中村勇太 ヴァイオリン

ヴァイオリンのレッスンや奏法、幼児教育についてつづります。 Official Web https://nakamurayuta.com SkypeレッスンCafetalk 講師 *コメント欄でのご質問や議論はNGでお願いします。

中村勇太 ヴァイオリン

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マガジン

  • Noteでバイオリンレッスン(^_^)

    日頃レッスンで効果的だった内容をご紹介する記事をまとめています。 ※個別に購入いただくものです。 ※更新は不定期になります。

最近の記事

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オンラインレッスン受付中

楽器の仕組み、身体の使い方から考えます。 読譜の段階で、分析と練習を有機的に結びつけます。 音階、練習曲の効果的な使い方をゼロから説明します。 長く、付き合っていける楽曲にじっくり向き合うことで、 生徒さんが、その他の類似曲に自力で取り組めるようになります。 幼稚園、子ども園での活動、 中学受験で一度楽器をリタイアした経験から、 “ヴァイオリンを弾く楽しさ”を 常に発見、再開発できる指導のため、 生徒さんそれぞれの環境や状況を自分ごととして考え、向き合います。 全国

    • ご来場ありがとうございました

      5年ぶりのリサイタルご来場ありがとうございました😊 0歳や2歳の子まで2時間プログラムを 最後までいい子で聴いてくれて感動です✨ これで、生徒さんにクロイツェルとファンタジーをしっかり教えることができます! アンコールは お借りしたガルネリコピー🎻で エルガー 6つのやさしい小品 でした。 リサイタル、来年はやりません。 再来年も...わかりません。 やりたい曲のなかでも、やるべきと思う曲に じっくり向き合って時期を考えたいと思います。 フルートとのデュオなど子ども

      • リサイタルのお誘い

        コロナ禍で雌伏5年。 奏法を見直して、久しぶりに自主リサイタルを開きます。 5年間・・・それまで毎年のようにやってきたリサイタルを中断しただけではなく、いろいろと本を読み、職人さんなどのアドバイスも取り入れ、時間をかけて発音の基本から鍛え直しました。 ちょっとハードルの高いプログラムですが、以前のように毎年やることが今後できるかもわからないので、ピアニストともども丁寧に勉強し直しています。 お忙しい時節とは存じますが、いつもNoteでご覧いただいている皆様もお誘い合わせ

        • 楽曲と演奏家〜素材とお出汁

          前回こんなことを書きました。 クラシック音楽の場合、 楽曲は素材、演奏家はお出汁。 なんでこんなこと、と思われるかも知れません。 ただ、一般的に「楽曲の解釈」が何か、曖昧なままに、納得するための言葉としてつかわれている気もします。 楽曲の解釈とはなにか、ときかれて、すんなり答えられる人がどれくらいいるでしょうか? いろんな意見はあると思います。 個人的に最近思うことを書いてみます。 人ごとに、相性というか、直感で「こうだ!」と掴んで猛進できる作曲家や曲もあります。

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        • Noteでバイオリンレッスン(^_^)
          63本

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          表現と、音の情報量

          前回、楽器で歌う、ということについて書いてみました。 そこを周辺領域を含めて感じるところを考えてみます。 楽器で歌うことを「表現」と大きく括ることもあると思います。 もっと表現しないと!とレッスンで言われることもあるでしょう。 ここでよく混同しがちなのが「楽曲の表現」と「自己表現」です。 言い換えると「楽曲の表現」は「作曲家の表現」であり、「自己表現」は「演奏者の表現」です。 昨今、アートとは自己表現だ、というような風潮なのですが、歴史を遡るとそんなことはないわけ

          「楽器で歌う」とは?

          レッスンでよくある指摘の一つがこちら。 「もっと歌って」 はてさて、「楽器で歌う」とは? いろんなことを考えます。 ヴィヴラートをかけなくちゃ! 弓を長くつかわなくちゃ! この音短いのに歌うってどういうこと? 本能的に、自然にコントロールできるようになっていると、 ついつい「歌って」といいがちです。 改めて結果的に「歌えている」状態はどこから来るのか考えてみましょう。 単純に考えてみましょう。 歌とはなにか。 ネットの辞書をざっとみると、こう書いてあります。 ——

          「楽器で歌う」とは?

