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推定無罪を理解できない日本人

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いつかあなたの身にも降りかかる冤罪問題。けして他人事ではない。 日本の司法はほんとうにこれでいいのか。推定無罪の観点から考える。
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2021年12月の記事一覧

第20話 マスコミ、国民世論は司法を変えられるか?

法曹界から日本の司法を変えることはほぼ絶望的だが。それでは、外部からではどうか? まずは…

中澤浩一
2年前

第21話 批判だけの左派批評家は日本の司法を変えられない。

日頃、政治批判を繰り返しているいわゆる左派批評家は、いちおうは日本の司法を批判はしている…

中澤浩一
2年前

第22話 結局、政治が変えるしかない日本の司法。

結局のところ政治が変えるしかないし、それが本筋である。 実際、政治はこれまでも何度か、取…

中澤浩一
2年前
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第23話 もはや外圧に期待するしかないのか。日本の司法改革。

日本国内からの動機による司法改革が無理なら、もはや外圧に期待するしかないのか。日本は昔か…

中澤浩一
2年前

第24話 最後の望みは「死刑執行冤罪」が明らかになること。

外圧も望めないということになると、もう奇跡を期待するしかない。 それは、死刑執行されてし…

中澤浩一
2年前

第25話 正義感が冤罪を生む。

冤罪を生む背景を少し考えてみたい。 冤罪の責任は裁判所にある。裁判所が「疑わしきは罰せず…

中澤浩一
2年前

第26話 完璧主義が冤罪を生む。

この国では、日本の司法の不条理さ、日本の取り調べの過酷さを知っているものは極めて少ない。まして、その根本問題がどこにあるのか理解している人はほとんどいない。左派批評家を含めても。 しかし、冤罪被害者だけは別である。彼らはほんとうによく日本の司法を理解している。だから、彼らの話を聞いていると、ほんとうにうなずけるし、 すべての問題に一定の理解を与えてくれる。 そんな冤罪被害者の一人に会計専門家の細野祐二氏がいる。彼は、日本の「人質司法」の本質を次のように言っている。 現代

第27話 司法を一番の問題にしない評論家は三流。

今まで刑事司法の問題について論じてきたが、行政訴訟も含めて、司法全体について考えてみる。…

中澤浩一
2年前