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結果は誰にもわからない

僕は大学在学中、2度手術をした。


何故なら、
バドミトン部で練習中に利き手側である
右肩を脱臼し、
満足のいく練習、試合ができなくなったためだ。



入部当初は順調に上達していくプランも自分の中にはあった。
誰もが期待してくれていた。




しかし、

結果は100%、予想できるものではない
未来なんて誰にもわからない。


悔しいが、
脱臼という突然現れた壁を乗り越えることに集中した。






脱臼を治すために行った手術方法は、
内視鏡手術といい

体への負担が少ない方法を採用していただいた。



何故なら、
まだ部活で目標に向かって努力していきたい気持ちが強かったため、
早急な体の回復を求めたためだ。


僕はなんとしてでも早く部活に復帰したかった。



手術をすれば脱臼が完治しなくても
以前よりバドミントンに集中できると思っていた。


信じていた





しかし、思うようにことは進まなかった。





手術後、リハビリを頑張って
すぐに退院して部活に出てやる。



そう意気込んで挑んだ手術






結果は僕のメンタルを折りかけた。






手術は無事成功した。

しかし、半日〜丸一日ほど
右下半身が全く動かなかったのだ。



不思議と脳には
右下半身を動かしている感覚があった。

しかし現実は全く違った。





初めての感覚、
そして味わった絶望。




僕はもう立つことも出来なくなってしまったのか。



麻酔科の先生を呼んだが、
先生方も不安が滲み出た顔をしていた。



そう、

手術に前例はあるけれど、
人間一人一人全く同じDNA、体の機能が備わっているとは限らない。

むしろ全く異なっているはず。


結果は誰にもわからない



でも困難な状況を打破する策は
誰でも発想することができる。

100%




とにかく僕は意識を右下半身に集中させ、
ギリギリ動く脚の付け根から徐々に
動きをコントロールできるように力を加えていった。



しばらくして、



動いた




普段生活している中では感じることのできない

動いただけで幸せ



その感覚を味わった。
泣けてきた。



そしてリハビリに対する闘志もフツフツと湧いてきた






何がなんでもバドミントンをやる。





結果は、

部活に復帰することができた。


結果は誰にもわからない



自分が諦めなければ、
100人中、100人が厳しいと言ったことも
覆すことができることがある。


僕ではなく、否定した100人全員が間違っていた。


それを頑張って証明する。
快感。







今回の件は、
みんなに否定されたわけではない。

「麻酔が何故か右下半身だけ効きすぎている」



そう考えてみんな前向きに接してくれた。


病室で思いもよらぬ事態が起きているにも関わらず、徐々にメンタルを回復することができた。




結果は誰にもわからない
否定されれば、その否定が間違っていると証明できるように努力する。

そうして、
自分の味方である人を見つけられたり、
不可能とも言われた前例を自ら創り出す。




過去の偉人たちは、
そのようにして輝きを放ったのかもしれない。




誰かに否定されても、

結果は誰にもわからない

と自分に言い聞かせて乗り越える。


そうすると、
自分の望んだ未来を
切り開くことができるかもしれない!


📸病室

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