安定を全部ぶん投げてこの世界にきたのなら、精神的にも経済的にも報われるべきだよ

2022年11月29日 17:50

個人で働く人は、もっともっと精神的にも経済的にも幸せになって報われるべきだと思っています。

だって、毎月25日に律儀に振り込まれるお給料も、めちゃくちゃ良い訳ではないけど地味にありがたかった福利厚生も、やっぱり嬉しかったボーナスも、全部全部ぶん投げてきた訳じゃないですか。

すぐ調子悪くなるんだよなコレェ～って文句言ってた複合機も、低スペックだけどなんだかんだ愛着を持って使っていたPCも、デザインが全然好きじゃなかったあの名刺だって、もう私たちは使えないのです。

私たちは色んなものを詰め込んだ紙袋を社会にぶん投げてきました。

手放すのが惜しかったものもある。もうすぐ１２月になりますが、やっぱり未だに大手企業に勤める友達のボーナスの話は多少なりともクるものがあります。くっ・・・羨ましい・・

でもね。思うんです。

フリーランスになって精神的に自由になることと、経済的な我慢は決してトレード関係ではないよって。

場所や時間にとらわれず働くこと。苦労した人間関係から解放されること。確かにこれらは私たちの特権かもしれません。

でも、「だから多少は稼げなくても・・・」って思わなくていいと思うんですよ。

やりたいことを仕事にして独立したいという相談あるあるで、「今の環境から脱してやりたい仕事ができるなら、お金はそんなに稼げなくても良いと思ってます。」と言う方がいます。

でも、

「え、じゃあ、やりがいがあって、好きに働ける仕事で、もっと稼げたら最高じゃないですか？」

って聞いてみるとほとんどの人がキョトンとして、

「え、あ、もちろん、そりゃ、できることなら稼ぎたいですけども・・・？？」

と答えるんですよね。

なんでか分からないけれど、私たちの中には

やりたいことを仕事にする＝多少お金が稼げなくても仕方がない

とか

自分らしく生きる＝低賃金（低売上）でも仕方がない

みたいな式が無意識の中にできてしまいがちなようなんです。

なんでなのかなー？とよく考えるのですが、それは多分、苦が美徳とされてきた一般社会から抜け出してきたことへの罪悪感がほんのり残っているからなのかもしれません。

自分だけ幸せになってはいけないとか、自分だけ一抜けしてはいけないとか。みんなの方が苦労しているんだから、自分はこんなもんでいい！と自分で自分の幸せの天井を決めてしまっている人が結構いるような気がしていて。

でもさ！！！何度でもいうけれども。私たちは社会的な保険も保障も全部全部ぶん投げてこの世界に進んだんですぜ旦那。

よくよく考えてみたら、やっぱり会社員の年収５００万とフリーランスの年商５００万が、社会的に同じ安心があるかというと多分そうではないと思うんですよね。

あれ、もしかして私これ、まだまだ喜べないかもしれんぞ？と。

だって、会社員の人の年収５００万は来年も８０～９０％くらいで約束されているけれど、私たちフリーランスは来年も同じように稼げる約束はない訳で。

私たちは、来年はどうなるかな？大丈夫かな？ってほんのちょっぴり怯え続たり、もがくことを課され続けてくんです。だから、その怯えやもがきを少しでもラクにするためには、やっぱり１円でも多く利益を上げていくしかなくて。

だから私はもっとも～～っと上を目指したいし、５００万と言わずもっともっと自分が経済的に報われるべきだと思っています。もっと幸せになるために、もっと稼いでいい。誰が何と言おうとね！

安定を全部ぶん投げてこの世界にきたのだから、私たちはもっともっと精神的にも経済的にも報われていいのです。じゃないと、ぶん投げてきたものと釣り合わないからね。

自分で自分の幸せの天井を決めず、もっと貪欲になっていいんです。

この世界は、真面目で謙虚な人ほど、もっと貪欲になったくらいがちょうど良い世界なのかもしれません。

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【中野あすかについて】
替えの利かない、「ただの話し相手」として。個人でライフコーチをやっております。クライアントさんとお話ししたり、文章を書いたり、ラジオでひとり喋りをしたりしてのんびり生きています。

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