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ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 ~第四章まとめ~ その1
今回は ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 の第四章「賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ」を読んでみて学んだこと、感じたことをまとめてみようと思います。
この章を読んでみようと思った理由はここ最近よく耳にするようになった「先延ばしは良くない」や「早いうちに成功をつかむべき」といった風潮に少し違和感を感じていたからです。
「何事もすぐ行動する人が成功する」なんて言葉を書店などでよく見かけるようになった気がします。
「思い立ったらすぐ行動!」果たしてこの言葉は本当に信憑性があるのか?
私の思い描く将来の幸せにどう影響を与えるのか、少し立ち止まって考えてみようと思いました。
この章の結論は
①「先延ばしは生産性の敵かもしれないが創造性の源にはなる。」
②「最初に行動を起こしたからといって成功への確率が高まるわけではない。」
③「成功する人には早咲きの人と遅咲きの人がいる。長くオリジナリティを発揮するのは遅咲きの人である。」
まず、この記事では①「先延ばしは生産性の敵かもしれないが創造性の源にはなる。」を解説していきます。
長くなるのでいくつかの記事に分けていこうと思います。
①「先延ばしは生産性の敵かもしれないが創造性の源にはなる。」
最近の風潮では先延ばしを行うというのは怠惰でのろまのやることだと思われている気がします。
なにごとも先延ばしせず、すぐに行動し終わらせることが美徳とされているのではないでしょうか?
確かに日々の与えられた仕事や、やらなければならないことなどは早めに終わらすことが大切かもしれません。
しかし、それは「生産性」を大切とする場面での話です。
「創造性」を大切にする場面では早めに行動を起こすことが必ずしも正解とはなりません。
大事なスピーチの原稿を考える、新規事業の案を練るなどクリエイティブなことを考えるときは先延ばしすることが大切になるのです。
先延ばしにはいくつかメリットがあります。
まず、時間をかけることで「幅広いアイデアの素材が集まる」ことがあります。
今までにないものを作り出すにはできる限り使える材料、アイデアが必要となるでしょう。
アイデアとはすぐに見つけることはなかなかできません。
やはり、少し時間を置いて考えなければ複数のアイデアは生まれません。
アイデアを生み出す、練りこむためには時間が必要なため先延ばしが有効な場合があるようです。
また、先延ばしすることで「即興で何かする余地」が生まれます。
すぐ行動を起こすと頭の中にふっと閃くこと、素晴らしいインスピレーションを計画に組み込むことが困難になります。
ある程度の余裕がないと自由度が無くなり、動きづらくなります。
戦略的に先延ばしを行い、さまざまな可能性を試し、改良することで少しずつ進めていくのことが創造的な活動には必要です
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