろしくお願いします。


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