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映画レビュー

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2020年6月の記事一覧

奇跡の人 マリーとマルグリット レビュー(生きるということ)

Amazon Prime Videoでレンタルが安くなってて、ジャケットと予告編が気になったこともあり観てみました。

なんというか「生」を感じる作品でした。
生きるという意味の「生」です。

マリーは目と耳が不自由、つまり、見えないし聞こえない。
手話も通じません。
でも、元気に生きている。
もはや元気を通り越して野生動物のように。
そんな彼女の表現のツールは触れ合うこと。
触り触られることで物

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 レビュー(シアーシャ・ローナンの魅力全開)

緊急事態宣言開け1本目は本作となりました。

「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ、シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメが再集結ということで期待して観にいきました。
エマ・ワトソン、さらにローラ・ダーン、メリル・ストリープといったオスカー俳優も出演の豪華キャストです。

ちなみに若草物語は小説を読んだこともなければ、過去の映画作も観たことありませんでした。

感想ですが、素晴らしかったです

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マンチェスター・バイ・ザ・シー レビュー(過去と向き合い前へ進む男の話)

マンチェスター・バイ・ザ・シー レビュー
評判がものすごく高い本作、以前購入していたものをようやく観ました。

観終えた感想としては、「長い、何が伝えたいのかわからない、で?」という感じ。

ちょっとよくわからない作品でした。

暗い過去を抱え、兄を失った男(リー)と父を失った青年(パトリック)の物語。

叔父さんと甥っ子の話。

過去を振り返りつつ、現実と向き合っていくという構図。

正直掴みど

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スクール・デイズ レビュー

ジャケットに惹かれて観てみました。
実話ということで期待を胸に。

非常に爽やかな作品でした。
なかなか重いテーマを扱いつつも重くなりすぎてなくサクッと観れました。

多様性を受け入れよう。
自分の頭で考えよう。
そしてThat’s What I am.
このテーマでした。

一人の少年が学校生活を通してそのことを学び行動に移していく姿は力強く勇気あるものでした。
エンドロールで登場人物のその後が

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Songwriter レビュー(世界一のアーティストの制作風景)

名実ともに世界一のシンガーソングライター、エド・シーランに密着したドキュメント、以前購入していたものをやっとこさ観ました。

『÷」(ディヴァイド)制作密着ドキュメント。

朝から晩まで毎日のように制作する姿にただただ驚きました。

エド・シーラン個人というよりチームワークでジャムって作る姿は新鮮かつアナログで、現在のパソコンと向き合う制作と違ったのが意外でした。

移動中のバス(スタジオ)で録音

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