大切なことは演奏家の自伝の中にも...

画像1 僕が憧れてやまないヴァイオリニストの自伝。自伝にはヴァイオリンを手にしたきっかけや、どこでやる気がでたか、そしてどんな曲と幼時を過ごしたか...いろんなことが記してあります。僕の印象に残ったことの一つは、いま一般的な移調されたり音を削られた(本来の性格を変えられている名曲の)教材ではなく、一生付き合っていける曲とじっくり過ごされていたこと。ミルシュタインは幼いときに取り組んでいたバッハのAllegro assaiを82歳の最後の公開リサイタルでも披露しています。これはすごく大切なことだと思うんです。

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