中村勇太 ヴァイオリン

ヴァイオリンのレッスンや奏法、幼児教育についてつづります。 Official Web …

中村勇太 ヴァイオリン

ヴァイオリンのレッスンや奏法、幼児教育についてつづります。 Official Web https://nakamurayuta.com SkypeレッスンCafetalk 講師 *コメント欄でのご質問や議論はNGでお願いします。

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  • Noteでバイオリンレッスン(^_^)

    日頃レッスンで効果的だった内容をご紹介する記事をまとめています。 ※個別に購入いただくものです。 ※更新は不定期になります。

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100の質問

今更、というか10年ぶりくらいに、改めて答えてみる試み。mixi世代なら知っているはず苦笑。 1. あなたの名前わ? My name is Yuta Nakamura. 2. ヴァイオリン好き? もちろん。 3. ヴァイオリン歴わ? 年中さんから。中学受験で中断歴あり。 4. ヴァイオリンを始めたきっかけわ? 祖父のバイオリンがきれいだと思ったので欲しいと言った。 5. 使ってる楽器わ? 2003年生まれの楽器と20世紀初頭生まれの弓など。 6. オーケストラの経験は? 大

    • 梅雨が来る前に

      普段使いの弓、毛替え完了。 弦楽器は、梅雨前から9月まで 湿気のイライラ時期です。 今、弓の毛がゆるゆるの人は、そろそろ毛替えしておかないと 梅雨の時期に弓の毛が張れなくなります。 メンテナンスには、 音が出る出ないレベルのわかりやすい問題以外に、 感覚が鈍くなる問題、 弾いていてつまらなくなる問題、 など弾く人に起こる、目に見えない"内面の問題"、 そして、 "楽器のあるべき状態がわからなくなる問題"があります。 楽器のあるべき状態がわからなくなると、 いい

        • 謹賀新年

          新春のお慶びを申し上げます。 今年は、雌伏五年!秋にリサイタルを開きます。 コロナ禍前に9年かけたR.シューマン全曲シリーズが終わり、 今回は、これを弾かずには死ねません!という曲を選びました。 皆さま今から手帳にぜひ! そして、今年は新宿区の幼稚園、子ども園にお邪魔し始めて20年目に...なります。早いですね。 レッスン初めは1月2日。 今年も、読譜と技術の有機的な連結について、 生徒くん、生徒ちゃんたちと一緒に考えていきます♪ 健やかな音の一年でありますように、

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        • Noteでバイオリンレッスン(^_^)
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          12月の演奏まとめ

          今年の12月は久しぶりにまとまった子ども園まわりがあり、慣例の表参道茶茶の間さんでの季節のお茶会がありました。 子育て支援のコンサートは、毎度ある程度レパートリーの中でメンテナンスした曲の中からその場で選んで弾きます。譜面台や楽譜は荷物になるだけではなく、おちびちゃんたちの反応をみる障害になる気がします。 今年はとくに、ハイハイくらいの赤ちゃんが中心で、鈴で一緒に、ということもできないので、とくにそういう心掛けが大事なところでした。 ヨチヨチと近づいてきて真横で聴いてくれる

          全国高等学校選抜オーケストラフェスタ

          昨日は今年の鑑賞納め。 生徒くんの晴れ舞台✨ 1カ月前に楽譜が来た選抜合奏、マーラーの交響曲5番のロンド( ◠‿◠ ) 冒頭、冷えてる状態で管のソロはキツイいよぁ、と心配しましたが、中盤から一気にグルーヴがグルグル回り始めてあとはただ涙?? ゲネプロは2回だけだったそうで、ありがちなマスゲーム的な仕上げになっていなくて、クライマックスはとにかくアツかった! 指揮者の計算や指示じゃなくて、自発的な音のぶつかり合いがまとまっていくのが多くの人に伝わったと思います。 この規模感の

          全国高等学校選抜オーケストラフェスタ

          子育て支援コンサート

          子育て支援コンサート

          バイオリンを楽しむヒント〜反復運動??