          レパートリーとは

          レパートリー。 一回弾いた、一回弾けるようになった楽曲はレパートリーでしょうか? いいえ、経験した曲ではなく、 いつでも弾ける楽曲のことですね。 もちろんいつでも弾けるから準備はいらない、と言うことではありません。 例えば、数日から1週間でベストの状態にもっていける、あるいはより良く仕上げられる状態と考えていいと思います。 (ごくまれに、世界クラスのソリストだと、何年振りの曲でも練習なしでゲネプロで弾けてしまうという方もいますが汗) では、数日から1週間程度で過去の仕

          一緒に考えるお稽古

          ヴァイオリンの習熟過程は、昭和の時代からいくつかの高名な先生方によるメソッドや教本をなぞる時代が続いてきました。 しかし、そういった伝統的な教材を辿るだけ、指導者がかつて教わった流れだけでは生徒さんの成長が止まってしまうケースが多くあります。 つまづいてしまうことは必ずありますし、細かい積み残しが溜まった壁は、いつかやってきます。 そこで「できない」と思うと、もう脳が考えることをやめてしまうので閃く可能性がゼロになります。 こうなってしまうと、生徒さん本人の中からやり直

          本筋を変えない柔軟なカリキュラム

          最近、周りの同業者に聞いても似たケースが少なくないようなのですが、こんなことがあります。 親御さんが、子どもさんをコントロールできなくなっているケース。 最近は親御さんの叱咤を恐れない、かなり強気なお子さんもいます。 コントロールとか管理っていうと、噛みつかれそうな世の中ですが、躾とはまた違う気がします。 親子関係っていうのが、時代とか世代でこんなにも違うものなんだなぁ、とよく感じます。 能力とか、技術、思索や思考の土壌は、お金を払うだけでは身につきません。 情報として

          本筋を変えない柔軟なカリキュラム

          お子様のレッスン〜方針と流れ

          お子様のレッスンは、楽しくそれなりにー、というご意見も多いと思います。 しかし、それで後々本人が後悔したり、深い愉しみに至らなかったら、大変残念なことです。 全員にプロレベルやセミプロの域を目指せとは言いません。でも、せっかく長い時間をお預かりするのであれば、指導者は生徒さんに「いいものがわかる」ハイアマチュアになって欲しいと思うものです。 いいものがわかる、というのは知名度や歴の話にまどわされず、「プロが尊敬するプロの凄み」がわかる、ということです。 それを少し具体化

          お子様のレッスン〜方針と流れ

          カフェトーク音楽発表会

          今年も無事、カフェトーク音楽発表会が終わりました😌 親御さんの見ていない舞台袖、舞台に立つ前、子供たちがジーッと、自分と向き合う表情を見守るドアマン役はほんとうにジーンとくる時間😭 うちも生徒くんが1人参加。 他に仕上がっている華やかな大曲もあったのに、 本人が選んだのはバッハのフーガアレグロ。 彼は今年、ちょっとくさりかけていた時期があったのですが、 今回、曲を決めてから、本人の中で色々な目盛りが細かくなり、 課題をちゃんと認識したようです。大成長‼️ やっぱり、

          カフェトーク音楽発表会

          生徒くんの部活動

          生徒くんの部活引退の演奏会へ、 20年ぶりの千葉駅。そして初下車。 ハンカチ持ってきましたが、ステージに出てきたところでまず涙。。 一年前は、大丈夫か?汗、と思っていましたが、今日はどこをとっても、文句なしのコンマスぶりでした👏 コンマスのやることとやり方は〜、と基本の要件だけ伝えて、それ以降は基本的に学校の曲はノータッチできました。 バイオリンという楽器の全体像を掴むための曲はそれなりにこなしてきたので、見直すべき癖以外は、環境が導くでしょ!なんとかならぁな!という

          つづく子、つづかない子

          お稽古事というより、習い事という言葉の方が最近は馴染みがありますね。 20年くらい指導業をやってきて、経験的に思うことを書いてみたいと思います。 大前提として、〜に効果がある、という目的で楽器をやるのは微妙です。 楽器や音楽そのものが面白いからやるのであって、それ以外に価値はありません。 リベラル・アーツです。 例えば右脳に効くという目的で登る山と、バイオリンが楽しいと登る山は、そもそも山が違うわけです。 バイオリンが楽しいと登る山の途中に、〜に効くとか、色んなオプション

          つづく子、つづかない子

          脱力とはなにか

          脱力!力を抜いて! よく言われます。 でも、言われた方は大抵わかりません。 力を使わずに弾くの? あ、たしかに自分の体が力んでるかも。という程度の受け止めになりがちです。 僕の考えが至る範囲では、脱力にはいくつか要素があると思っています。 まず、構えの段階で「筋肉の張り」を使うこと。 次に、動作の段階で余分な力を使わないこと。 さらに、弾くパッセージに合わせて、動作と勢いを括ってまとめられていること。 構えのことは他の記事でも書いてきているのですが、メインの要素を挙げ

          手と指

          手が大きいと、楽器に向いてますね!、と言われることがあります。 個人的には、果たしてそうなのだろうか?と思います。 バイオリンの場合、一言で手の大きさといっても、見るべきところが幾つもあります。 個人的に左手でよく見るところは、この三つです。 指の長さのバランス 指の関節の曲がり方 指先の形 指の長さのバランス 左手の構え方の見た目が変わります。 指の長さのバランスに対応しつつ、本人に合う基本の構え、応用の構えするための関連要素を調整する必要があります。 それは、手の