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「伝える」のゴールとは?

先日から読み始めた「本を出そう、本を出そう、出したらどうなった(城村典子)」の中でおすすめされていた「1分で話せ(伊藤羊一)」を読んでみる。

城村さん曰く「企画書を書く、原稿を書く際の論旨構造を決めるバイブル本」。

要は何かを誰かに伝えることはその誰かを「動かす」ことが最終ゴール。

伝えた「何か」を実際に「行動」してもらうことではじめて伝えた意味がある。

それを考えると今までの自分はなんともお粗末な伝え方をしているんだと反省する気持ちになった。

人に何かを伝えるにはまず、伝えたい誰かをイメージする必要がある。

たぶん、ペルソナとかそう言う意味だと思う。

その人がどういう立場でどんなことに興味があるか?何に困っていて解決してほしいのか?

しっかりイメージして伝えるための手段を作らないといけない。

それから集めた情報をもとに相手にどんな行動をしてほしいか「結論」を言う。

企画を通すためには「こういう企画です」と伝えても相手は「何をしたらいいの?」と戸惑う。

そうじゃなくて「この企画を通せば、売り上げが出ます」と結論を伝えくてはいけない。

さらに言うと「この企画を通せば、売り上げが出ます。だから、やりましょう」まで伝えるのが結論だ。

結論は「相手に動いてほしい方向性」を示すこと。

例えば先日、私の出席した出版企画書コンペを思い返してみる。

コンペでは塾生が作成した企画書をもとに審査員が選出した人が編集者のまえでプレゼンできる。

この時、編集者に対してプレゼンを行う参加者の中に「私はこういった企画を作りました」としか伝えていなかった人も多かったのかもしれない。

そうではなくて、きっと「私はこういった企画を作った。この企画をもとに書籍を作れば売れる。そして、多くの人を救える。だから、一緒に書籍を作りましょう」と編集者にそういった結論を伝え方向性を示すことができれば興味ありの札が上がりやすかっただろう。

出版を目指す塾生にとって編集者がどういう目的を持ってコンペに参加しているかイメージすることも大切なのかも。

出版企画書コンペに参加する前にこのことを意識しておけばよかったと自分は後悔している。

まあ、後悔は先に立たないので次に繋げることを意識したい。

出版を目指す上では読むべき良書。

城村さんがオススメするわけだ。

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