あ、こういう人もいていいんだ

この世界には、二つの性がある。
男性と女性。
この二つは、やがて恋に落ちたり結婚をしたりするもの。
男性は恋愛対象であり、将来結婚する人がいる。
それが普通。
そう思っていました。

しかし、それは間違っていたんです。
ただの思い込みだったのです。
性が二つなんてことはなかったのです。


私はこんな世界があると思っていませんでした。
テレビでゲイの方を取り上げていても、自分には関係ないこと、無縁なこと、とばかり考えていました。
私は違うと思っていました。

実際その時好きになったりしたのは男性だけ。
そのはずなのに、女の子と手をつないだりハグしたりすることを想像していました。そのことに違和感も抵抗もありませんでした。
もし自分が男子だったら。
そんなことはよく考えていました。
兄と遊んでいたせいか、車で遊んだり棒を振り回していることが好きでした。

先日、LGBT診断をしてみましたところ、私はXジェンダーであると診断されました。
そのため一人称はバラバラ。
時に「わたし」「ぼく」「われ」。また時に「おれ」「わたくし」。
基本は名前呼びですが、さすがに変えないといけないときは「わたし」にしています。
とても違和感ですが。


話を戻しましょう。
私がLGBTに出会ったとき。
それはアニメの影響でした。

好きな声優さんがいました。
その声優さんが、他にどんな作品に出演しているのかを調べたところ、
私は「安達としまむら」に出会いました。
それを見つけたときは、「このアニメに出てるんだ。いつか見てみよう。」とだけ思いました。
またほかのアニメで好きな声優さんが出ている作品を見ていたところ、また「安達としまむら」に出会いました。
その時、検索欄に一つ、気になるものがありました。
百合。
どういう意味なのか、さっそく調べてみました。
GL、女性同士の恋愛を描いたもの。
私はその文を何度も見返しました。
そんなものがこの世にあるのか!?
そこからは百合の世界にぞっこん。全部見つくそうとしています。

私はその世界を知ったとき、なんとなく安心しました。
自分が変じゃなかったと。

私は性のあり方は一つしかないと思い込んでいました。
それは大間違いでした。

自分の見ている世界がすべてだと思ってはいけません。
もう一つの世界があります。
新しい世界を作ることもできます。
たくさんの見方があるのです。
皆さんもいろいろな世界を見て、受け入れられるものは受け入れてください。
性の在り方については特にです。
無理ならそっとしておいてください。

これをみた方々が、少数の私たちへの理解を深めてくれることを願っています。

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