アイドルに依存してたらからっぽになってた
アイドルのオタクをする上で、依存をすることは絶対にやめようと思っていたのに、気づいたら依存していました。
これまで沢山のオタクを見てきて、自分の中ではいいオタク像を保ってきたつもりだったけど、日々少しずつ進む自分の変化ってなかなか気づけないものですね。
なぜアイドルに依存したくないか
オタ活の仕方はほんとに人それぞれで、アイドルに全てを捧げます!みたいな応援の仕方も決して否定はしません。
そういう応援の仕方でしか得られない楽しさ、満足感もあるから。
でも、私が依存したくないと思っているのはこれから書くような理由です。
・アイドルに何かあった時に自分が壊れてしまわないように
・アイドルが自分の理想と離れてしまって、もう本当はそんなに好きじゃないのに依存してしまっているが故に離れられなくて、害悪なファンになることをしたくない
依存に至るまでの道のり
中学生でアイドルに目覚め、現在オタク十数年目の私。
これまでどんな感じでオタクしてたかというと
中学生→こんな面白いものがあるんだ!!でもいつかは飽きるだろうな(今思えば、半分はハマっていくことへの恐怖だった気がする。何かにハマる事自体が初めてだったから)
高校生→ちょっとした病気になりそれに伴って精神的にも参ったりして、アイドルに依存気味になる。この頃の私を支えてくれていたのは紛れもなくアイドルだった。
大学生→体が元気になって高校生の反動もあって、やりたい事ぜんぶやったる!!の心意気で大学生活をエンジョイしまくる。いわゆるリア充というやつだった。現実の生活が楽しすぎて一回オタクを離れかけた時期もあったけど、なんやかんやタイミング良く熱を再燃させるイベントが起こって結局オタクを続ける。
そして、社会人になって。
一つ目の部署は配属される人がことごとく病んでいく闇部署だったので、私も例に漏れず病みます。
そして精神面をひたすらアイドルに支えてもらう日々。
この頃は、肉体的<精神的辛さだったから、自分でもやばいなーって思いながらも他に縋れるものがなくて縋ってた感じ。
身内の偉い人がサイコパス理不尽野郎だったから、仕事場で自分の感情にいちいち素直になっていたら自分が壊れるからとにかく職場では感情を殺す日々。
その反動で、家に帰って"好き"でも"楽しい"でも"嫌だ"でも、少しでも感情が動くものを摂取すると仕事の反動でとにかく泣いてしまう。泣いてどうにかリセットする。の繰り返し。
"感情が動くもの"がアイドルでした。
その部署を離れてたどり着いた今の部署。(ようやく)
幸い人に恵まれて、評価もしてもらい、理不尽な仕事もなく、精神的なストレスは前部署からすると全然なく(比較対象がおかしいという説はある)
ただ、けっこうでっかい仕事を若手ばかりでやろうとした事と、単純に仕事の性質上膨大な作業量に殺されて現在4ヶ月連続で残業45時間を超える日々。
残業45時間超えを想像しやすいように言うと、18時定時だとして、感覚的に平均の退勤は21時半くらい
週2くらいは22時23時まで残業する感じ。
コンビニでご飯買って家に帰って、お風呂入って寝るだけ。日によっては家に着いた時点で12時。
どんなにその他の環境がよくても、心身ともにに疲れが蓄積します。
精神的にも楽しいことないとやってらんねーって感じになって、でもコロナで家からも気軽に出れないし…
こういう時、人間ってどんどん自分が楽な方に流れていきます。
とにかく推しを愛でて、うわー最高!って思って心を満たす日々。
そもそも自分の時間が圧倒的に少なくて、その時間は全てオタ活に充てる。
リアルタイムの供給もけっこう多かったから、休みの日がその消化だけで埋まることがほぼだったし、消化し切っても過去映像見ておわり。
ほんとに疲れてると、新しいことやるのも外に出るのもしんどいんですよね。
楽しみが推ししかなく、推しが生活の中心となり盲目に愛して推す日々。
そうしていくうちに、自分に都合よくアイドルの好きなところ良いところだけを拾って拡大してまさにアイドル(偶像)を作り上げてもいました。
依存に気づいた時
日々気づかないうちにアイドルへの依存を高めていた中、なぜそれに気づいたのか。
それは、推しがやったとあるイベントがかなり期待外れだった事がきっかけでした。
依存に気づけたことは良かったけど、きっかけがそれだというのはオタクとしては今も悲しい気持ちはあるなぁ。
イベントが今のそのグループの改善点を盛り込んだイベントだったため、終わった瞬間は楽しかった〜!と言ってたものの、自分の物足りない気持ちモヤモヤは消えず他の同じような想いを抱いたファンの方の感想と冷静で愛のある分析を見て自分の気持ちも自覚したのでした。
そこをきっかけとして、これまで"かわいい"という感想で見て見ぬ振りをしていた推しの未熟な部分に対する気持ちも驚くほど出てきました。
その意見は冷静になった今でも自分の理想の押し付けではなく彼らが本気で「売れたい」と言っているからにはこういう所足りないよね。だからこそ頑張れ!というものだと少なくとも自分では思っています。
推しのことについては、理想だけで作った推しを一回リセットして現実を見た。という感じでそのことを整理するまでは落ち込んだりモヤモヤしたりしていたものの今は落ち着いています。
それよりも今回自分がショックを受けたのは、
推しのことを考えない、触れないという時間を全く過ごせなくなっていた
ということでした。
冷静になるために一回推しと距離を置こうと思って、今日1日は一切オタ活をしないと心に誓ったのに正直1時間持ちませんでした。
例えば食べ物のことを考えてもその食べ物にまつわる推しのエピソードを思い出す。
何か別のことをしようにも、ここ最近オタ活しかしてこなかったからパッと別のやる事が見つからない。疲れも相まって、オタ活以外の事をするための思考回路を無くしてしまったような感覚でした。
この状態はまさに、
アイドルへの依存
でしかなかったのです。
今の自分から推しを取られたら、ほんとにからっぽだ。
そのショックは自分に取ってはかなり大きいものでした。
そんな私のこれから
とにかく、自分で自分の状態に気づいて向き合えたことが良かったなと思っています。
これから、徐々な依存から抜け出すために手始めに大学の頃を思い出して自分って何が好きだったっけ?とか人生でやってみたいこと何があるかな?とか考えたりノートに書いてみたりする日々です。
思えば、人生を豊かに生きるためにしていると思っていたオタ活が人生の幅を狭めていたのか。
まあでも、そうやって考えたりしてそういえばこんなのあるなーって出てくる自分には安心しているところもあります。
とはいえ、まだまだ1日の大半をアイドルのこと考えて過ごしているのは変わらないので、このブログを決意表明として残します。
(おまけ)私が人生でやりたいこと
ノートに書いたのをそのまま公開します。
ちょっと恥ずかしいけど。
・保護犬、ネコのボランティアをする。ゆくゆくは飼いたい
・世界一周する。キューバ行きたい。エジプトでピラミッドみて海でダイビング。ギリシャの街並み。スペインの建築物。オーロラ。マチュピチュ。ウユニ塩湖。ハリウッドラスベガスショーを沢山見たい。そして世界中から推しにファンレターを送る
・スカイダイビング
・バイクの免許取ってツーリング
・文章を書く仕事をする。それでエンタメに関われたら最高
・結婚したい。子供が欲しい
・最高に気持ちいいセックスをする
・食べることが楽しいと感じるようになりたい
・泳げるようになりたい
・バク転してみたい
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