「買ってくれたら分かるのに!」を解消するキャッチコピーのつくり方
こんにちは!中野あすかです!
今日はキャッチコピー、キャッチフレーズのお話をしたいと思ってまして。
もし、あなた個人やあなたの会社で扱っている商品について、「買ってもらえば良さが分かるんだけどな~」という悩みを抱えていたら、是非読んでいただきたい記事です。
本当は有料にしたいnoteだけど、大判振る舞いしちゃいます。ドン!
”手に取れない”、私たちの商品
私は、いわゆる個人向けの無形サービスのビジネス設計のお手伝いをお仕事にしています。
無形サービスとは、その名の通りすがたカタチのない商売のことを指し、対して有形サービスは、車や服・飲食物など有形のモノを売る商売。
無形サービス!と急に書かれると難しそうだなと思いきや、
整体、リラクゼーション、セラピー、ヨガ、パーソナルトレーニング、講師業、塾、カウンセリング、コーチング、コンサルティング業、などなど・・・
ここでは書き出せないくらいに、たくさんのものがあります。
私たちの扱う無形サービスは、モノを扱わないため、お客さまに商品の見た目や素材などをお伝えすることができません。
なので、正直なところ「購入してもらって初めて良さが分かる」という商品がほとんどかと思います。
そして、どのサービスでも共通して直面してしまう課題が、
きっとこの記事を読んでくれた方は、今現在、進行形でココに困ってらっしゃる方がほとんどなんじゃないかなと思います。
どうしたら、”手に取れない”私たちの商品の良さを、お客さんに感じ取ってもらえるか。
いえ、どうしたらお客さんに「買いたい!」と思ってもらえるか。
きっと、ここまでにたくさん唸りながら考えてきたという方も多いんじゃないでしょうか。
それ、お客さま、もう知ってます!!
もし、「あなたのサービスの”価値”を教えてください」と言われたら、あなたはどんなことを思い浮かべますか?
有益な時間・情報。品質。高級感。
リラックス。時短。楽しさ。安心感。
こんなことが出てくるでしょうか。他にも色々あるかもしれません。
例えば、家事代行サービスを扱っていたとすると、
「家事の負担が少なくなり、自分の時間が増えます!」
と、答える方は多いと思います。
「もしや、それをキャッチコピーにしていないかい・・・?!🙄」
これが、今日私がお伝えしたいこと。
チクっとすることを言いますが、それ、お客さま、もう知ってますぞ!!
例えば、私が家事代行サービスを頼むとして、Googleで検索をするとするならば。
もう私は「家事代行」というサービスが自分の代わりに家事をやってくれて、その時間を他のことに充てられるものということは、知っているのです。
知ってる上で、このようなキャッチコピーがGoogle検索に乱立している状態だと、「さ、どこが安いかな~?」と探すこととなり、結局価格で比べることとなってしまうのです。
でも、これ以上価格は落とせない(or落としたくない)という会社、個人事業主の方は多いと思います。
というか、本当は価格で決めてほしくないですよね?
大丈夫。
お客様にちゃんと刺さる”価値”は、今からでも作れます。
だって、タイトルを見てこの記事を開いてくれたくらいです。
あなたの売りたいサービスは、「買ってくれたら分かるのに!」と自分が自分の商品を信じられるほど、とっても素敵なモノなのです。
きっとそのサービスは、人の役に立ったり、人を元気にしたり、また明日頑張ろうってお客様が思ってくれるような、愛されるべきサービスなのです。
「愛」を日常に落とし込む
家事代行サービスを例にとってみましょう。
このサービスのメインターゲットは、共働き子育て世帯の夫婦だと仮定します。
このサービスを利用したい夫婦は、この家事代行サービスを通じて「何を叶えたい」のでしょうか?
自由に動ける時間を作ること。
これは正解ではありますが、少し抽象的かもしれません。
自由に動ける時間を作ったら、その先には何が待っていると思いますか?
共働きの子育て世代は、
「時間がないから、”何が”出来ていない」
のでしょうか。
ゆっくりお肌のケアをすること。
おかずを一品増やすこと。
趣味のギター。
ドラマを一本見ること。
小説を読むこと。
イライラせずに子どもに優しく接すること。
子どもの音読を聞いてあげること。
子どもにゆっくり絵本を読んであげること。
色々と出てきそうです。
本当は、仕事で時間がなさすぎるがために、自分の好きなことや、大好きな子どもに時間をかけてしてあげたいことが出来ない。
だからこの夫婦は家事代行サービスを頼もうと思ったのかもしれません。
これが、この夫婦(ターゲット)にとっての”価値”です。
そしてここで大事なのは、
ということ。
「あー忙しい、、、時間欲しい、、、」
お客さんは、このレベルでの言語化で終わってしまうことがほとんど。
ここですかさず、あなたがこの”価値”を伝えてあげるのです。
キャッチコピーで。
これが、「愛」を日常に落とし込むということ。
お肌への労りも、おかずが一品増えることも、子どもとふれあう時間も、すべてが日常で営まれる愛なのです。
日常に落とし込んだ「愛」を、キャッチコピーにする
ここまで考えたら、あとは印象に残るコピーを考えていきます。
今回は例として、感情的にインパクトのある
を取り出してみたいと思います。
今回はこのような視点で考えてみました。
①②の内容は、共働きの同僚や友達に聞いて簡単にリサーチが出来そうです。
③は奇をてらってみました。少し強引ではありますが、「自分の子どもがこう言っていたら…」と、訴求が強くなります。
では、例をつくってみます。
最初に考えていた
「家事の負担が少なくなり、自分の時間が増えます!」
というコピーから、お客さんが本当に欲しいものに”刺さる”コピーに大変身することができました。
ぜひ、あなたのサービスに当てはめて考えてみてください。
キャッチコピーは、プライスレスをつくる
さて、これらのコピーのおかげでこの会社は、「家事代行サービス」を売る会社ではなく「子どもにイライラしない生活」という”価値”を売る会社になりました。
家事代行サービスの相場価格はありますが、「子どもにイライラしない生活」はプライスレスです。
その上で、この家事代行サービスの価格はいくらに出来るでしょうか。ぜひ、考えてみてください。
「愛」を日常に落とし込むこと。
コピーライティングを、煽るものではなく、愛を伝えるものとして使ってみませんか。
お仕事をがんばるあなたと、いつかお話できるのを楽しみにしています。
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この「サポート」って機能、なんなのか知らなかったのですが、どうやらチップ的なものらしいです。いただいたら、新しい本とちょっと美味しいお米を買う資金にしようかなと思います!