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「言葉化」という魔法。

コンセプト図表

前回の記事で「自分オリジナル」の商品やサービスをつくる上での内容を書きましたが、今日はその続きということで「言葉化」にフォーカスして書いていこうと思います。
前回の記事はこちらです。



自分で考えた「アイデア」を商品やサービスとして組み立てていく。
なかなかロマンのある話しで私も大好きなのですが、中小企業やフリーランサーがそれに挑戦すると結構な確率でうまくいかないケースが発生します。

それは「商品化」という工程を踏まずに、感覚で「商品をつくりあげてしまう」からですね。結果的に”それを買ってくれるお客様を置き去りにしてしまう”のです。

何事にも工程があります。何をどう考え、どう実行していくのか。
そこにひとつの大きなノウハウ格差が生じるわけです。

さて、今日は「こんな商品・サービスを世に出したい」ということは決まって、さあ!それをコンセプトメイクしていこう!というタイミングで 私のやっている方法を開示しようと思います。
それはつまり「言葉化」です。

コンセプトを言葉にする。それがとても重要です。
写真や動画もいいけど、やはり先に必要なのは「言葉」です。文字です。
写真や画像などのビジュアルやデザインはその次。
なぜならばそれらは「言葉があって生きるもの」だからです。

言葉で想像してもらう」。それが最もコンセプチュアルな戦略だと私は思っています。言葉によって人は感情移入し、感激し、笑い、そして感動するのです。

言葉によって創るべきもの。それは「それ、欲しい」という感情です。
このヘタクソな手書き表を見てください。
私がいつも言葉によって創っているものはコレです。

それ欲しいを創る

人の幸せや喜びにつながるか。

実はもう何年も前から「幸せの方向」が変わっています。
モノの豊かさ」は客観的で性能的。まさに技術力の進化によって得られた「文明感情」です。

今の時代は主観的で社会的な「ココロの豊かさ」を人は欲しています。
喜びや感動がなければ人を巻き込むことすらできない。ココロの豊かさをどう伝えていくか。
それには人間の生き方、暮らし方の提案を含めた「付加価値」が必要です。

技術力によって生まれた高い性能だけでなく、その上で「あ、それ好き」という感情を”言葉によって”つくる必要があるのです。


私が無印良品のメルマガからピックアップしたシンプルな「文字」を紹介しましょう。皆さんは何をどう感じるでしょうか。

自然、当然、無印。

はじまる、くらし。

何もない素敵。

好きなものはシンプル。

平凡は非凡。

気持ち、晴れ。(梅雨時のメルマガ)

自然と無名で、シンプルに地球大。

ちょっとコピーの話しのようになってしまいましたが、言いたいことは「キャッチコピーを考えよう」ではありません。

コンセプトを「言葉化」するということは、”直感的に何かを伝える”ということだと伝えたいのです。

それを買うことで手に入る「自分の未来」を直感的に伝える言葉。
それを私は「コンセプトメイク」と呼んで実践しているのです。
そしてその工程は、無名の会社が出すオリジナル商品・サービスをヒット商品にするためには必ず必要だと、私の経験則からお伝えしておきましょう。

言葉は人の感情だけでなく、行動(買うという行動)までも動かすのです。


# いい言葉には「想い」がある。



それでは今日はこのへんで。
いつもお読みいただきありがとうございます。


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