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2019年 82冊目『オーガニック・イノベーション 未来へ生き残る企業の新しい条件』

誰に勧めてもらったのか失念してしまったのですが、良い本でした。
ありがとうございます。
読み応えありました。

ベーリンガーインゲルハイム社が実践しているイケテイル会社になるための処方箋が載っています。

タイトルは、必要な手間を惜しまず、まるで植物を育てるかのように変革を進めることで、持続的な成長を実現している企業があります。

それが同社のですが、その同社のやり方をタイトルにしています。

地味なイメージなのに、気が付くと急成長、しかも安定成長をし続けているのが同社です。

創業以来「人財教育の重視」というのが経営哲学なのです。

同社は先端的な取組みを粛々と展開しています。

これって日本企業にうまく当てはまりそうです。

ゆっくり時間をかけて人を育てる。

トップダウンとボトムダウンをうまく取り入れる。

きめ細かい対話によるモチベーションアップを図る。

自ら挑戦する起業家精神を大事にする。

これらを実現するための研修、ツール、育成方法などがきちんと準備、整備、実行、実践されています。

工場の統合の事例(イケテイル工場とダメな工場→更にイケテイル工場を作る)などはかなりイケています。

何より私たちがやろうとしているグループコーチング(彼らは組織開発チームコーチングと呼ぶ)を実践しているのが参考になりました。

▼前回のブックレビューはこちら


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