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アラサー婚活女子の今までで一番長い夜

《ニフレル》復讐計画のため、顔写真の登録なしで始まったPairs第2期。

《推し同期》とデートをして帰ってきた夜、
マッチングしたお相手にメッセージを送ると、
話が意外な方向に転がり、電話することになりました。

日曜の夜でした。
翌日は仕事もあるので、いろいろ済ませて、
夜10:00からのお約束。

アプリ内通話なら初回は制限時間があるから、
合わなければそこでやめればいいし、
もう少し話したいと思えばもう一度かければいい。

そう考えていたのですが、
アプリのエラーか、なかなかつながりません。
でも、複数人並行するのが当たり前のアプリ婚活。

今日を逃したら、話せないかもしれない。

わたしはその日、どうしても
「友達」でなく「友だち」と書くこだわりに気付いてくれたその人と話がしたかったのです。

そこで、LINEを交換することにしました。
初回通話や初回デートをしないうちにLINE交換をするのは初めてのことだったと思います。

LINE通話だと制限時間がないので、
違和感を覚えてもなかなか切れないぞ……
という心配は、
電話がつながってすぐ、消えました。

「友達」ではなく「友だち」
「私」ではなく「わたし」
「子供」ではなく「子ども」
と書くような、
わたしの日本語の細かなこだわりを
彼はおもしろがって聞いてくれました。

わたしは本来おしゃべり好きですが、
アプリ婚活の初回デートでは、
緊張してあまり話せないことが多いです。

でも、彼はとても聞き上手で、
まだ顔も知らないのに、とても心地よく
気付けば日付が変わっていました。
声もとても好きな声でした。

その電話で、初回デートの約束もしました。

電話は、彼が寝落ちするまで続きました。
ほかにどんな話をしたのか、よく覚えていません。
ただ、確かに心地よく、いい時間でした。

彼の寝息が聞こえて、わたしが電話を切ったのが明け方4:30頃。
いつもの起床時刻まで2時間しかありませんでした。
眠いまま仕事に行きました。

それから、一週間後の初回デートまで
一日何往復かのLINEのやりとりと
2,3日に一回、夜に長い電話をして、
デートを楽しみに待ちました。
何度電話をしても、
話は尽きないし、ずっと楽しいと感じていました。

かつて、顔写真なしでマッチングした人に、
初回デートの待ち合わせ時刻にブロックされたことがあります。

その話をした上で、
「写真を送ろうか」と聞いたのですが
「顔で選ぶわけじゃないから」
と言って、結局初めて会う日まで
彼はわたしの顔を知りませんでした。

彼は顔写真を載せていましたが、
「何年も前の写真で、僕も経年劣化してるから」
と言っていました。

電話では何の違和感もなかったのに、
会ったら何か違った……
という人も過去にはいました。

そのため、今回も、
初回デートを楽しみにしながら、
どこか不安もありました。

デートのためか、
《ニフレル》復讐計画のためか、
目的もよくわからないまま、メイクの練習をして、
初回デートの日を待ちました。


⬇元凶・元彼《じわお》

⬇失敗談①《兵庫の鉄オタ》

⬇失敗談②《ニフレル》/復讐計画

⬇仕事の話など

⬇初体験シリーズ

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