          ヴァイオリンの解説の中で、手の動きについて反復運動という言葉を耳にすることがあります。 なるほど!と思う人も多いと思います。 しかし、反復運動を言葉で説明できる人がどれくらいいるでしょうか?視覚的に振り子のイメージを持ったりする人もいるでしょうか? 端的にいうと、同じ動作を一定時間繰り返す、という説明が多いと思います。 例えばということで、今回はヴィヴラートを取りあげます。 動画のAとBを、聴き比べて、見比べて何に気づきますか? Aはいわゆる手首のヴィヴラートを誤解

          バイオリンを楽しむヒント〜反復運動??

          バイオリンを楽しむヒント〜アインザッツ

          アインザッツ(Einsats)という言葉があります。 端的にいうと、弾き始める時の合図です。 ヴァイオリンの場合、以下のような動作にそれが現れます。 (例) ・息を吸う音、吐く音 ・息を吸う体の動き ・弓の動き ・弓の動きに伴う体の回転 ・楽器を持ち上げる動作 ・視線 ・共演者を誘い込むような体の動作 発表会や合奏などの場合、共演者に背中を向ける人も多いのではないでしょうか? このとき、出だしが一緒の曲でこじんまりとした動きで始められると、後ろから見ている共演者はもう

          バイオリンを楽しむヒント〜アインザッツ

          バイオリンを楽しむヒント〜アクセント再考

          初歩の教材では、開放弦の四分音符から始まり、段々と音価による弓の配分などの都合を学んだり、スラー、スタッカートなどの導入に進んでいきます。 そういったものの中にある「アクセント」。 はじめに「アクセントはこうだ!」と信じて、アクセントが単一化されがちです。 とりあえず、強くはっきり、歯切れ良く! アクセントについて習うと、こう考えがちではないでしょうか? アクセントをどう処理するか、アクセントを音に具現化する技術とは? 当たり前のようですが、アクセントとはなんぞや、を最初

          バイオリンを楽しむヒント〜アクセント再考

          発表会

          先週金曜日、久しぶりのカフェトーク音楽発表会が無事終了しました。 出演者の皆様、講師の皆さん、事務局の皆様、お疲れ様でした。 客席と同じ高さの舞台で演奏するというのは、大ホールとは都合が違います。 パッとスポットライトを浴びて、モードに入ってーというわけにはいきません。大音量をずっと続けると、客席にはなかなかの苦痛です。 程よい音量で、質感を大切に、ここぞというときに気迫も見せて...客席の空気を感じ、語りかけるように弾く。 これは本当に大変なことです。 舞台袖で

          バイオリンを楽しむヒント〜指を弦上に残す気遣い

          ヴァイオリンではほとんどの曲に移弦があります。 移弦以外の場合でも、指で弦を押さえた状態(弦を締めている)状態から開放に移る時によくある症状と原因をお話しします。 弓で弦を擦る、指で弦をはじく、どちらの場合も擦り終わった瞬間、弾き終わった瞬間(自分の動作が終わった瞬間)、弦はどうなっているでしょうか? 弦の振動は残ります。 残った振動は、段々と減衰していきます。 もしも、「いいえ、動作と同時に弦の振動が止まっています」と言う場合、動作が間違っています。 弦の振動を無理や

          バイオリンを楽しむヒント〜指を弦上に残す気遣い

          バイオリンを楽しむヒント〜受身が大事

          中学高校の頃、男女、クラスを問わず柔道が必修でした。 最初の授業で教わったのが「受身」です。 なぜかというと、怪我をしないためです。 そのまま受け止めると怪我や痛みになってしまうエネルギーを上手に逃す、発散するようなことです。 これが、本当に不思議なもので、達人の受身は「パーンッ」と清々しい音が鳴ります。 ヴァイオリンで楽器を鳴らせない、響かない、ノイズがすると言う場合、エネルギーのコントロールに問題があります。(楽器のセッティングや調整の問題は省きます) 楽器の重

          バイオリンを楽しむヒント〜受身が大事